有間峠ヒルクライム(登り編)

名栗湖

7月にまた有間峠が閉鎖されてしまうと聞いて、じゃあ、今のうちに登っておこうかとリベンジしに来ました。
4年前の秋に上まで行ったんですが、日没が16時半で、15時半で、稜線の大岩のあたり。残りの稜線部分4㎞を往復すると、真っ暗な中を走る羽目になりそうだったので、泣く泣く暗くなる前に引き返したのです。

今回は日没の心配は無いのですが、気温30度を超える天候なのか、BAD DAYなのか、名栗湖までの坂も、いつもよりキツい。今シーズンは、仁田山1本と、完全に練習不足。さあ、どうする?

DNS、やめとくか…そんな風に止める方に傾いた時、一人のバイカーに話しかけられました。
「7月に名栗峠の林道が閉鎖されるっていうので、走っておきたいんですが、この先でいいんですかね?」
「この奥に走って行って、有間渓谷観光釣り場を越えたら、二股に分かれるので、右に行ってください。」
「ありがとうございます。今日はヒルクライムするんですか?」
「え?考え中です」
「自転車の人達って、自力で登るなんて凄いですね。頑張ってください!」

いやいや、まだ登るとか言ってないから。なんか、登らざるを得ない雰囲気じゃないですか。じゃあ、行けるところまで行って、駄目だったら無理せず引き返すか。…と行ってみる事にしました。

カヌー

湖の奥の方に行くと、徐々に木々に囲まれて、日差しが遮られ、少し涼しくなって来ました。お!これは行けるか?

ゲート

観光釣り場を越えたら右、有間峠へ向います。広河原逆川林道のゲートが見えてきました。7月になるとここが施錠され、通れなくなるので今のうちです。さて、ここからは写真を撮る余力がありませんでした。

まずは、ゆっくりながら順調に登っていきます。ただ、ガーミンで14%のあたりになると、時速は5㎞前後までダウン。これで距離が短ければ、無理矢理頑張るのですが、先が長い事はわかっているので、のんびりと。

すると、意外な伏兵というか、息も足も大丈夫なのに、突然持病の腰痛が襲ってきました!頭の中でドラクエのモンスター登場の音楽が鳴ります。
「♪ヒュルルル〜腰痛が現れた」
ガシガシに腰が固まっていきます。我慢して、我慢して、巻き貝っぽくなっている外側を通り、その後、ゆるい直線っぽくなった所で、状態を起こして伸び!

続いては、心拍数と息。これは暑さなのか、体力不足なのか、稜線付近に近づき、あと1ターンぐらいか?と回ると、まだまだ直接で登るコースが見えて、心折れそうになります。ナビは使わない派なんですが、今回ばかりは、今どこを走っているのか、地図で知りたかったです。

大岩

稜線に出てからは、完全に乳酸ですね。斜度がゆるくなり、時折下りも入るのに、足がまわらない。前に登った時は、こんなにツラくなかったぞー!やっぱり練習不足なんでしょうね。

大岩を過ぎてから、稜線が見通せた場所を探して、写真を撮ろうと思ったのですが、新緑の季節で、青々とした木々に囲まれて先が見通せません。秋には、見えたんだけどね。

有間峠

なんとかたどり着きました有間峠。
記念撮影したいのに、ちょっとー!どういう事?バイクの人が峠の票の前に停めてどっか行って、なかなか帰って来ません。しばらく待ったんだけど、全然、帰ってこない!この日の山頂は、なんだかヤブ蚊の大群が凄くて、払っても払っても、ヤブ蚊に囲まれてしまいます。

有間峠

仕方がないので、いびつなトリミング。せっかく登ったのに、コレかよ。バイクの人は、どこ行ったんだ?立ちションか?野ぐそか?峠の標の前にバイク置いて塞いでいなくなるのやめてっ!

名栗湖

おお、あそこから登ってきたのだね。名栗湖が見えます。標高, 1142m。んー本調子の時にリベンジしたいけど、しばらくはいいか。7月閉鎖を言い訳に、他の峠でトレーニングする事にしましょう。

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アスロンコーヒー焙煎所(飯能)

名栗

県道53号線を使って飯能の奥座敷、名栗方面へ。
表の道に出ると日差しを浴びるので、少し暑いぐらい。汗ばむけど、買ったばかりのraphaのベースレイヤーが、いい具合に汗を外に出してくれるので、ジャージが貼り付く事もなく快適!

