TWICE @味の素スタジアム

「チコちゃんに叱られる」で「なぜ年をとるとアイドルの顔が全部同じに見えるのか?」というのをやっていたそうですが、チコちゃんが発表した答えは「顔が外国人のように見えるから」だったそうです。

これは年を取ると若い人と接する事が少なくなり、若い人の顔のデータが脳に蓄積されなくなり、顔を認識判別する為のデータが不足して、同じくデータの少ない外国人のように、同じにみえるとの事。自分にとって1年ちょい前まではTWICEは、そういう存在でした。

でも芸能エンタメの仕事をしているのに、売れているグループの事を「知らね」と言っているのはマズいんじゃないかと思って、脳トレの一環としてTWICEを見分ける訓練をし始めたのが、見始めたきっかけです。

一度覚えたつもりでも、K-POPは曲ごとに髪型や髪色が変わるので何度も振り出しに。ところが、見分けられるようになったら、もう間違えません。何で見分けられなかったの?というぐらい、個性が違います。

脳内の紡錘状回で顔の判別がされるそうなのですが、TWICEで鍛えられたのか、別のK-POPグループBLACKPINKや、LE SSERAFIMをみても、判別が早くなったのです。本当に脳トレになってんじゃん。ボケ防止にK-POPの顔の判別への挑戦、オススメです。笑

顔の認識でもう一つビックリした事が。TwitterやInstagramにコンサートを訪れたメンバーの家族の写真がアップされていたりするのですが、関係者受付の入り口の所で待ち合わせしていたら、隣りに立っていたのが日本人メンバーのミナのお母さんだった事。いろんな人に挨拶されているので誰?と思ったら、そうでした。知らず知らずのうちに家族の顔までインプットされていたのか…。

場内は撮影禁止なので、オフィシャルのTwitterの写真をお借りすると、席はアリーナ左手にあるテントのちょい左上のスタンド席。ステージ、花道を肉眼で確認出来る良い席でした。

初めてのライブを観ていて、好きになった理由がわかって来ました。以前好きだったグループ、解散してしまったハロプロの℃-uteと魅力的な要素が似ているのです。

TWICEはジヒョ、ナヨンというツインボーカルが圧倒的な歌唱力と声量で歌声を響かせますが、℃-uteでは鈴木愛理、岡井千聖のツインボーカルは日本のアイドル随一でした。さらにダンスのシンクロ率。日本のアイドル文化って未熟なアイドルを応援しながら育成するという要素が大きいですが、℃-uteは完璧にシンクロするダンスが、他のアイドルの目標となり、アイドルが憧れるアイドルの代名詞も。℃-uteは5人でしたが、TWICEは9人になってシンクロしているのですよ。これが凄い。

WBCで大谷、ダルビッシュ、吉田のメジャー組の圧倒的な凄さをみせつけられましたが、TWICEにも日本人メンバー、ミナ、サナ、モモのミサモがいて、ワールドツアーで世界中の人達を魅了させてきているスケールの違いというのを見せつけられました。

個人的な感動ポイントとしては、好きな曲「Feel Special」を生バンドバージョンで聞けた事。一緒に行った女性2人は、ジヒョの歌声が凄いと感動していましたが、もっともそれが発揮されたのが、この曲だったと思います。

後は、LIKEYのブリッジのソロのダンスのパート、珍しくサナが踊ったのが印象的。レアなんじゃないでしょうか?

そして一番大人しいと言われていたミナが、セクシー路線のダンスで大歓声を浴びていた事。ウケればウケるほど、どんどんセクシーになっていく。こういうツボを知る事で、覚醒して変わっていくんだなあと思いました。

現場からは以上です。

Pocket
LINEで送る

モーニング娘。’18 武道館

久々のモーニング娘。武道館。2017年に℃-uteの解散コンサートに参戦して燃え尽きて以来、急激にアイドル熱が冷め、自分が担当している番組のDJ岡田ロビン翔子さんが所属していたチャオベッラ チンクエッティのライブに行くぐらい。そのチャオベラも解散して、ライブに行く機会ゼロになっていました。

そんな中、ハロプロ熱が消えない友人から、モーニング娘。’18に行きたいと熱い訴えが。この武道館公演でメンバーの飯窪春菜さんが卒業となる卒コンは、チケットも取れそうにないというので、アップフロントさんとパイプのある僕が取る事に。だったら一緒に行こうかという事で、久々に足を運びました。

前回は?というと、鞘師里保さんの卒業ライブ、2015年の12月8日。3年ぶりのモーニング娘となります。ちょっと浦島太郎状態です。

まず、驚いたのはファン層の変化。若いファンが圧倒的。また女性率がものすごいUPしているのです。僕が行っていた頃は、女性率が高いのでおなじみなのは℃-uteで、高い時は半々というぐらいの時も。その頃、同じハロプロでもモーニング娘。は、オジサン率が高かったです。

ところが今回は、4割ぐらいが若い女性。この3年で何が起きたのでしょう?

ちなみにこのライブの2日後に音楽業界を目指す専門学校の生徒が10人ぐらい番組見学に来たのですが、その中の一人の女の子がモーニング娘。のファンで、このライブにも来ていたそうです。「なんか女性ファン率高くなってない?」と聞くと、「そうなんです!」と嬉しそうに。女優の松岡茉優さんがモーニング娘。ファンを公言したり、音楽番組で関ジャニ∞や、SEXY Zoneなどとコラボしたりしているのが、モーニング娘。にハマるきっかけの一つにもなっているようです。

ちなみに、その翌日に元℃-uteの鈴木愛理さんのマネージャーさんとお会いしたので聞いてみたら、鈴木愛理さんの場合は女性ファッション誌のモデルをやっている事もあって、女性率が高いのですが、ファンクラブ経由じゃなく、チケットセンターを通じた一般からの率が高くなっているのが特徴と言っていました。

ちょっと見ないうちに、ハロプロを取り囲む環境も大きく変わっていたのですね。しかもモーニング娘。武道館2DAYSのチケットがソウルドアウト。今後、DA PUMPのダサかっこいいのリバイバルブームのように、再ブームが来そうな予感もさせています。

驚きが凄かったので前置きが長くなりましたが、ライブはというと、素晴らしいの一言。

やはり数あるアイドルグループの中で、「生歌」での歌唱力の高さは安定しています。しかもダンスをしながら。いろんなコンセプトのアイドルがいますが、スキルで戦ったら、モーニング娘。を倒せるグループはそういないんじゃないでしょうか?

あと意外に刺さったのが、音。アレンジですね。テクノの神様、細野晴臣さんが「モーニング娘。の音を聞いて負けたと思った」と語った事が話題ですが、割と新しめの曲も電子音バリバリの再アレンジがされているのです。その音をバックに「生歌」でガシガシ歌うというギャップが良かったです。

ずーっと通うというのも大切ですが、ブランクが空いたからこそわかる新鮮な驚き。誰々が好きとか、箱押しというアイドルファンというより、音楽ファンという目線に変わりましたが、そういう目線で見ても、今回の武道館ライブは、素晴らしかったと思います。

Pocket
LINEで送る