OIKAZE RNC(千葉県市原市)


超久々に自転車にまつわるカフェの話。

千葉のbayfmで小湊鐵道沿線の情報を紹介するコーナーがあり、その取材に。今回は自転車ではなく車での取材だったのですが、いつか自転車で走りたいなあという気持ちになりました。

雰囲気としては埼玉県の飯能の奥、名栗地区に雰囲気が似ている感じ。小湊鐵道沿線の人達が地域を盛り上げようとしていて、その一つに自転車という要素があり、駅や美術館などにもサイクルラックを置き始めました。

飯能だとcafe KIKIが、サイクリストの拠点となり、休憩スポットや公衆トイレなどにサイクルラックを寄贈して、サイクリストにとって快適な環境をコツコツと作り始めました。すると、サイクリストが徐々に増え、エリアの飲食店のほとんどが、サイクルラックを設置するように。

それがちょうど、5〜6年前ぐらいで、その頃の機運と似ている気がします。

高滝湖の周辺は、廃校になった小学校の校庭を使ってグランピングの施設を作ったり、彫刻の丘をリノベーションした湖畔美術館があったり、人気のスポットが。


また、房総半島の中心地は、地層が柔らかく、素掘りのトンネルなども数多く存在します。


また地層が柔らかいことで、川の蛇行で段丘が削られ、それで発見されたのがチバニアンです。地球46億年の歴史の中で地球磁場のN極とS極が逆転していた時期があり、その証拠が見つかったのです。

地場が逆転していた証拠は色々あるのですが、それが地表に露出しているのは、イタリアとこの千葉の2ヶ所だけで、段丘が削られた事で大きく露出しているのは千葉の方で、世界的な発見の地に。


その磁気が逆転している所に、ゴールデンスパイクという国際標準地示す目印が設置されました。切れ目から上がチバニアンの時代。下がカンブリア紀である事が刻印されています。

なかなか説明無しでは理解出来ないと思いますが、週末はガイドさんが常駐していて、わかりやすく説明してくれます。

こういうブラタモリ的な地形や地質に関する事の宝庫なので、自転車で走りながら止めては観察するというのが、非常に楽しい場所です。大河ドラマ的にいえば、上総介にまつわる物も色々ああります。


そのチバニアンに近い場所にあるのが、サイクルカフェの「OIKAZE」。

この小湊鐵道沿線のエリアでは、地域おこし協力隊を募集していて、物件などの斡旋などもしてくれるので、リモートワークが出来る時代に移住して来たり、2拠点生活をする人が増えています。

こちらも、このあたりまで遠征して来ていたサイクリストが、だったら自転車にまつわるカフェを作ろうという事で、古民家をセルフリノベーションしながら始めたカフェです。


収録の時には、外にお知らせの看板が。


表ににもサイクルラックがありますが、店内にもラックがあり停められます。盗難が心配な方は、ぜひ店内へ。

リノベーションの時に床をコンクリートで固めました。というのも、シューズにはビンディング金具がついていて、床を傷つけないようにカバーをする様に指示される事もあるのですが、こちらは、そのまま入れるようにコンクリートに。


縁側だった所に椅子を置いたり、そのまま縁側部分に腰掛けられるようになっていたり、古民家の床を剥がして一段低くした事を上手に利用しています。


ヘルメット等は、ご主人の私物なのですが、レンタサイクルでこの辺を周遊する人に貸し出したりもしています。また、ここに集まるサイクリスト達が、パンク用のチューブなどを寄贈したりして、何かの時の駆け込み場所にもなっています。


キッチンもあって、休憩した時の為の、軽食やドリンクも。


オレンジの輪切りを車輪に見立てて、チョコをコーティングしたスイーツなど、おいしさと補給を兼ねた物も。

補給食には、あんバターサンドもあるのですが、この「あん」は、沿線の和菓子屋さんの「あん」を使わせてもらった物。こうした沿線の繋がりなどもあり、自転車以外への視点での盛り上げとも連携しています。

この日、取材の時に出して頂いたのは、こちらのアイス珈琲と、沿線の和菓子屋さんのお菓子。

千葉までって自走しようとすると、江戸川越えと、狭くて混む国道14号線、大型トラックの往来が激しい市原の臨海工業地帯と、いろいろとハードルが高い地域があるのですが、それこそブロンプトンとかの折りたたみ自転車で、内房線の五井まで輪行して、田園風景をさくっと走るというようなのに向いているコースなのかなと思いました。

こういう体験をすると、ブロンプトン欲しい熱も湧いてくるなあ。

今から7年前の、埼玉の飯能の奥、名栗地区がちょうどこんな感じでした。そこから各お店がサイクルラックを設置して、どんどんサイクリストの聖地化していくのですが、このエリアにも、そんな可能性を感じました。

■OIKAZE RNC
■千葉県市原市田淵791
■営業:9:00〜17:00
■定休日:休みは不定期なのでSNSをチェック!
■場所はこのへん
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栗原コーヒー(羽根倉橋)