看板

今年初のヒルクライムで正丸峠に行こうと思っていたのですが、え?全面通行止め?マジで?仕方がないので予定を変更して、とりあえず有間ダムへ。

有間ダム

久々の有間ダムはキツいですねえ。
ガーミンで、最大14%。
長い距離じゃないのですが、半年以上ぶりのヒルクラムなので、完全に勘が鈍っています。スピードも遅い。たぶん、シッティングでのヒルクラの方法が間違ってるんでしょうね。あと、体重が増え過ぎだ。ダイエットもしないといけませんなあ。正面の有間峠にリベンジしたいけど、この調子じゃ無理だなあ。勘を取り戻さないと。本当は、冬の間も凍結してない時に登っておいた方がいいですね。半年以上ぶりだと、もう、スキルメーターが限りなく0に近くなっていました。

アート

有馬ダム周辺では、野外アート展みたいなのをやっていましたね。石碑の周りには、木製の巨大なアリの集団が。

クラブハウス

ボトルの中身が切れたので、スポーツドリンクを求めてレイクサイドテラスへ。汗をかく時期は水だと塩分不足になり、足がつりやすくなるので、水ではなく、必ずスポーツドリンク。さらに、塩タブレットも持っています。走行中に足をつるというより、家に帰って来てからつる事が多いのですが、つると言うより痙攣と言うぐらい、足がビーンと張ってものすごい痛いので、塩分対策は慎重にしています。

張り紙

こんな張り紙がありました。
やはり外来種駆除に苦労しているんですね。名栗湖の水全部抜きますとか出来ないだろうし。

アスロン

さて、正丸峠が駄目なら、仁田山でも登って行くかと思ったのですが、ご飯を食べると、わりと早めにトイレに行きたくなるタイプ。なので、その前に鳥居観音の公衆トイレへ。水洗だし、ウォシュレットついてるし、きれいなのでここをチョイス。この日は、セパレートのハーフパンツジャージだったのですが、肩紐のついたビブを着ている人って、トイレどうしてるんでしょうか?前にそれでトイレに入ったところ、ほぼ全裸状態にならないと、用が足せず、大変だったのですが。

鳥居の所に、ワゴン販売のアスロンコーヒーがいたので、ホットコーヒーを飲む事に。有馬ダムからの下りで、ちょっと冷えました。というか、それだけ汗をかいたという事ですね。

コーヒー

アスロンとは、トライアスロンからとったもので、こちらのご主人も自転車乗りです。なので、しばし自転車談義。
「正丸峠に行こうと思ったんですが、通行止めなんですね」と言うと、「え?平日だけですよ!土日は通れます」「ええ?」
後で、看板の写真を見直してみると下の方に、「土日祭日は除く」とありました。一旦正丸スイッチをオフにしてしまったので、再稼働するまで時間がかかりそうで、そのまま、仁田山に登ることにしました。

■アスロンコーヒー焙煎所
■出店場所:埼玉県飯能市上名栗3198
■営業:お昼頃〜夕方まで
■定休日:月〜木
出店場所はお店のツイッターをチェック
お店のサイト

入り口

仁田山は去年の桜の時期に登って以来。アスロンコーヒーのご主人とも話したのですが、一度登っている山は、ツラくてもコースがわかっているので、我慢のしどころ、力の入れどころがわかるので、他よりクリアしやすく、復帰戦には向いているという事に。

仁田山立体ルート

ここも、最初15%の坂がやってきますが、桜並木の所まで行けば、一旦落ち着き、息を整えられます。その後、コア山の石碑までまた15%が続き、それを乗り越えたら、10%前後の坂が楽に感じられる!…というのが、頭に入っています。

なので、超遅いですが、前に走った情報をトレースしながら、ノロノロと登ってて行きました。

仁田山

木製になって、ちょっと立派にバージョンアップしていた仁田山の表札?的なもの。

登り

峠クリアと思いきや、さらに登る、頂上詐欺。まあそれでも、ゆっくりなら登れない事もありません。よく、ツールなどで、勢いで登るコンタドールと、ペースで登るフルームが比較されていましたが、マイペースで登るというのを覚えれば、峠はクリアしやすくなる!…というのを思い出しました。まあ、フルームのペースで登るとは全く違いますが。行けるとこまで行こうと、がむしゃらに行くと、途中で息切れしちゃうんですよね。どんなにゆっくりでも、登れればOKと思っていくと、意外と登れます。

見晴らし

名栗側の峠は、登っても見晴らしがいい所は少ないのですが、仁田山は終盤戦に、パっと開けるところがあります。こう見ると、登ってきたなあと思えますね。

下り

右手のガードレールの所を下ってきて、Uターンして飯能方面に帰る事に。下りの時に、raphaのジレを着用したのですが、気化熱でちょっと寒かったです。ウインドブレーカーにすれば良かったなあと少し後悔しました。

あと、一つご注意を。
交通量の少ない山道での下りなので、ペダルを回さずとも勢いで下って行くのですが、耳に風が当たり、風切り音が凄いです。そんな中、山道徐行で、EVモードで走行の、ほぼ無音のプリウスが、カーブの先から、「ひょっこりはん」する事があり、少しヒヤっとする事がありました。

交通量が少ないと油断する事なかれ。カーブの先には車がいるかも。

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