カフェギャラリー吾野宿(吾野)

吾野宿

今回は、飯能やグリーンライン、越生あたりで
ヒルクライムなど楽しんでいる方達に読んで欲しい記事です。

西武池袋線および西武秩父線沿いに走る国道299号線は、
自転車乗りには厳しい国道というか酷道として知られています。
なので、299号線をメインでサイクリングする人は少ないと思いますが、
グリーンラインから降りて、正丸峠や天目指峠を経て、名栗に抜ける人、
もしくは、その逆の人などの通過点にはなっているのではないかと思います。

顔振峠と、子の権現に挟まれた谷底に位置するのが、吾野宿。
国道299号にも、自転車は旧街道へという看板がありますが、
その旧街道沿いにある集落です。

吾野宿

かつて、秩父方面に向かう道の宿場町的存在で、
旅館もいくつかあったようですが、
今は、せんべい屋さんなど、ポツリとお店があるのみ。

蔵

古い街並みの他、蔵なども残っています。
なので、古民家好きな人達を呼び寄せるような要素はあるのですが、
いかんせん、シャッター街のように閉まっているので、
蔵の街、川越のような観光スポットにはなれていません。

吾野宿

そんな吾野宿を何とかしたいと立ち上がったのが、
ギャラリーカフェ、吾野宿。

元問屋さんだった建物らしいのですが、
吾野に寄り道プロジェクトによって造られたもので、
学生の手を借りて、ハンドメイドでリノベーションしたお店です。
ブログにその模様が載っているのでご覧ください。

名栗の「古民家ひらぬま」に行った時にここのポストカードが置かれていて、
それで来てみたいなあと思っていたのですが、
日曜のみ営業の為、天気との折り合いで、なかなか来れずにいました。

店内

元々の建物の風合いを残した、素朴な造り。

コーヒー

今はコーヒーしかメニューはありません。400円。
この売り上げは、吾野宿の再生の資金に使われます。

お店の方は、なぜこのお店を知ったのが興味津々だったので、
いろいろとお話をしました。

まず、今日は輪行で吾野から電車で帰るというと、
すぐに時刻表の休日版のプリントを渡されて、
「次は56分なので、それまでゆっくりしていってください」と。

その後、ここは古民家ひらぬまのポストカードで知った事、
今日は、自転車で名栗から天目指峠を越えて、
ロックガーデンカフェでカレーパンを食べてから来た事など、
ここを知ったトーク。

すると、この旧街道は、自転車の人も結構通るのですが、
お店にバイクラック置いた方がいいですかね?と。

「置いた方がいいでしょうね」

そこから、自転車談義。
この一帯は、ヒルクライムする人達の通り道である事を教えました。
僕自身、かつて越生から顔振峠に登って、
ここ吾野から輪行して帰った事あるし。

そして、越生は今、自転車乗りの誘致に力を入れている事、
飯能でも、カフェKIKIさんはじめ、自転車の聖地を造ろうとしている事、
(サイクルラック設置したり、有間峠の落石掃除したり
この吾野は、その2つのエリアを結ぶポイントにある事。
なんてのを語りました。

このプロジェクト、全てが手探りでDASH村的なテイストもあるのですが、
どのように成長するのか、ここを通過する自転車乗りの方々には、
頭の片隅入れて置いて欲しいなと思った訳です。

飯能自体は、ヤマノススメ効果で登山客には力を入れているのですが、
自転車乗り効果は、まだまだ認知されていません。
ただ、越生、吾野、名栗、飯能の自転車熱を持った人達がつながると、
一大ヒルクライム天国が出来るじゃないですか。
そしたら市も動かざるを得ないですよね。
もう越生町は動いているんだし。

だから、ちょっと応援したいんですよね。
こういうつながるポイント。

■カフェギャラリー吾野宿
■埼玉県飯能市坂石町分213
営業:
■定休日:月〜土(日曜のみ営業)
場所はこのへん
お店のサイト
お店のツイッター

吾野駅

吾野駅前の武蔵野美晴休憩所は、登山客で賑わっていました。
登山客の皆さんは、吾野宿散策しないで、直接に駅に行っちゃう人多いそうですが、
もし、これを観たら、カフェギャラリー吾野宿の事もインプットして欲しいです。

輪行

さて、吾野から輪行。
西武線8両編成は、先頭車両の所に、車椅子スペースもあり、
輪行組も集まります。

ちょっと気になったのは、シートやクランクがはみ出してる人がいる事。
私鉄はまだうるさくないのかもしれないですが、
これJRは完全にアウトですよ。

輪行組の皆さんも、完全収納お願いします。

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古民家ひらぬま(飯能)

看板

飯能の奥座敷、名栗の明治期につくられた木造2階建の古民家が、
週末だけカフェ営業するというので、行ってきました。
「古民家ひらぬま」

旗が出いる前に家がありますが、それではありません。
軽トラの奥にみえる古民家です。

ちなみに軽トラの真上の山頂にみえるのが、名栗の観音様。

古民家ひらぬま

奥に行くと見えて来ました。
一段下りた場所にあります。

表札

景観重要建造物に指定されています。

古民家

明治中期に建築された山あいの古民家であり、
手入れの行き届いた落ち着いた色調の外観が周囲の山や川などの自然と調和
…というのが、選定の理由のようです。

バイク

自転車乗りの先客がいて、敷地内、門の中に止めていたので、
並べて止めさせてもらいました。
この位置だと、縁側から目視出来るので、ちょっと安心。

しかしサーベロってカッコイイなあ。
高いけどね。
入門編のエントリーモデル、R2
105で組んだ完成車が、43万円。
105で43万するのか…。
R3は、アルテグラで53万円。
高っ!

でも、弱虫ペダルの新開ファンの女のコが、
ポーンと買ったりしてるんですよねえ。
お金持ってるなあ。
羨ましい。

店内

店内は、そのまんま古民家なんで、靴を脱いであがるタイプ。
いろりにあるのは南部鉄瓶かな?
山里の風情がありますね。

こういう雰囲気って、白川郷とか、そういう所で味わうんだろうけど、
東京からロードバイクで行ける飯能の奥にある訳ですよ。
古民家マニアとか、建築マニアとか、心躍るんじゃないですか?

店内

この付近は、名栗の一番奥の紗蔵もそうだけど、
立派な旧家が残っていますね。

ステンドグラス

ステンドグラスもあったりして、洒落た人だったのかなあ。
和洋折衷。

ケーキセット

ケーキ&珈琲セットは、600円。
珈琲は名栗のアスロンコーヒー焙煎所のものらしい。
通販とかで店舗形式じゃないらしいですが。

お庭を眺めながら、禅寺のように無になってみる。

無になるといえば格好いいけど、単に途方に暮れているだけ。
去年より体力落ちている自分が情けない。

お会計の時に、サイクルジャージの僕を見て、
「正丸峠とか、どこかに行かれるの?」
と、言われたので、こう答えました。
「いえ、ここが目的地です。来てみたかったので」

■古民家ひらぬま
■埼玉県飯能市上名栗201
■営業:11:00〜16:00
■定休日:平日(12月~2月は全休)
場所はこのへん

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