ツール・ド・フランス 2019

自分の興奮を分かち合えない1ヶ月が終わりました。21ステージで総合優勝を争う世界最大の自転車レース、ツール・ド・フランスが閉幕しました。

今年は盛り上がるのかな?と当初懐疑的でした。

クリス・フルーム、トム・デュムランという総合優勝争いにかかわる2選手が怪我の為、欠場。平地決戦で強さを見せたマルセル・キッテルは引退、マーク・カヴェンディッシュは選出漏れ、アンドレ・グライペルはエース座を奪われ、格下のプロコンチネンタルに移籍。始まる前から、なんだか寂しいムードが漂います。

ただ、逆に戦力が均衡した事で、例年は安パイな鉄板レースになりがちだったのですが、今年は、いろんなドラマも生まれました。

久々にフランス人ライダーが上位に顔を揃え、盛り上がる現地。ところが、そんなフランス人ライダーを不運が襲いました。

総合5位につけていたティボ・ピノーは、第17ステージで落車を回避した際に、左膝をハンドルに強打しレース続行が不可能になり、リタイア。

それまで総合1位のアラフィリップは、第19ステージで、ベルナルに逆転された途端に、その先のコースが積雪で不通となり、レースが途中で打ち切られ、逆転が不可能となる不運。

ただ、個人的には自分と同じロードバイク「リドレー」に乗るベルギーのチーム「ロット・スーダル」が活躍し、最高の夏となりました。

逃げ職人トーマス・デヘントが、第8ステージで200kmを逃げ切ってステージ優勝。このときは、他チームのファンの方々からも「凄いレース」と祝福が。

そして象徴的だったのは、昨年までのエース、アンドレ・グライペルと入れ代わりで入った、カレブ・ユアン。21戦の最終戦は、花のシャンゼリゼ決戦と言われ、かつてはグライペルが、シャンゼリゼ職人として勝ちを積み上げていたのですが、今年は、新エースのユアンが見事勝利。グライペルが後ろにつけていたので勝って欲しい気もあったのですが、新旧世代交代が達成されてしまいました。

いろんな意味で世代交代を感じた今大会。日本は令和になりましたが、ツールも新しい時代に突入しましたね。

…とここまで読んでくれた人の大多数が、ちんぷんかんぷんだと思います。だから、他の人とは話をせず、一人で楽しんで来ました。大変申し訳ないのですが、高校野球とか全く興味がないので、リアクション薄くても責めないでください。僕も、興味の無い方に強要するような事はするつもりはないので。

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ジロ・デ・イタリア 2019

世界3大自転車レース、グランツールの一つジロ・デ・イタリアが開幕しました。と言っても周りにこの興奮を分かち合える人もなく、引きこもりの一ヶ月がスタートしました。

日本人選手はUCIプロコンチネンタルチーム「NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ファイザネ」から、初山翔選手と西村大輝選手が出場しましたが、西村選手は残念ながら第1ステージで、初日のタイムトライアルでタイムアウトに。体調不良との事。初山選手は、第3ステージで単独で逃げ、144kmにわたって独走を続け、爪痕を残す事が出来ました。

日本人選手は、新城幸也選手、別府史之選手以降、世界を相手に活躍する選手が続いていないので、初山選手にはこの後も爪痕を残して欲しいなあと思います。

ところで、第1ステージの個人タイムトライアルは、ユンボ・ヴィスマのプリモシュ・ログリッチェ選手が異例の早さで優勝。ただ、放送では平坦部分の平均速度が70.5㎞と紹介されていましたが、さすがにそれは何かの間違いかと。第2ステージで優勝したアッカーマンのスプリント、最高速が72㎞だからです。

かつて、グライペルのスプリント最高速を73.8 km/hと書いた事があったので、観ながらそんな訳ねーだろ!と画面にツッコミを入れていました。

ところで、僕が応援しているチーム、ロット・ソウダル。かつてはソウダルと呼ぶのが主流だったんですが、最近はロット・スーダル派が多くなって来ました。こっちに合わせるの?

それは置いといて、かつてはビューティフルトレインのロットでしたが、エース・スプリンターのグライペルの不調と共にトレインが崩壊する事が多くなっていました。いつの間にかグライペルが車列から外れ位置取りで迷子になる事が多かったのです。

今年からエーススプリンターは、グライペルからカレブ・ユアンにチェンジ。ここまでの所、いいトレインが組めています。残り1㎞で4枚残っていたりって最近は無かったですもんね。ここまでの所、2位が2回と、まだ勝利は挙げられていませんが、どこかの平坦ステージで勝ってくれる事を祈っています。

さて、サイクルロードレース好きでも無ければ、何が書かれているか、ちんぷんかんぷんだと思いますが、こうして分かち合える人もなく、一人興奮している事だけが伝われば、それでよいと思います。

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