榎本牧場フォルトゥーナ(上尾)

荒川

先週末の土曜日、強風の荒川サイクリングロード。
事前にツイッターなどで走っている人達が「強風」とつぶやいていたのを
チェックしていたので、覚悟はしていたのですが、
想像以上の強風でした。

前に進まず、心が折れそうに。

秋ヶ瀬公園

防風林の存在は皆さん知っているでしょうけど、
その効果を体感しているのは、自転車乗りの方が多いでしょうね。
秋ヶ瀬公園に入ったら、木々のおかげで、多少弱まりました。

リドレーフェニックス

いつもの場所で一休み。
だいたいサイクリストって休む場所が決まっているのですが、
この日は、強風で疲れた為か、意外な所に止まっている人が多かったです。

さて、今回は新しいヘルメットのデビューでもありました。


レイザー
レイザー・ジェネシス
というヘルメットを新しく買ったのですが、コレがいい!

僕が応援しているロットベリソルというチームが使用している事もあって、
前から探していたのですが、選手が使っているZ1やHeliumは、ちょっとお高いのと、
ロットがかぶっている白赤のカラーが売り切れてたりしたので、
中級のジェネシスを。

ロールシスを最初に採用したベストセラー モデル。
ロールシスというのは、頭部のダイヤルを回すと、
中に仕込まれたワイヤーが頭を包むように締まりフィットするシステム。

これがホントに快適!こんなにいいと思わなかったよ。

田んぼ

さて、防風林の無い吹きっさらしの田んぼ区間へ。
ここでいつも稲の一生を観察するのですが、今は田植えを終えたばかり。

やはり、斜め前方からの横風が凄い。
レースだったら、風で集団が分断されるエリアですね。
帰りは追い風になってくれる事を信じて、頑張りました。

曲がり角

川越線の踏切を越えた直後。
いつもは榎本牧場に行くには、まっすぐ行って橋の下のトンネルをくぐるのですが
今回は、違うコースを体験したくて、左に折れてみました。

ゴルフ場

するとゴルフ場の中を通過。
これ公道なので、自転車で走っても大丈夫です。

合流

で、ゴルフ場を抜けて、正面に見えるのが開平橋で、他のルートと合流。
それをくぐると、うどんの川岸屋がある所です。

つみ藁

上野の国立西洋美術館にモネ展を観に行った時に、
「つみ藁」を描いた絵を沢山みましたが、
現代のは、草刈り機みたいなので、自動で丸く梱包されるんですね。

緑林館

さて榎本牧場でジェラートを食べる前に、ランチしようと、
緑林館に行ったのだけど、カレーが売り切れと言われて断念。

高半

高半に行ったら行列で、待つ人が溢れていたので、こちらも断念。

榎本牧場

順序が逆になりますが、デザートを先に食べて帰り道で、ご飯する事に。
榎本牧場へ。

デローザ

バイクラックの隣りには古いデローザが。
ロゴもハートじゃなく「 De Rosa Ugo 」
こういうバイクを床の間バイクにしないで、
ちゃんとロングライドしているのが素晴らしい!

フォルトゥーナ

フォルトゥーナは、建て替えをして立派になっていました。

店内

店内にはイートインスペースも出来ていました!

ヨーグルト

頂いたのは、新製品のヨーグルトグラニータ。324円。
フローズンヨーグルトとイチゴソースを合わせたものなのですが
ヨーグルトが意外とキンキンに冷えていて、
一気に吸い込むとかき氷食べた時のような、頭キーン状態になるので気をつけて!

■榎本牧場フォルトゥーナ
■埼玉県上尾市畔吉736-1 榎本牧場内
■営業:10:00~18:00
■定休日:正月1〜3日
場所はこのへん
オフィシャルサイト

乳牛

乳牛の乳搾り見たんだけど、オートメーション化されてて凄いね。
ICタグをつけた牛が入ると、どの牛か判別し、
その後、センサーが乳首の位置とかを探り、吸引器をつけていきます。
しぼり終わったら、乳首消毒して、後ろからエアーを噴射して
牛を機械から追い出します。

すげーな。コレ。

川岸屋

さて、飯にありつけなかったので、川岸屋で、うどん!
ここにもバイクラックあります。
ここが一杯でも道路を挟んだ反対側にもラックがあるので、
結構沢山の自転車を止められます。

肉汁うどん

頂いたのは、手打ちの肉汁うどん。600円。
暑かったので、つけ汁タイプにしたのですが、
他のサイクリストは、暑くても肉うどんにしてました。
それもアリだったな。

グライペル

サイクリストが多いお店だけに、自転車雑誌も置いてあるのですが、
ちょうど開いたページに、ロットベリソルのアンドレ・グライペルが。

実は、この日、このグライペルと同じドイツチャンピオンジャージを着て
荒川サイクリングロードを走ったのですが、向かい風でポタリング状態。
チャンピオンジャージが泣いていました。
トホホ…。

Pocket
LINEで送る

焼け跡と絵筆・板橋区立美術館

板橋区立美術館

今、板橋区立美術館で開催されている「焼け跡と絵筆」がなかなか面白いです。
しかも入場無料!

