シュルプリース(小竹向原)

シュルプリース

副都心線の開通で便利になった小竹向原周辺だけど、
単純な話、お茶をしようとしても、出来る場所がなかなか見つかりません。
カフェというとサイマーケットとか、駅の出口付近のアカシアぐらい。
意外と「お店で待ってて」というような待ち合わせなどに困る駅なのです。

そんな中で割と最近出来たのがケーキ屋さんに併設されたカフェ「シュルプリース」。

元々はドラッグストアだった場所だという事は、説明しなくてもおわかりでしょう。

あと関係ないけどドラッグストアで売ってないドラッグで逮捕されたイケメン俳優が、
保釈された後、マスコミとカーチェイスしたあげく
逃げ込んで姿をくらましたのがこの駅です。

こちらのお店は、住宅街の割りにオープンテラスなども併設されていて、
ドラマの撮影などにも使われた事があるそうです。

店内

入ってすぐの正面がケーキショップ。
その左手がカフェスペースになっていて、
ここで選んだケーキを奥でも頂けるようになっています。

店内

お店の中央には何故かグランドピアノ。
たまにはコンサートでも開かれる事があるんでしょうか?
一応分煙になっていて、一番奥の方が喫煙席でした。

レアチーズケーキ

頂いたのは、レアチーズケーキ420円と、ダージリン500円。

ケーキを頂くときは、最近は砂糖を使わなくなりました。
口の中の甘さを紅茶で流してちょうどいい感じ。
最近は、すっかりこのパターンです。

お客さんはご近所の主婦と思える方々が多かったです。
主婦の方々の場合もガールズトークっていうのでしょうか?
ともかく「ちょっと聞いてよ!」というフレーズが
ヘビーローテーションで飛び交っていました。

お隣では、一方の方が「そろそろ…」的な雰囲気を醸しだし、
「今日、夕食の準備でアレ買わなきゃ」とか、
「今日、息子の塾が無くて」とか、
この後、予定がある事を暗にほのめかし、コートも隣の席から膝の上に乗せて
タイミングあれば着ようかという感じでいるのですが
も1人の方が「あそうなの。でさあ」とまた自分の事を話し出し、
いっこうに終わる気配がありませんでした。

すると帰りたそうな主婦の方は、一旦トイレに行く事にして話を切ったのですが、
残されたもう一方は、鞄から手帳を取り出して、
「後、あれとあれがあったわね」と、なにやら話題を確認しています。

友人がトイレから帰ってきて、また話を続けようとした主婦に対して、
トイレから帰ってきた方は「あ!メール来てる」と確認し、
「息子が帰ってきたみたいなの。ゴメンね」と帰りを切り出しました。

「あそうなの。それにしても話はつきないわねー。泊まりじゃないと終わらないわ」
と、話し好きの主婦。

「話がつきないって、あんたが一方的にしゃべってただけやん」と、
お友達の代わりに、心の中でツッコミを入れて置きました。

こうして、幕を閉じた「お茶の時間終了の攻防戦」。
この後、伝票をつかんでの「私が払うわ」「いえいえ私が」攻防戦で、
第二ラウンドが始まるのかとおもいきや、そこはきっちり割り勘なんですね。
密かに楽しんでいただけに、ちょっと残念が気がしました。
まあ、そんなもんですよね。

■シュルプリース
■東京都板橋区向原3-10-6
■営業:10:00〜21:00
■定休日:不定休
場所はこのへん

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樹の房(東長崎)

住宅街

※お店はオーナーが変わり、cafe suginocoとして営業しています。

釣りで言うなら久々に大物、
松方弘樹もビックリのカジキマグロサイズを釣り上げた気分です。
穴場カフェを見つけました!

この住宅街の中にカフェがある事は、ご近所の方でも知らない人が多いようで、
穴場中の穴場。
本当は「秘密のカフェ」に分類して内緒にしたかったのですが、
ご主人達は、もっと知って欲しいという事だったので紹介する事にします。

西武線池袋線、東長崎の南口から商店街を外れた住宅地に、そのカフェはあります。

看板

お店の名は「樹の房」と書いて「じゅのぼう」と読みます。
こちらは奥様が書いた文字を金属加工して作ったもの。

樹の房

昭和30年代の民家を改装したお店で、一階の板張りの壁と、
二階の紅殻塗りの壁が、目をひきます。

外観

お店には壁二面を切り取った大きな窓があるのですが、
なぜこんな大きな窓にしたのかと言うと…。

窓からの風景

目の前が小さな公園となっていて、木々が借景となっているのです。
しかも正面にあるのは大きなソメイヨシノの桜の木で、
春にはこの大きな窓が一面桜色に染まるのだそうです。

