爆風スランプ 40周年ライブ(LINE CUBE SHIBUYA)

久々に渋谷に。相変わらず人の多さに圧倒される。東京に住んでいる自分も圧倒されるのだから、地方から上京してきた人や、インバウンドの外国人観光客が驚くのもわかります。

この日、爆風スランプの40周年ライブが開催されるという事で、ご招待頂いたのです。

実は渋谷のセンター街を入って最初の角を右に曲がった所、今はプリント屋さんになっている所に、ロンドンというキャバレーがあり、その上に屋根裏というライブハウスがありました。爆風スランプは、アマチュアの頃にここを拠点としていたのですが、その頃からの知り合いなのです。

会場は、LINE CUBE SHIBUYA。今回のツアーのキャッチフレーズでもある「あの頃の中高生が、今、中高年に」の通り、会場には沢山の中高年が。

会場には、寺脇康文さんや岸谷五朗さんからの花もありましたが、彼らがSET隊というグループを組んでコントをやっていた時、そのコントを書いていた事もあり、こちらも懐かしくなりました。

さて、ライブですが、本来なら何十周年記念というライブはあまり観たくない方で、ワクワクして観たら、声が出なくて、観るのが辛くなってしまった事が何度かありトラウマに。

しかし、そんな心配は不要でした。声が出るようになる為に、健康的な事を全て実践してヴィーガンにまでなった中野さんの、声量が凄い。26年ぶりのツアーなのに、あの頃よりも出ているんじゃないかというぐらい。

ドラムのファンキー末吉さんと、ベースのBBQ和佐田さんの刻む、重低音なリズム。そしてテクニックがもの凄い。これはTHE FIRST TAKEで、初めて爆風スランプの演奏を観た若者達も、こんなに上手いグループだったの?と驚いていましたが、LINE CUBE SHIBUYAという2000人規模の会場だからこそ、音ずれもなく、気持ちよく自分の体に刻まれていきました。

そして、パッパラー河合さんのギターの音色が凄く良い。80年代あたりの洋楽の音が鳴っているのですよ。「たいやきやいた」という曲のイントロが鳴り響いた瞬間に、「これボストンのドント・ルック・バックじゃん」と、その音色に感動しました。

最後に「あの頃の中高生が、今、中高年に。その中高年の力を合わせて、また武道館を目指そうじゃないか」という言葉に、ジーンと来てしまいました。

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