僕の住んでいる江古田のお隣、東長崎から椎名町にかけては、
戦争の前後、画家達のアトリエ村がありまして、
池袋モンパルナスと呼ばれていました。
そこに住んでいた画家達の展覧会です。

近所で、どういう絵が描かれていたのか非常に興味がありました。

りんご

第二次世界大戦の前後の頃です。
この地区には、特にシュルレアリスムに傾倒する画家が多かったのですが
戦争の色が濃くなると、特別高等警察の検査が、たびたび入ります。
福沢一郎や、瀧口修造などは、共産主義との関係を疑われ、逮捕されたりも。

なので、画家達は身近な物を描くようになりました。
こちらは、松本竣介の「りんご」。

廃墟

戦後は、池袋を中心とした焼け野原、廃墟を題材とした物が増えます。
こちらは空襲にあった池袋の小学校。

その他、戦後の闇市、今のサンシャインの所にあった巣鴨プリズンなどを描いた
高山良策の「1948年」という作品など、
知っている場所が題材になっているので、
「あ!あの場所」と、身近に感じられます。

矛盾の橋

こちらは、その高山良策の「矛盾の橋」という作品。
戦後の広島を描いたもので、右上は丹下健三の平和記念館。
左下の鉄骨は原爆ドーム。
そして、太陽の塔みたいなのは、平和の橋の欄干。

都市が復興していく中で、被爆者の救済が遅れている矛盾を
描いた絵だと言われています。

この作者の「高山良策」さん。
その後、造形作家に転身するのですが、実はみんなが知っているある物の作者です。

大魔神

それは大魔神。
戦争中に多くの画家が、国策映画の特撮用のミニチュア制作にかかわりましたが、
その後、その経験を生かし、人形劇などの美術を担当するように。
そしてたどり着いたのが、大魔神!

この大魔神の事は知らずに展覧会を観に行っているのですが、
家に帰って来てから、気になる絵の作者を調べているうちに、
ここへたどり着きビックリ!

レッドキング

しかも円谷で、ウルトラシリーズの怪獣も数多く作っていて、
ウルトラマンのレッドキングが代表作。
ガラモンやカネゴン、ゼットンなども高山さんの作。

そういえば、立教大学裏のつけ麺屋「BASSOドリルマン」の以前の名前が
「ゼットン」だったのですが、
池袋モンパルナス出身の高山良策さんが、
ゼットンの生みの親と知って、その地の店名としてつけた訳ではないよな。
さすがに。

ソフト

さて、板橋区立美術館の前にあるソフトクリーム屋さん。
いつも気になっていたのだけど、寄らずじまい。

ソフト

この日、初寄り道。
おう、濃厚で旨いではないですか。
また来よう。
荒川サイクリングロードの帰りもこの道通るしね。

マップ

美術館では、池袋モンパルナスの当時を描いた地図が売られていたので購入。
50円。

マップ

池袋の丸井がある所って小学校だったんですね。
かつては、池袋と椎名町の間にも駅があったのか。
と、いろいろ面白いです。

ロボットレストラン

その池袋モンパルナス跡を観に行こうと川越街道を行くと、
ロボットレストランの車が。

フェラーリ

そして、千川の「エコール・クリオロ」の前にはフェラーリが。
こういう車に乗っている人って、お金持ちの割り路駐多いですよね。

なんか、ロボットレストランにフェラーリと、
バブルのような光景で、儲かっている人は、儲かっているんだなあ。

不動明神

この西向不動尊のある近くに「さくらが丘」パルテノンがあったらしいです。

看板

周囲を探索すると、民家の壁に「さくらが丘パルテノン」の説明看板が。
やはりこの辺です!

模型写真

当時のアトリエ村を再現したジオラマ模型の写真。

古民家

この建物って構造が似ているのだけど、どうだろう?
この辺りで唯一残っている、木造平屋の古民家です。

という訳で近所にまつわるアートと、そこから派生した物がつながって、
絵を鑑賞した後も、その足跡を辿ってみたりして、
なんだかひと味違った絵画鑑賞でした。

Pocket
LINEで送る