Hello!Project 2014 SUMMER 〜YAPPARI!〜

サンプラザ

世間がサマソニの話題で盛り上がっているさなか、
中野サンプラザで行われているハロプロのコンサートに行ってきました。
自転車で15分ちょいで、こういうのが見られるって、やっぱ東京だな。
サンプラザの脇には駐輪場も出来てるし。

この秋でモーニング娘。’14の道重さゆみの卒業が発表され、
来春で、Berryz工房の実質解散にあたる活動停止も発表されました。

そんな中、女性DJから
「ハロコン行くんですか?実はハロプロ好きで自分も行きたいんですが」
というカミングアウト。
じゃあ行きますか!という事でこの日にセッティング。

局内でも「サマソニ行くんですか?」なんて会話が飛び交っているので、
ハロコンに行くとは、大きな声で言いにくいのですが、
今回は道重&Berryz工房を見ておきたいという人が多いらしく
ハロコン派からは「週末行きますので」と小声で挨拶されてました。

会場に行ったら、いつもよりうちの関係者多いではないですか。
他の番組の作家さんもいるし。
ちなみに中野サンプラザでは10公演あったのですが、全てソルドアウト。

ところで、毎度思うのですが、ここの所のハロプロの女性客増加度は凄い。
たぶん、ハロプロの場合、熱心な常連さんであれば
推しメンカラーのTシャツを着ている事が多いのですが、
この日は、グッズ列や入場列に並ぶ女のコは、
普通の可愛らしいファッションの服を着ています。
せいぜい、持って推しメンカラーのタオルマフラーぐらい。
2階の立ち見禁止の着席エリアもカラーTはほとんど無し。
ヲタク色がどんどん薄まって来ています。
きっと新規客が増えているんでしょうね。

1階は、あいかわらずのカラーTシャツで埋め尽くされていましたが。

ハロプロの夏のコンサートにはKOREZOとYAPPARIという2つの公演があり、
YAPPARIは、ユニットをシャッフルしたもの。
歌が上手いメンバーだけ集めてユニットを組んだり、
ダンスが上手いメンバーだけ集めたりするので、
パフォーマンスを見たい人には、こちらがお勧め。

なぜか最近、
「ダンスをしながら歌うのは無理だから口パクもやむなし」
的な事をいう人が増えているのですが、
ハロプロは激しいダンスをしながら、生歌。
このボーカルの音圧に慣れると、口パクは見れなくなるんですよね。

さて、今回一番印象に残ったのは、ゲストの「THE ポッシボー」
ハロプロ研修生にあたるハロプロエッグ出身なのですが、
苦労しているグループなので、
酸いも甘いもかみ分けて、百戦錬磨。

本体ハロプロに対し、分家みたいな存在ですが、
その中で、たった一曲で存在感を示しました。

たぶん、アイドルフェスなどで、
自分たちはハロプロ出身の生歌派だというのを差別化させる為に
生み出したアレンジだと思うのですが、
途中からアカペラになってハッっとさせたり、
フェスで鍛えたロックバンドさながらの煽りを入れたり、
そして、会場がどよめくぐらいの長いお辞儀をしたり、
ちゃんと爪痕の残し方を知っているという印象。

さらにロビーの一角を借りて、メンバー全員で頭をさげ、
11月の中野サンプラザのワンマンのチケットを手売り。
2200人の会場を自分たちの手で満員にしようとする熱意を感じました。

どうやら、まだ手売りでしか売ってないらしいです。
ヤバイ!プレイガイドで買おうとしてたけど、売り切れたらどうしよう。
買っておけば良かった。

今って、千人規模の会場をワンマンで埋められるバンドって、
なかなかいません。
とあるフェスでは、トリをとったバンドが自分たちのお客、
100人も連れてきてなかったりもしましたし。

アイドルの握手券ををつけたりのCD商法は、
いろいろ異論があると思いますが、
LIVEは、一人は一人ですよ。平等です。

そんな中で2200人を満員にするために、出来る事は全てやるという姿勢。
事務所の力じゃなく、自分たちで全てやってます。
ここはバンドも学ぶ所があるんじゃないですかね。

何度も書いていますが、今年面白いのは、
スマイレージと、アップアップガールズ(仮)と、THE ポッシボー。
3つともハロプロエッグ出身で、
3つとも1度はどん底まで落ちて、這い上がってきたグループ。

アップアップガールズ(仮)は、6月に中野サンプラザをソルドアウト。
スマイレージは、7月に武道館をソルドアウト。
そして、残るは、THE ポッシボーの、11月中野サンプラザ。

一時はライブ集客が100人まで落ち込み、
CDリリースも2年間ブランクがあったグループがここまで這い上がってきました。
ぜひ、ソルドアウトさせて欲しいなと思うのでした。