店内

店内に入ってすぐの壁際は、雑貨のセレクトショップ。
手作りジャムの他、ご主人や奥様が集めたお気に入りの品々が並んでいます。

店内

JAZZが流れる店内。
4人席が2つと、2人席が1つ。
元々和室だった所をリノベーションしているのですが、
フランスの写真家、ブレッソンのポスターが貼られている所は、
元々押し入れだった場所。
名残で上に天袋の跡があります。

ちょっと暗くてわかりにくいかもしれませんが、ストーブの上には南部鉄瓶。
椅子やテーブルはヨーロッパのアンティークみたいな感じですが、
妙に調和しています。
アンティークな風情をもっている物は和でも洋でも合うんですね。

その他、柱を見れば床の間だった場所など、いろいろ発見があるので、
くつろぎながら、いろいろ観察してみてください。

本日のデザートセット

本日のデザートは、ブラウニーで400円。
+300円でコーヒー付のセットにする事が出来ます。
クリームも上品だから甘さが抑えられ、ほぼよい感じ。
こういうのを頂くと過度な甘みのものは何が入っているんだろうと思えてきます。

フレンチレストラン風のデザートの感じなのですが、
ランチの豚肉の赤ワイン煮込みなども美味しいから食べに来て!とご主人。
ぜひ、食べてみたいです!

公園に面したり、広い敷地でも無い限り、
風景見ながらくつろげる場所というのは少ないので、
そういう意味では貴重なお店ですね。

このお店は夜になると、予約専門のしゃぶしゃぶ屋さんに変身する為、
カフェ営業は16時までと、少し短いのですが、
ちょうど閉店間際で、最後のお客だったので、色々とお話をさせてもらいました。

そして、二階が和室で、夜はしゃぶしゃぶのお店になるというので、
興味を持ったら、見せてくれました。

二階

二階の部分は、元々は木造アパートだったらしく、
一階とは別に専用のドアからあがる作りだったそうで、
階段の下にはその名残のドアがあります。

和室

二階の部屋は、アパートだった部屋を改装した和室で、
こちらが、予約制のしゃぶしゃぶを頂く個室に。
アンティークな照明がいい感じ。

写真

部屋にはTV番組の取材で訪れた、ウエンツ瑛士さんと、ほんじゃまか石塚さん
あき竹城さんなどの写真がありました。

隣の部屋

お隣の部屋はアジアンテイストとなっているのですが、
こちらはウエイティングルーム的な感じで、
コートや荷物を置いたり、赤ちゃんのおむつ替えに使ってもらったりする場所。

ベランダ

二階には小さな和風ベランダがあるのですが、元々は物干しだった場所。
こちらは夏場には、小さなビアガーデンに。

お風呂

お店にする前は、借家にする予定だったそうで、
お風呂なども綺麗にリフォームされていてます。

夜のしゃぶしゃぶコースをご利用の方で、希望があれば、
お風呂に入ってから、食事にするようにしてもいいんですよと、
ご主人が言ってました。

お店に訪れた人の中には、自分の家も古かったりして、
古民家系のリフォームに興味を持つ人も多いそうです。
ただ、情報がないので、リフォーム出来ないだろうと新築してしまい、
このお店を見て後悔する人も。
昔の家は丈夫に作られているので、建て替えるより、
リフォームした方が、味のある唯一無二の家が出来るのだそうです。
そういう相談に来る人もいるそうなので、考えている人は足を運んで見ては?

このお店を手がけた業者も、古民家リフォームが得意な所で、
いろいろと相談してこのようなお店を作り上げたのだそうです。

さらにこのお店自体が、アンティークな照明のショールームにもなっているので
探している方は相談してみてはいかがでしょうか?

こういうお店を見つけると、古民家に住みたくなりますね。
先日友人のマンションにお邪魔したのですが、
古いマンションだったの古民家風で逆にオシャレで、羨ましかったです。
古民家萌えです。

■樹の房
■東京都豊島区南長崎3-40-14
■営業:9:00~16:00
■定休日:日月祝
場所はこのへん
お店のサイト

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