友路有2号店(赤羽)

猫

3連休の最終日、猫もだらけていました。
たぶん、多くの家でこんな感じだったんじゃないでしょうか?
梅雨明けの予測は、火曜日らしいのですが、
まだこの日は、少しジメっとした湿度の高い空気感で、
自転車で走っていても、気持ちがいいまではいきません。

コットンのTシャツを着てきてしまったのは失敗でした。
もっとサラっとしたポロシャツ系にすれば良かった。

中板橋

ブルータスの喫茶店特集に取りあげられていた赤羽の喫茶店に行くのに
中板橋を通ったら、街の至る所に「へそ祭り」の、のぼりが。
文字通り、板橋の真ん中、へそにあるのでそのお祭り。
昔の腹芸のように、お腹に顔の絵を描いて、顔を笠で隠して踊る、へそ踊りもあるそうで、
アニヲタの人は、痛車、痛チャリのように、痛へそで登場しても面白いのでは。

あ、こういうのを書くと、また怒られますね。
アニヲタを一括りにするなと。

赤羽

さてさて、赤羽へ。
赤羽の駅前って、なんか独特の雰囲気がありますね。
実は自分が東京で最初に住んだ街が赤羽。
東京の北の玄関口で、住んでいた頃からすると街も建物もオシャレなんですが、
どことなく、今話題のマイルドヤンキーな香りがします。
この辺は、あんまり変わってない感じが。

あ、また一括りにするなと怒られますね。

友路有

さて、行きたかったのは駅のすぐ隣のビル2階にある「友路有」
「昔ながらの喫茶店」というキャッチフレーズがついています。

ヤンキーといえば、「夜露死苦」みたいな感じ変換が好きでしたが、
「tomorrow」という横文字を「友路有」ってしちゃうあたりに、
「lime light」を「来夢来人」としちゃうスナック感というか、
やっぱりマイルドヤンキーな香りがしてしまうのです。

ただ、この「友路有」が赤羽では絶大な人気を誇るらしく、
この駅横の本店は、満席。

友路有2号店

そこで、同じく駅近くの友路有2号店へ。
吉野家の2階にあるのですが、それより気になったのは、
3階にある「俺の炭火」。

俺のフレンチが当たってから、俺のイタリアンなど、
食ジャンルを設定したお店を出店し人気になっていますが、
それに乗っかろうと、とりあえず「俺の○○」とつけるお店が増えています。
こちらは、ホルモン焼きのお店らしいのですが、
まあ我が、江古田の人のことを言えません。
「俺のコケコッコ」という、鶏白湯ラーメン&鶏料理のお店が出来て、
あっという間につぶれましたしね。

入り口

こちらの友路有2号店も、本店より広いのですが人気で満席に近く、
二人席が一つだけ空いていました。

チョコレートパフェ

昔ながらのチョコレートパフェは、900円。
このミカンの缶詰を使っているありなんか、ザ昭和。
懐かしいですね。
パフェは、コーンフレークを敷かずに、
器の底までアイスクリームという贅沢仕様。

江古田に喫茶トキがありし日は、たまにチョコレートパフェとか食べてたけど
ホント久々ですね。こういうの。
チョコレートパフェは、子供の頃の憧れの食べ物だったなあ。

■友路有2号店
■東京都北区赤羽1-10-2 2F
■営業:6:30〜3:00
■定休日:無休
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弱虫ペダルファンの為のツールドフランス・エース物語

最近、にわかサッカーファン、にわかカープ女子などを批判する記事が多いですが、
僕は個人的に、にわかでもいいので自転車に興味を貰えたらなと思っています。
きっかけは何でも良くて、それが弱虫ペダルでもいい。

ツールドフランスも中盤戦に差し掛かりましたが、
最初は、弱虫ペダルに変換しないと、レースを理解出来なかった女性達が、
面白さにハマって、弱ペダ変換無しでも観られるようになって来てます。

なので、ツールに隠されたドラマとして、
マンガより面白いエピソードを、より知ってもらえたらなと思います。

以前、献身アシスト編の時に予告していた、ツンデレエース編。

一昨年、2012年のツールドフランスから。
カヴェンディッシュ(スプリンター)=新開隼人
ウィギンズ(エース)=福富寿一
みたいなイメージで、読んでください。

カヴェンディッシュ
「え?俺の為のトレインが組めないってどういう事だよ」
ウィギンス
「今年は総合狙い、マイヨジョーヌを獲れというのがチームの方針だ」
カヴェンディッシュ
「ロットは最強トレイン組んで来たのに、俺に一人で戦えっていうのか」

