テレビのニュースなどでも流れていましたが、
「ちばアクアラインマラソン」に出場してきました。
開催地の木更津には、銅像やゆるキャラなど、タヌキがいっぱい!
…というのも、ここ木更津には、
「♪しょ、しょ、しょうじょうじ、しょうじょうじの庭は〜
つ、つ、月夜だ〜みんな出て、来い来い来い!」
で、おなじみの「証城寺の狸囃子」
この証城寺があるからです。
さて、今回の僕の使命は、地元千葉のラジオ局、bayfmのDJ
シマちゃん(右)と伴走する事。
左は芸人、流れ星の瀧上くん。
沿道で待っているリスナーとスタッフの為に、
iphoneのGPSアプリを使って、1㎞ごとの走行軌跡をGoogleマップに打ち、
それをツイートに流して、今どこを走っているのか知らせる事。
というと難しそうだけど、Runmeter GPSというアプリを設定すれば、
全て自動でやってくれるので、僕はDJと同じ速度で走るだけでいい。
あとは、途中の写真を撮るぐらい。
僕らはCブロックのスタートだったのですが、
ここには芸能人やマスコミ関係者など、
アクアラインマラソンを盛り上げる為に出場する人が多かったです。
こちらは、森田県知事のご指名で走る事になった
安田大サーカスのクロちゃんと、にしおかすみこさん。
TBSの久保田智子アナと佐藤渚アナ。
いよいよスタート時間が近づき、カウントダウンがはじまると
ランナーたちの歓声につつまれました。
森田健作千葉県知事がスターター。
まずは、木更津キャッツアイでもおなじみの、
中の島大橋を眺めながら、海沿いをランニング。
木更津を守るために戦う、ご当地ヒーロー。
千葉テレビで放映されている「鳳神ヤツルギ」も走っていました。
カッパくんは、口がふさがっているマスクの為、
「苦しくないですか?」と声をかけると、
首を縦にふってくれました。
僕の真後ろでボクシングの世界戦の話をしながら走っている人がいるので
ふりかえってみると、内藤大助さんではないですか。
ランナーの中でも、クロちゃんはひときわ人気者。
沿道から「シロちゃん!」の声が飛ぶたびに、
「シロちゃんじゃない!クロちゃん!ワワワ〜」
「こんなに人気あるなら、ここで営業すればよかった」
の一連の流れをやりながら、手を振っている。
安田大サーカスって、団長ともお仕事させて頂いた事があるけど、
ホント人柄がいいよね。
そして、そのクロちゃんの姿を追うのは、伴走するスタッフのカメラ。
あちらはテレビだからハンディーカム持ちながら、ずっと走るのか。
こっちより大変だな。
こっちは、静止画だから、たまにデジカメ取り出して撮るだけでいいけど。
さて、見えて来たのは「アクアライン」を表す標識。
その入り口の手前に、僕のGPSで位置を確認して待ち構えていた
ラジオのスタッフが。
しばし伴走しながらインタビュー。
他にも、何カ所かにスタッフが待ち構えていて、
こうして、トータルで5分使うかどうかわからない素材を、
コツコツと集めていくのです。
さあ、いよいよ今回の目玉、アクアライン。
料金所のETCのゲートをくぐりぬけていきます。
アクアラインは眺めをよくする為に、柵が低いので、
人が近寄らないように、パイロンとロープが張られ、
20m間隔ぐらいで、係員が立って注意を促していました。
僕らがアクアラインに入ったばかりの頃、
もう先頭集団が帰って来ました。
赤いシャツは猫ひろしさん。
遠くに山のように盛り上がっている部分が見えますか?
これが今回の難所の一つ、高低差23mの坂道。
あれじゃよくわからないと思いますが、実際はこんな感じです。
一種のヒルクライムですわ。
山を越えると見えて来たのが海ほたる。
ここで折り返しとなります。
これは、木更津側へ海ほたるを寄せようと押していのではなく、
単なるストレッチ。
この日は、天候にめぐまれすぎて、
10月なのに25℃を越える夏日。
折り返しの高低差25m登る2回目の坂道で、結構みんなバテてました。
そして、DJのシマちゃんも足の不調を訴える。
水分の補給不足と、汗の流出による塩分不足で、
足がつりやすくなってきてしまっているらしい。
スピードもガクっと落ちた。
僕が自分用に用意してきたエネルギーゼリーやブドウ糖などを渡すが、
なかなか体調が回復しない。
そうこうしているウチに、対向車線に回収車が。
ヤバい!
