3週連続のリハビリライドは、いよいよヒルクライムへ。先週の山王峠が、ドラクエで言うところの、「ひのきのぼう」でも倒せる、初級スライムならば、正丸峠は、「はがねのつるぎ」が必要なスライムナイトぐらいかな?
「ロトのつるぎ」が必要なボスキャラまではほど遠いのだけど、「ひのきのぼう」の初級者クラスだと、ちとツライ。まあ、ヒルクライムやり始めたら、よく出て来るクラスの峠って事です。
この正丸峠クラスを制覇出来れば、山伏峠を越えて秩父に出たり、天目指峠を越えて、国道299号の吾野側に出たり、グリーンラインの顔振峠、一本杉峠を越えて、越生方面に向かったり、その逆だったり、行動範囲が広がります。
練馬から輪行というルーラの呪文を使って、飯能に出れば、様々なルートで、ヒルクライム三昧。なので、早めにクリアしておきたい峠です。
正丸峠に向かうには、まずは山伏峠を登ります。もう何年も前から片側通行。ちょっとは山肌工事も進捗してる風ではありますが、まだ工事は終わっておらず、交互通行の信号待ちです。
山伏峠は、基本勾配7〜8%の峠で、キツイ10%以上は、1カ所ぐらいしか出て来ません。それでも正面の赤い屋根の上に見えるガードレールの所まで、まずは、あそこを目指して登っていきます。
ちなみに、これは帰りに撮った写真です。左側から右へと登り、つづら折りを繰り返しながら、あの場所へ。
一番キツイのがこの付近。10%ぐらいだったと思いますが、距離は長くないのでクリア出来ます。ただし、休日は対抗車が多いので、左端を走らねばならず、勾配のきついイン側を走らなければなりませんが。
このマチュピチュみたいな集落まで来ればクリアしたも同然。この後、まだ登りますが、きつい勾配はありません。
ちなみに中程に見える道路が、2つ前の写真を撮った場所です。
ほどなくして、山伏峠に到着!峠と言いつつも、通過点のような切り通しなので、眺望は望めません。このへんは山王峠と同じ。なので、ご褒美の景色を求めて、正丸峠に向かいます。
山伏峠からちょっと下った所に、正丸峠の入り口があります。このまま真っ直ぐ下れば、芦ヶ久保とか、秩父方面。正丸峠は右折です。
ここからは荒れた路面に注意しながら進みます。距離的には、1㎞となっていますが、1.2㎞ぐらいですかね。こちらも傾斜は強くありません。5%前後ですかね。
かつては、走り屋のマンガ「頭文字D」の舞台だったので、走り屋が多かったのですが、ドリフトさせない対策として、道路中央にキャットアイという、反射板付のくさびが打ち込まれているので、だいぶ減ったようです。でも、それでも改造車のエキゾーストノートが聞こえる事があるので、そういう時は、用心しながら路肩側を走ります。
最初は木々に囲まれ、薄暗い緑のトンネルの中を走るのですが、頂上が近づくにつれ、明るくなって来るので、J-POPにありがちな歌詞のように「光さす方へ」目指して向かいます。
そいて、パーっと開けたらゴールの、峠の茶屋「奥村茶屋」。やまね食堂でカレーを食べたので、こちらでは飲み物だけ購入でしたが、名物のジンギスカンをやっている人達がいて、それを観たら食べたくなりました。
ヒルクライマーたちは、ヒル飯として、名物の豚の味噌焼の正丸丼を頂きますが、元からの名物はジンギスカンですから。
ちなみに僕は、鉄鍋で直焼じゃなく、野菜を敷いてその上で蒸し焼きする派です。その方が、肉に甘みが出るような気がします。ラムの場合は直焼でもいいのですが、マトンは野菜の上で蒸し焼き推奨です。
さて、峠で同じく休憩していたクライマー達と、自転車談義。1人は健脚なシニアで、今日は寝坊したから正丸峠にしといたとの事で、普段は、輪行で伊豆や箱根、栃木や群馬の峠を登っているそうです。
もう1人はロードを初めて1年という板橋の大学生。最初の方に都民の森に連れて行かれて、何度も足つきしたけれど、それからハマって、今日はボスキャラの1つ、子の権現に行ってから、山伏峠、正丸峠と登り、その後、刈場坂峠から白石峠に渡る予定だとか。すみません、自分は正丸で満足なので、これにて帰りますが。
クライマーというより、スプリンターのようにガタイがいいのですが、ロード歴1年で子の権現クリアとか、素晴らしいです。
ヒルクライムの話しになったら、「しおいんですけど」というブログの、ヒルクライム動画を観ているという話しで盛り上がりました。あれみてると、イメトレになるという話しに。
僕は山を登っている時のモノローグのように時折漏れる心の叫びが好きで、よく飲みながら観ています。
大学生君から、「しおいんですけど」の管理人さんは、完全な貧脚サギだよねという話しに。いやいや、大学生君も、1年で子の権現クリアとか、貧脚じゃないでしょ!と、心の中でツッコミ。
さて、ご褒美風景。肉眼だと、新宿の高層ビルが見えているのですが、コンデジのズームだと写らないなあ。
いいカメラで撮りたいけど、それだと重くなりヒルクライムに不利。今回はコレで勘弁してください。