夏に食べたくなるメニューというがあります。
江古田にも、トキのジャンボパフェなど
名物メニューのあるお店がいくつかあったのですが、
残念ながら次々に閉店し、その姿を消しています。
そんな中で、まだ食べられるのが、
モカのBセットハーフ。
ホットサンドにバニラアイスを挟んだもの。
大盛りのポテトと、ゼリー、コーヒーがついて610円。
ブログ読み返したら、去年もちょうどこの頃に食べてるんだよね。
まあ、江古田に長年住んでいれば、そういう発想になるよなあ。
あとは、プアハウスのサンバル御飯だな。
アレも食べておこう。
■モカ
■東京都練馬区栄町39-5
■営業:9:00~19:00
■定休日:日曜
■場所はこのへん
ところで、いつもは2階で頂くのですが、
この日は、女子大生のバイトが夏休みでいないので、
1階で…との事。
そうか、夏休みか…と思いながら、ちょっと前の事を思い出しました。
武蔵大学の学生さん達から、江古田の商店街について教えて欲しいという依頼が。
このブログの前に、江古田の飲食店全制覇というブログをやっていて、
江古田の事を色々書いていたので、白羽の屋が立った模様。
とっても丁寧な依頼メールで、好感が持てたので、OKしました。
大きく言うと、ゼミで「商店街の再生」について、学んでいて、
かつて「商店街はなぜ滅びるのか」という本にも言及していた事もあって、
いろいろ聞いてみたいとの事。
そこでまず、江古田の商店街にどんなイメージを持っているか、逆に聞いてみると、
「学生街」と答えた。
間違ってはいなけど、まず、そこに大きな誤解がある。
学生街というと、学生達で商店街が賑わっているイメージでとらえる人が多いです。
ならば、あなたたちは、江古田のどのお店に入った事があるの?と聞いてみる。
江古田で最も安いチェーン居酒屋に行った事があるぐらいで、他は無く、
ほとんどが学食か、コンビニで買うとの事。
そういう事です。
全部ではないですが、多くの学生がそういう感じです。
つまり街で遊ぶという事が少ないのです。
しかも、春休み、夏休み、冬休み、受験シーズンと休みが多く、
年の1/3は、休み。
なので、学生街だけど、学生にたよって商売しているお店は、
ほとんどありません。
というか、学生頼みにすると、年の1/3に閑古鳥が鳴く事なるからです。
せっかく話しを聞きに来た学生にすれば、ガッカリする話しだと思いますが、
ウソをついてもしょうがないし。
確かにね、昭和の頃の江古田は、チェーン店もコンビニも少なかったから
学生も商店街で遊んでいた時期もあったんですけどね。
で、商店街は再生するかという話し。
こちらも、本やCDなど、流通が変わってしまい、
店舗販売が難しくなった職種も増えました。
自前の物件で家族経営していた時代もあるけれど、
その商売をやめた物件を借りて、新たな人が商売を行うという事は、
家賃分と人件費で、商売成立のハードルがあがる。
だから、以前より儲かる事を念頭に入れて商売しなればならない。
など、江古田以外の商店街も取材してわかった言の実情は教えてましたが、
やはり自分で見聞きしないとね。
あとは自分で遊んで、感じるしかないです。
>eugeneさん
江古田も道路拡張工事がスタートしてから街が変わりました。
立て直しで多くの物件が新築になり、家賃もあがりました。
となると個人店は厳しいですからね。
そして車の動線が、人の動線を断ち切ってしまうという
皮肉な結果になってしまっています。
地方は、車社会になってしまっているので、
駅前の寂れ具合、その進み方が激しいですね。
ロンドン、パリ、ニューヨークでは、
近距離は、自転車をシェアして、代替交通にする運動が盛んになって来ていますから、
もしかしたら、ヒントになるかもですね。
江古田日和も読みましたが、興味深いテーマですね。
自転車で巡った僕の感想は「道路整備事業の大罪(洋泉社新書y)」
に書いてある感覚が一番近いです。
ようはバイパスを造ると、コミュニティが分断されて街が死ぬということ。
計画的に小店舗を潰して大型店舗しか残らないような道路作りをしているということです。
昨日まで子供が行き交っていた小道が拡張され、商店街が分断されていくさまを見るのは本当に胸がつぶれる想いです。
地方都市は東京以上にひどいもので、人間が幸せな街とはなんなんだろうと考えさせられてしまいます。
僕がganさんのブログを好きな理由のひとつは、
そういう滅び行く文化に対する暖かいまなざしをもっているからかもしれないです。