【ご報告】痔がが治りました。

芸能人の「ご報告」ネタでくだらない事をやってみたいと前々から思っていたのですが、マジネタで痔が完治したご報告です。

最近、全然ロードに乗らないなあと思っていた方もいると思うのですが、実は春先に痔になってしまい、その手術をした為に医者から自転車禁止令が出ていたのです。

痔と自転車は関係なくて、どちらかというとお酒の飲み過ぎが原因の痔瘻になり、自然治癒はないので、日帰り手術をしました。術後1ヶ月ぐらいしてから、ジョギングはOKだけど自転車はしばらく見合わせてくださいと言われ、7月いっぱいまで控えていたのですが、その後、猛暑〜台風でロードに乗る機会を失っていました。

11月になって今年初のロードバイク、荒川サイクリングロードです。

台風で水没し、分断されている荒川サイクリングロードの様子を確かめる為にリドレーで出かけました。今回は笹目橋から上流方面です。

笹目橋付近のサイクリングロードは泥の堆積などもなく快適でした。ただ、グラウンドの野球少年達は練習ではなく、グラウンドの整備でした。流れ着いた石などを拾い、流されたマウンドを構築するという作業。家族も作業の合間の水分補給など、サポートをしていました。

朝霞水門の所で休憩している自転車乗りに話しかけたら、下流に行って来た帰りで、戸田橋の浸み出し以外は快適でしたとの事。ただ、この辺から街に降りるらしく上流はわからないとの事でした。

朝霞水門を越えてすぐの場所、通常なら土手下なのですが走れるのか?それとも右岸の土手上を行ったらいいのか悩んでいたら、下からロードが何台か来たので、土手下に下る事にしました。

羽根倉橋までは、荒川サイクリングロードの泥なども綺麗に清掃され、河川敷のゴルフ場なども復活していて台風以前と変わらない感じ。

ただ、羽根倉橋の下で、車からドラムセットを降ろし叩いている人がいます。通常なら秋ヶ瀬公園の中央あたりが、野外ドラムの練習エリア。そこで「秋ヶ瀬公園」をTwitterで検索してみると「通行禁止」のツイートがいくつかあったので、本来なら左岸にわたる所を、わたらずに右岸を上流に向かう事にしました。

あ…河原は上流から下流をみて、右手が右岸、左が左岸です。

ところが、羽根倉橋付近の右岸は、工事中で土手の通行禁止。

そこで、看板に記されていた迂回路を使う事に。

土手を降りてまっすぐ行くとY字路が出て来ます。それを右折。

右折して、またすぐ右折すると水門が見えてきますので、そちらへ向かいましょう。

右岸土手上を羽根倉橋方面へ。下にも道があるのですが、通常は左岸の秋ヶ瀬公園を使うので、右岸は整備されていませんでした。

羽根倉橋手前で、河原にピンクの一帯があるのを発見。

土手下に降りてみると、水没したものの、その後見事に咲いたコスモス畑でした。葉っぱなどは結構枯れているのですがそれをも華を咲かせる生命力の強さ!

羽根倉橋は、上流側、左側の歩道が工事の為封鎖されていたので、右の歩道を。逆走した訳ではありません。

秋ヶ瀬公園は遊水池で、荒川が氾濫しないように、いざという時には水を溜める場所。なので、あのように水が漏れるように堤防が低く作ってある場所があります。

そういう意味で今回の水没は予定通りなのです。

羽根倉橋の上からみた秋ヶ瀬公園内の荒川サイクリングロード。このもうちょい先がカフェdo秋ヶ瀬といわれる自販機エリアです。まだ泥が堆積しています。

というのも、秋ヶ瀬公園は通行禁止になっているからです。反対エリアは通行禁止の標識が無かったらしく、迷い込んで、ここで出ようとして、通行禁止を知ったローディーがいたのですが、まだ中は泥だらけで走りにくいとの事でした。

閉ざされたゲートにも「閉門」のお知らせが!
本来なら、この後上流に向かい、西遊馬公園方面に行きたいのですが、途中倒木で通行できないとの情報があったので、近くのカフェで休憩する事に。

羽根倉橋の左岸、土手を降りた住宅地にあるのが、栗原コーヒー。

バイクラックも完備していて、秋ヶ瀬付近で休憩したい人達はこちらに立ち寄るようです。1年ブランクで、こちらの情報、キャッチ出来ていませんでした。

頂いたのは、トマトとモッツァレラのパニーニと、本日のコーヒー。コーヒーカップは好きな物を選べるシステム。

本日のコーヒーは、ドミニカのナチュラルフルーティー。「ナチュラル」好きの自分ですが、だいたいナチュラルとうたっているのはエチオピアが多いので、「ナチュラルってドミニカにもあるんですね」と聞いてみると、日本ではドミニカの豆自体が珍しいとの事。

とりあえず、西遊馬公園、指扇方面の足止めはくらったものの、羽根倉橋にカフェがあるのを知ったのは収穫ですね。

■栗原コーヒー (栗原coffee)
■埼玉県さいたま市桜区下大久保1168-3
■営業:10:00~18:00
■定休日:月曜
場所はこのへん
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