チャオ ベッラ チンクエッティ 豊洲PIT

豊洲PIT

いい意味で裏切られたライブでした。
昨日のチャオベッラチンクエッティの豊洲PITのライブ。

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画像・BARKSさんより

詳しいライブレポは、BARKSさんやBillboard JAPAN、
動画ニュースのMAiDiGiTVのリンクを下に貼っておくので、
そちらを見て貰うとして、自分の感想を。

今年のアイドル界隈のトレンドって、
曲がそれまでの打ち込みから
ロック色の割りとゴリゴリ系のサウンドが主流になりました。

それと同時にライブは、MC、バラード少なめで、
アッパーな曲をノンストップで通すというのが主流に。

アップアップガールズ(仮)が、2時間ノンストップでライブを行えば、
元祖殺人セットリストの℃-uteは、Can’t STOPツアーを開催。
2時間ぶち上げで盛り上がって、クタクタになって、やりきったバンザーイ!
…てのが、主流になって来ていた訳ですよ。

チャオベラもライブでブチ上がる鉄板曲を多数持ってるから、
どういう風に来るんだろうと思ってたら、違いました。

アンコール後は、まさかのアコースティック。
いつもは盛り上がるアッパーな曲を、アコースティックにアレンジして、
jazzy な着席ライブ。

まさかの最後の最後に座らせんの?
…と最初は戸惑ったのだけど、
聴いているうちに、どんどん引き込まれていきます。

とどめは、橋本愛奈さん「はしもん」のアコースティックの「Do Me! Do!」。

ハスキーボイスだから、スナックのママキャラでいじられる彼女ですが、
歌を聴きながら思い浮かんだのは、スナックじゃなく、
もっと大きな箱、古き良きキャバレー。

古い日本映画なんかで出て来るのですが、
バンドが入って、JAZZやラテンなんか演奏があって、
きらびやかだったり、しっとりさせたりする、大人のエンターテイメント。
アイドルなのに、何かそういうショーも出来るんじゃないかと思いましたよ。

よくお芝居などで、アイドルがショーガールを演じるというのはあるけど、
アイドルのライブの別タイプで、これが出来たら面白いなと。

通常のぶちあげ系のツアーの集大成として、
大箱の大阪なんばハッチが決まっていますが、
チャオベラは、1月からは、毎週アコースティックライブが復活するそうなので、
こっちのアコースティック路線の集大成として、
元キャバレーだった所を改装した鶯谷のライブハウス、
東京キネマ倶楽部あたりで、聴かせる大人のライブやってくれないかなあ。
…と、聞きながら妄想しておりました。

この日の関係者席は、ラジオ関係者も多かったのですが、
ニッポン放送の吉田尚記アナも同じ事を思っていたようで、

なんて、ツイートも。
勉強の為にライブを見学に来ていたアイドル達も、同じような事感じてました。

鉄板アッパーソングで攻めるのが定石ですが、
アコースティックでしっとり終わらせて、次の可能性を感じさせるのが
もっと大きな攻めだったりするのかなあと、
すっかり術中にはまりながら、余韻にひたっておりましたよ。

なんか色んな可能性を感じさせるライブでしたね。

可能性といえば、このライブをやる数日前に、
彼女らと共にトークショーを行いました。
ラジオ関係者が語る、チャオベッラチンクエッティ。
チャオベラの「しゃべりが上手いアイドル」という路線、
こちらは、引き続き色々サポートしていきたいなと思った次第です。

ライブレポート記事
●「チャオベラ、秋ツアーが終了。しかし延長戦突入へ」(BARKS)

チャオ ベッラ チンクエッティ ツアー千秋楽公式レポ到着「あっきゃん元気かー?」福田花音作詞の新曲初披露(Billboard JAPAN)

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モーニング娘。’15 武道館

武道館

ここ1年、いやここ数年で一番というライブを観てしまいました。
モーニング娘。’15の武道館コンサート。
単独ライブとしては、エース鞘師里保さんの実質卒業コンサートとなります。

今年は、節目のコンサートを多くみてきました。
3月にBerryz工房の活動停止コンサート。
10月のアイドリング!!!全員卒業コンサート。
11月のアンジュルム福田花音さん卒業コンサート。
どれも素晴らしいコンサートだったのですが、
今日のモーニング娘。’15には、圧倒されっぱなしでした。

ストイックであまり多くを語らず、パフォーマンスで全てを表現する
エース鞘師里保。
そのエースの全てを凝縮した、圧倒的なパフォーマンス。

ライブを見慣れているはずの関係者席でも、
「すごい!」「すごい!」
という声が聞こえてきます。
メドレーが終わる度に隣りにいる関係者と、
「今日、すごいっすね」
という会話を。
もう「すごい」しか出て来ないのですよ。

モーニング娘。’15といえば、一糸乱れぬフォーメーションダンスというイメージですが、
今回のライブは、自分の意思が感じられました。
新曲「冷たい風と片思い」での、ソロダンス。
解き放たれたように、ダイナミックに踊る鞘師に惹きつけられます。
新曲といいつつ、生でこれが観られるのは、もしかしてコレが最後か?
いつもはどこか仕事として取材目線で見る自分がいるのだけど、
そんな事をすっかり忘れるほど、ただただ見とれていました。

そんなエースを送り出すために、盟友であるメンバー達も
いいパフォーマンスで会場を盛り上げていくのだけど、
石田亜佑美さんが凄かった。

鞘師&石田は、ダンスパフォーマンスの2トップ。
必ず2人のダンスバトルが組み込まれているのですが、
最後のバトルを生で目に焼き付ける事が出来て、本当に良かった。
鞘師とのバトルで成長した姿を見せつけたよね。

鞘師とバトルしながら、鞘師の為に会場を煽り盛り上げる石田。
アンコールでの、新曲「ENDLESS SKY」
「泣くはずがない 自分で選んだ未来だから」と歌いながら
思わず涙を堪えきれず、声がうわずる鞘師。
その歌声を聞いて、これまで完璧なパフォーマンスをして来た石田が、
踊りながら思わず目頭を押さえる。

それを見て、正直、涙がポロリとこぼれましたよ。

コンサートが終わった後の関係者席は、ただのヲタの集団でした。
普段は会釈するだけの人達が、
「よかったですねねー」「あそこ凄かったですね」
と皆口々に、この感動を共有したいとばかりに話しかけています。

自分だけじゃななかったのか、仕事脳がぶっ飛んだのは。
忘れないように、いろいろ注意深く見ていたコンサートですが、
忘れられないコンサートにしてくれましたよ。
モーニング娘。’15、そして鞘師里保は。

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