あれに追いつかれたら、足切りになっちゃう。
励ましながら、アクアラインを下る。
しかし、今度は下り坂で膝の痛みがでたらしい。
救護班の自転車に声をかけて、アイシングの氷を貰ってみる。
治療を見守りながら、
「いいなあ、自転車でアクアライン走れて」
と、内心思っていた。
これぞとばかりに、ご自慢のロードバイクの救護班もいたもんね。
あれ、便乗でしょう。
なんとか約半分の20㎞地点まで来たけど、
シマちゃんの足の痛みは、ますます増してきているようだ。
時々、立ち止まってストレッチしないと、もう足が動かないみたい。
次の関門は、25㎞地点。
「残り2.5㎞先の関門、15分後に閉まります」
の声が飛ぶ。
ヤバイ。
そして、第四関門についたのは、ゲート閉鎖後3分後。
ついに足切り。
アクアラインマラソンは、終わった。
大きな地図で見る
コースを封鎖され、足切りの人達は、回収車の待つ広場方面へ。
皆、足取りが重い。
今回は伴走するのが役目だったので、仕方がないのだけど、
この日の為に、トレーニングし、接骨院で体のケアをし、準備万端で来たし、
なにより全然走れるに…というのが、やるせない。
んー、今度は自分のために走りたいと思ったよ。
やっぱり伴走する仕事とはいえ、出ると完走したいという気持ちは抑えられない。
回収車に乗り込む人達をながめながら、
なぜか、ドナドナの歌が頭の中を流れて行きました。
さて、回収車を待つ長い行列の中で、敗者達の弁を聞いていたのだけど、
それで気づいた事があるので、
ビギナーズランナーにアドバイスしたいと思います。
記録より完走狙いぐらいの方。
走り方とかトレーニング方法は専門家ではないので、教えられないのですが、
トラブルを事前に防ぐ方法が、あったのにな!と思った事。
■塩分不足に気をつける
この日は、異例の夏日という事で、予想以上に汗をかきました。
そして汗をかくと失われるのが塩分。
マラソン後の手足、ウエアにはものすごい塩がふいていました。
そして塩分不足になると、足をつったり痙攣したりする確率が高くなります。
対策→塩タブレット、塩飴などを持って走り、適度に補給する。
■水分不足に気をつける
今回は炎天下で給水所に人が詰めかけた事と、
第1回目という事で、給水所のオペレーションがうまくいってなく、
水の供給が間に合ってませんでした。
紙コップを取ると、3分の1ぐらいしか入ってなかったり。
それで、まあいいかと済ませた人達が、水分不足で脱水症状に。
対策→給水所では、待ってでもしっかり給水。途中で脱水症状になるよりマシ。
■エネルギー不足に気をつける
意外に、朝、しっかり食べてない人が多いのに驚きました。
「走る前に食べると、横っ腹が痛くなると思って」
体にエネルギー入れないで走るって、ガソリン給油しないで走るのと一緒。
パンでもバナナでも入れて置かないと。
対策→ガッツリ食べるのが不安だったら、
コンビニのレジ横にあるミニようかんを食べておくのがオススメ。
御飯1杯分ぐらいのカロリーと、塩分の補給が出来る。
■エネルギー不足になる前に補給
エネルギージェルを持って走っている人は多かったのですが、
コンビニで売っているウイダーインゼリーぐらいの大きいのじゃなく、
スポーツショップで売っている、パワージェルの方がコンパクトでオススメ。
僕はコレを3つ用意し、10㎞、20㎞、30㎞で定期的に補給する予定でした。
エネルギーが不足する前に、補給しておいた方が、疲れにくいからです。
あと、補給所にはバナナとかパンとかの用意があると書かれていますが、
ビギナーが到達する頃には、全部、食べ尽くされています。
実際にこの日もそうで、当てにしてた補給が出来ず、
保っていた糸が切れてしまった人、多数。
対策→パワージェルで、疲れる前に補給
コレです!エネルギー+ナトリウム(塩分)が補給出来ます。
今年は体力勝負の年とかかげ、スポーツイベントに参戦してきましたが、
これで打ち止め。
■1月…【自転車】東京湾一周サイクリング200㎞(完走)
■6月…【自転車】銚子センチュリーライド160㎞(完走)
■6月…【ランニング】富里スイカロードレース10㎞(目標の1時間切り成功)
■8月…【登山】富士登山(山頂で御来光)
■9月…【自転車】ツールド宮古島(台風の為レース中止)
■10月…【自転車】ツールドちば135㎞(完走)
■10月…【ランニング】ちばアクアラインマラソン(25㎞、第四関門で足切り)
でも、シメのマラソンが悔しいなあ。
来年3月の板橋シティーマラソン出ようかな。
これだったら会場までチャリで行けるし…。