ぽれやぁれ(高円寺)

外観

高円寺にエトアール通りという商店街があります。
南口の高円寺パル商店街から折れて、ちょいと路地に入った通り。
今は西友となっている場所が、かつてエトアール劇場という映画館だった事から
その名前が商店街の名前に残されています。

大学は小金井に移転したのに駅名だけ残っている東横線の学芸大学みたいなもんですね。

かつて映画館というのは、小さな街にもあったりしたもので、
僕が住む江古田にも、江古田文化という映画館があったそうです。
今はパチンコ屋さんになっていますが、
その文化という名前だけが残って、旭丘文化通りという商店街になっています。

ここまでは、高円寺のエトアール通りと同じなのですが、
江古田の場合、住民でもその寂れた商店街の名前が
旭丘文化通りだという事すら知らない人が多いようです。

さてさて、前置きが長くなりましたが、そのエトアール通りにあるのが、
「ぽれやぁれ」というカフェ。

店名はスワヒリ語で「ゆっくり」を表す「ぽれぽれ」と
ミャンマー語で「大丈夫」を表す「やぁれやぁれ」を合わせた造語だそうですが、
「なんとかなるさ」の沖縄弁「なんくるないさー」とか
スペイン語由来の「ケセラセラ」とか、
こういう言葉って音感自体が脱力系のような気がしますね。

店内

店内の壁はギャラリーになっていて、この日は写真展が開かれていました。
右側は海の写真だったのですが、
左の小さい写真は家族の写真で、写真好きの間で有名なブログ「ダカフェ日記」のよう。
幸せな家族のオーラが発せられていました。

店内

絵本や詩集なども置かれたテーブルなんかもあって、
気になった物をなんとなく手にとって見ると、
ハッとする言葉が飛び込んで来たり…という事も。

ノート

こちらのノートには「アナログtwitter」と書かれていました。
やはり手書きのつぶやきって、センス出ますね。
「○○なう」なんていう、どうでもいいような物ってない。
その瞬間の気持ちを切り取ったような、一言が並びます。

ココナッツカレー

化学調味料、食品添加物を使わず、
手作りにこだわった料理を出しているというこちらのお店で、
頂いたのは、ココナッツカレー850円。

なんだか優しい味だ。

無添加とか無化調のお店の料理って、
物足りなくて力が出ないっていう人いるけれど、
化学調味料って、ドーピングみたいなもので、
それで無理矢理パンチを出しているような気がします。

外国人のモデルさん達って、食べ物には凄くこだわっていて、
僕らが何気にコンビニ飯を食べていると、パッケージを見て
「ダメだよ!こんなにケミカル入ってる」
って、注意してくる。
体を維持するためには、インスタントや化学的な物をやめるのが一番なんだって。

頭ではわかっているけど、なかなか実践出来ないけどね。
まあ、放射能が気になるというお母さんも、
それ意外のケミカルな物には無頓着な方が多いみたいなので、
余裕がある時にパッケージに書かれている添加物、どんな物か調べてみてください。

そのモデルさんの一言。
「長く保存できる物は、だいたい怪しい」

■ぽれやぁれ
■東京都杉並区高円寺南3-44-16
■営業:13:00~23:00
(木曜日 15:00~)
■定休日:水曜日・第3木曜日
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カフェ分福(高円寺)

分福

元気のある高円寺ルック商店街。
忌野清志郎も通った老舗の喫茶店「七つ森」や
自家焙煎のコーヒースタンド「amp」などがあるのですが、
そんな中に、また新たなカフェが出来ました。
2月にオープンしたばかりの、まだ新しいお店です。

看板

そのお店というのが、カフェ分福。

店内

白を基調とした店内に、アンティークなテーブルが並びます。
最初、テーブル席に案内されたのですが、
女子グループがやってきたので、カウンター風の壁際の席への移動を申し出ました。
外観もそうなんですが、女子ウケする雰囲気なので、
次々にお客さんがやってきます。

パンケーキ

書斎のような壁際のテーブルで頂いたのは、
オーガニックの小麦粉を使ったホットケーキ、650円。
アイスコーヒーは、500円。
メニューにどこの国のどこの農園の豆を使ったのか書いてあります。

バターとメイプルシロップの割合を色々試しながら、
自分好みの味を探すのが楽しい。

窓際

オーナーは元女性カメラマン。
ん?これでは元女性で男になったカメラマンみたいじゃないか。
女性元カメラマン?
カメラマン自体が男性って事だから、元カメラウーマン?
ブログをみたら、メインの活動の場はカフェに移したものの、
写真も平行してやられているようなので、女性写真家でいいのか。

何が言いたかったかというと、写真家の美意識からか、
何気なく置かれているように見えて、バランスが絵になりやすい。
きちんとしすぎじゃ面白くないし、雑すぎでもダメ。
このぐらいのバランスがいい。

そういえば、男性が女性を部屋に招く事になり、
一旦綺麗に掃除してから、バランス良く部屋を散らかすという事、
知り合いの男性で、何人かやっているの知ってる。
その時に、散らかすのは、「昨日読んでたんだよね」風に、
楽譜だったり、アート写真集だったり、その人の趣味まつわる物。

話はそれましたが、そう言う適度な雑さは必要な訳ですね。

まだオープンしたばかりですが、
今後、そういうセンスが徐々に積み上げられて、
このお店らしい雰囲気が出来ていくんでしょうね。

ゾウ

<トイデジのNeinGrenze 5000Tで撮影>

本が積み上げられている奥には、ゾウがいました。
密林風に観葉植物越しに撮ってみる。

ゾウって幸せを呼ぶ象徴というのは有名ですが、
風水では、玄関とか外に向かって置くと、
悪意のある人から家を守るっていう意味もあるそうな。

そのおまじないにかかわらず入った自分は、
悪意がないと判定されたのでしょうか?

そういえば、このお店の名前の分福。
分福茶釜から来ていると思うのですが、そういえば、分福って何?
…と思って調べてみたら、諸説あるのですが、
福を分ける力があるというのに由来するという説も。

もしかしたら、なにかいいことあるかな?

■カフェ分福
■東京都杉並区高円寺南3-23-18
■営業:
11:30~22:00(火〜土)
11:30~18:30(日)
■定休日:月曜日
場所はこのへん
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