松月庵(桜台)

松月庵というとお蕎麦屋さんに良くある店名ですが、のれん分けで広まったお店だって知ってましたか?長寿庵も同じで、その昔、赤坂に本店があったのでTBSで仕事をしている時は、よく出前を取っていたので、そのエピソードは覚えています。

蕎麦っていうと江戸っていうイメージですが、長寿庵も松月庵も、三河の国(愛知県)の人が江戸(東京)に来て蕎麦屋で成功し、仲間を呼び寄せて、のれん分けで店舗を増やして行ったというのが意外なところ。江戸っ子に愛されたから江戸の味というイメージですが、それを広めたのは三河の人だったのです。

同様な物では、熱い風呂が江戸っ子粋という銭湯も、北陸の富山、石川の人が東京に出て成功して身内を呼び寄せたので、銭湯経営者は北陸出身が多いというのもあります。

最初から話は逸れましたが、蕎麦屋のカレーシリーズを考えた時に、飯もの、つまみが美味しいお店として人気の、桜台の松月庵が浮かび、足を運んだのでした。遠回りすぎですね。

ちなみにこちらの松月庵、週末は終日混んでいます。ファミレス代わりに家族で来る団体が座敷席に陣取り、テーブル席にはおつまみを頼んで昼から蕎麦屋飲みををしている方々もいるので、回転が悪く、サクっと食べたいなら平日がオススメです。

こちらは、かつ丼の美味しいお店としても有名で、丼の上に載っているかつが、縦に切りながらスライドさせて行っただけではなく、横にも包丁を入れているので、サイコロ状になっています。さらに、カツの下に海苔が敷いてあるというのも、他のお店にはない特徴です。

この界隈では、かつ丼マニアの方のブログなどに登場しがちな人気店です。覚えておきましょう。

さて、カレーです。カレー丼もあるのですが、そちらはカレー南蛮のご飯版とお店のサイトにも書かれています。カレーライスは、二番だしをベースにした、豚肉とたまねぎたっぷりの和風カレーと書かれていて、まさに、イエローカレーオーケストラというハーモニー。

お蕎麦屋さんの黄色いカレーは、薄切りの豚バラが思っているよりたっぷりな事が多く、子供の頃に出会っていたら、肉が多くて狂喜乱舞でしょうね。田舎の我が家のカレーは、じゃがいもで具を誤魔化しているところがあって、こういう肉の多い食堂カレーに出会うと嬉しかったの覚えています。

それにして猛暑日連続で身の危険を感じて自転車で遠出をしませんでしたが、そろそろ飯能の奥へ輪行とか、デイキャンプとか、チェアリングとか、秋の気持ちよさを感じたいなあという気分になってきました。

■松月庵
■東京都練馬区桜台4-11-14
■営業:11:00~21:30
■定休日:不定休
場所はこのへん
お店のサイト

Pocket
LINEで送る

本格らぁめん 末廣(練馬)

ポストに不在票が入っていました。その受け取れなかった保険証を引き取りに練馬郵便局へ。マイナンバーカードにも保険証を紐付けているのですが、いつまで紙のカードも送って来るのでしょうか?マイナポータルにアクセスし、オンラインで更新出来るようになるのは、いつなんでしょう?そうした方が郵送費も、封筒に入れる為の作業をするパートさんとかの費用も削減出来るのに。いつになったら紙の手続きなくなってくれるんでしょう。

てな話をしていて思い出したのですが、今日から新しく番組に就任したADさんが、22歳で、20世紀少年ならぬ、21世紀少年なのですよ。僕らとは世紀が違います。僕らが想像していた未来の人。車が空を飛ぶ未来を想像していたのに、保険証はまだ紙でした。

せっかくこちらに来たので、練馬区役所を超えたところにある「本格らぁめん 末廣」に。

あの実力俳優さんの思い出の味というのは、北村匠さんの事です。子供の頃からよくこちらに食べに来ていたというので、この付近に住んでいたのでしょうね。

こちらがその思い出の味のチャーハン。スープは中華スープではなく、塩ラーメンのスープで、鶏白湯っぽいマイルドな味。

細かく刻まれたチャーシューとネギ、豪快にかき混ぜながら炒めたので、細かく分解された卵。具が判別できる系のチャーハンではなく、スーラの点描画のように、それらの具材が点々と配置され、その点が集合して一つのチャーハンの味を形成しています。

レンゲで一口すくった中にも、ネギ、チャーシュー、卵が点在していて、醤油ラーメンのタレで味付けされた、パラパラのお米。どれがチャーシュー?と探してみるのは野暮という、団体戦。ワンチームならぬ、ワンチャーハンなのでした。

■本格らぁめん 末廣
■東京都練馬区豊玉北6-15-13
■営業:11:00~22:00
■定休日:日曜日
場所はこのへん

Pocket
LINEで送る