かつてカヴェンディッシュが所属していたのは、
2008年から3年連続世界最多勝をマークしているアメリカの常勝チーム
HTC・ハイロード。
しかし、新しいスポンサーが見つからず解散。
そして、イギリスのチーム「スカイ」に移籍して来たのです。

世界最速のスプリンター「カヴェンディッシュ」
当然、ツールドフランスでもその早さを見せつけてやろうと思っていたのですが、
スカイの方針は、総合優勝争いで、
アシストはエースのウィギンスの為に用意されます。
その為、カヴェンディッシュの為のアシストおらず、
平坦ステージでスプリンターを勝たせる為のトレインが組めないのです。

同じくHTC・ハイロードで活躍していた元チームメイトのグライペルは、
ロット・ベリソルに移籍。
こちらは平坦ステージ狙いで、グライペルの為の強力なアシストを揃え、
トレインを組んで来ました。

トレインというのはゴール前2㎞ぐらいから、
チームで縦一列になって走る事で、
電車の連結のように見える事から、トレインまたは列車と呼ばれています。
空気抵抗を減らし、一番後ろのエースを温存する方法です。

カヴェンディッシュ
「ロットはトレイン組んで来るのに、俺にはトレイン無し。どうしろと…。
よし!こうなったら、あの技を使うしかないな。
秘技!無賃乗車だ!」

カヴェンディッシュの「秘技!無賃乗車!」が発揮されたのは
2012年の第2ステージ。

ゴール前1.5㎞ロットベリソルが4人でトレインを組み、
4人目のグライペルを牽きます。

赤のジャージ・ロットベリソルがグライペルの発車準備。
しかし、その後ろに黄色のヘルメットのカヴェンディッシュが潜んでいます。
ロットのトレインの後ろについて只乗りし、
グライペルを逆に発射台にしてしまおう作戦。

グライペルの発射と同時に、カヴェンディッシュが発射!
そして、まんまと「秘技!無賃乗車」でスプリントを制し、ステージ優勝!

一方、ウィギンスは、強力なアシスト陣に守られて、
第7ステージで、カンチェラーラからマイヨジョーヌを奪うと、それを保持。
アルプル、ピレネーという山岳ステージでは、
強力なアシスト「フルーム」に牽かれて、ライバルを引き離します。
第19ステージの個人タイムトライアルでも完勝し、
総合優勝を決定づけます。

ウィギンス
「悪かったな、俺の為のアシストを集めたから、お前の為のトレインが組めなくて」
カヴェンディッシュ
「お前は悪くない。それがチームの方針だし、
 お前は期待に応えてマイヨジョーヌを見事手に入れた」
ウィギンス
「残すは最終ステージ、花のパリ、シャンゼリゼ。
 最後は、お前の為に俺がアシストになる!」
カヴェンディッシュ
「王者がアシストに…」

2012年の第21ステージ。
パリのシャンゼリゼの周回コース、ラスト一周の鐘がなります。

ラスト1㎞の長い直線、2番目を走っていたグループが、
トレインを組んで上がってきます。

その先頭を牽くのは黄色いジャージ。
なんとマイヨジョーヌの王者ウィギンスがSKYトレインの先頭を牽き、
カヴェンディッシュを先頭グループに引き上げます。

残すは1コーナーのみ!ここを先頭で通過すれば勝利は間違いなし。
勝利を確信したウィギンスがトレインから離脱。

チームメイト、ボアッソンハーゲンがカヴェンディッシュを発車!
そしてゴールに真っ先に飛びこみ、花のシャンゼリゼを制しました!

カヴェンディッシュの勝利と、自らのマイヨジョーヌに拍手を贈る
ツンデレ、ウィギンス。

生中継での、ウィギンスがカヴェンディッシュを牽いて先頭に出た時は、
「なんと!ウィギンスが牽いている!」
「王者マイヨジョーヌが自ら牽いている!」
と、実況も大興奮でした!

自分の為に犠牲になったスプリンターの為に、
最後に自らアシストに転じ、花を持たせる王者。
ツールには、そんなドラマもあります。

ツールもまだまだ中盤戦ですから、
今後起こりうる、そんなドラマ楽しんで、興奮して頂ければと思います。

ぜひ、DVDなどの映像で確認してください!
カヴェンディッシュが一人で戦い、
ウィギンスが最後に恩返しするツールドフランス2012!

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