「ガイアの夜明け」でやっていて気になっていた帽子「エアピーク」
アスリートの頭を冷やす為に開発されたキャップで、競歩の50km全日本選手権優勝の鈴木雄介選手などが使用している他、駿河台大学駅伝部の選手が猛暑の大会でかぶり、自己ベストを更新した模様どを放送していました。
風を取り込み、従来の帽子比べ、温度を13.6度、湿度を30%カットします。
というのが売り文句なんですが、実際の所はどんなもんか、実際に買ってかぶって実験です。
「エアピーク」は、レーシングカーのボンネットについているエアインテークのような発想のキャップです。
放送されてからすぐに品切れになっていたのですが、amazonに入荷するという情報を得て、すぐGET。ちなみにメッシュ加工のアスリート用PROは、今年の分は完売してしまった模様です。それぐらいの反響だった訳です。
ちなみに僕が買ったのは、ランニング用の「SPEED Ⅱ」というモデル。これならポタリングの時に、空気を拾って快適なのではないかと購入しました。
全面から風を吸入して、頭部の上を通して、後方に逃がし、頭部を冷却するという構造。
また頭部が2重構造になっていて、キャップの上と、頭の間に空間が出来るようになっています。なので頭が蒸れにくいという触れ込みです。
内部はこんな構造。額を支えるベルトのような物があるのですが、それがちょうど眉毛の上ぐらいに来ます。その上に3㎝ぐらいの所まで何も当たらない空間が出来ます。外から見ると2段になっているキャップのツバの付け根が、生え際のちょっと下に当たり(生え際に、かなり個人差がありますが)、眉毛上のベルトとの間の額部分は完全フリー。
つなり、キャップのエアインテークから吸入した風が、直接額に当たり、時折、「あ、冷えてるな」というのを感じます。
そして、頭部が2重構造になっているので、そこから頭の上を風が通り抜けて、後ろから排気するいう理論。
キャップを脱いでも、頭部が蒸れているという事はありませんし、汗もかきにくいので、効果があるのかもしれません。
この日は台風前夜で、強風が吹いていましたが、無風の時に走った方が、帽子を通り抜ける風を感じやすいかもしれませんね。
もう少し使用してみますが、今みたいな酷暑の時には直射日光を浴びる浴びないで体感温度が違いますし、風を取り込めるのは、いいかもという感じはしています。
さて、自転車乗りの方は、ロードバイクに乗るとき、ヘルメットの下にかぶったらどうなるだろう?という疑問を持つ方がいると思います。
たしかにキャップのツバは、空気を拾うのですが、ヘルメットの下にサイクルキャップをかぶる場合、ツバを上げる人が多くないですか?額に当たる風は、そっちの方が大きいと思います。ヘルメットをかぶると、せっかく2重構造になっているキャップの上部が潰されてしまうので、スキマが無くなってしまい、頭部の上を風で冷やすという効果は消されてしまうと思います。
なので、ロードバイクより、スピードの出ないミニベロでのポタリング的な時に、ちょうどいいキャップだと思います。