【関連記事】
アップアップガールズ(仮)中野サンプラザ

スマイレージ・武道館

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スマイレージ 武道館

スマイレージ

スマイレージの武道館コンサートに行ってきました。
「スマイレージ LIVE 2014夏 FULL CHARGE 715 日本武道館」

当初から今年の注目は、スマイレージと、
アップアップガールズ(仮)、THE ポッシボーの3つであると言ってきました。

3組とも一時は下降線を辿り、解散の危機までチラつきながら、
そこから全力で這い上がり、V字回復して来たグループ。
この3組のどこが先に、ハロプロの聖地、中野サンプラザにたどり着くのか、
楽しみにしていました。

すると、2月に先陣を切ってアップアップガールズ(仮)が、
中野サンプラザを発表し、6月に開催。

スマイレージも3月に発表。
しかも中野サンプラザを飛び越えて、場所は武道館。

その後、THE ポッシボーも11月の中野サンプラザを発表し、
注目の3つのグループが、反転攻勢を始めました。

そして、7月15日は、スマイレージの武道館。

まず、九段下を降りて驚いたのが、女性客の多さ。
同じハロプロでは℃-uteが女性人気が高いのですが、
それと同等か、もしかしたらそれより多いんじゃないかというぐらい。
しかもアイドル予備軍?というぐらい可愛いコが多い。

さらに、アイドル好きとはちょっと違うような一般層の女性。
普通のOLさんみたいな人達も意外と多いのです。
もしかして、この前のミュージカル「リリウム」で、初めてハロプロを知って
絶賛していたミュージカルファンが多かったけど、そういう人達?
どうなんだろう?

アイドルコンサートを見慣れている自分でも、ビックリしてしまうような客層でした。

武道館は完売で満員御礼。

1強目がインディーズデビュー曲「ぁまのじゃく」
2曲目がメジャーデビュー曲「夢見る15歳」

スマイレージにひっかけて、
デビュー前に1万人の笑顔の写真を撮るというキャンペーンで、
ラジオ局を訪れたのですが、
それが自分の担当番組で、写真を撮られたなあ…という事を思い出しました。

そして、その後、ゲストという流れだったのですが、
ガチガチに緊張している、まだ13〜14歳の彼女らに番組の説明をしながら、
こっちが逆に汗だくになった事が走馬燈のように。
2曲を聴きながら、すでに胸アツ。

あれ?アレンジ変わった?と思ってしまう程、音にも歌にも迫力を感じます。
そして、以前は、ちょっとバラバラだったダンスも、
ビシッ!ビシッ!と決まっていきます。

ステージからアリーナに真四角の出島のような花道がありました。
普段のライブハウスツアーなら、その出島のような所が全て。
デモ今日は、そこは会場のたった一部で、武道館全体を使って迫力のライブ。

ちょうど4日前にアメリカのプロレスWWEの公演を観に行った時に、
コンサートにもWWEのような演出を取り入れた方がいいと書きましたが、
その真四角の出島が、途中からリングに早変わり。
ハルクホーガンの歓声をあおるポーズもやっていたのですが、
こう早々に出て来るとはね。タイムリーすぎる。

コント仕立てのようなプロレス風ダンスで戦って、全員がマットにダウン。
WWEというより、キン肉マン+新日のようなマンガ的演出。
それが「タチアガール」という曲へのフリだったとは。
この曲は、2期メンバーが加入して初めての曲。
そういう大事な曲をコミカルな演出で見せていくのが面白かったです。

通常、関係者には入場時に資料とセットリストが渡されるのですが、
驚きを共有したいので、セトリは終演まで観ないようにしています。
で、その他の出演者プロフィール資料だけ見たのですが、
なぜか、お笑いの「さわやか五郎」のプロフィールが。
リングアナ…そういう事だったので。

そして、この日は、シークレットゲスト、ハロプロの全グループが出たのですが、
終演後に観たセットリストには、書かれていませんでした。
関係者にも、完全シークレットだったんですね。
事務所の方に「今日は楽しみにしててくださいね」と言われたのですが、
こういう事だったのか…。

武道館のスマイレージも素晴らしかったですが、
ライブハウスの彼女達も観てみたくなりました。
ライブハウスで信頼を積み上げて来たからこその、
敬語抜きでのロックなコール&レスポンスは、彼女らならではの物でしょう。

客席にはシークレットゲストで出演した、ハロプロメンバー全員と、
他のグループのアイドル達もいたけれど、
みんな楽しそうに歌いながら、観ていました。
秋にはそれぞれ武道館を控えているグループ、
これから武道館を狙いに行くグループ。
いい刺激になったんじゃないでしょうか?

やっぱ生歌はいいね。

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