これだけお店を周り、いろんな物を食べているのに、
未だに食べ方が良くわからないという物があります。
目白にあるル・モンサンミシェルで出会ったのも、そんな一品でした。
駅から徒歩15メートルぐらいでしょうか?
一見、外見はチェーンカフェのようで、素通りしていたのですが、
店内を覗いたら、インテリアとかいい感じだったので入ってみる事にしました。
少しアンティーク寄りの造りで、厨房には外国人シェフの姿も見えます。
隣がマックという駅前立地なのに、なんだか住宅街カフェのようないい雰囲気です。
その食べ方が良くわからないというのが、ガレット。
そば粉のクレープというのは知っているけれど、
あちらがデザートという感覚が強いのに対し、
ガレットはランチメニューになっていたりする事が多いです。
実は、こちらはガレットとクレープのお店なんですが、
この日のランチは、レタスの冷製スープと、テリーヌをつつんだガレットと
ドリンクがセットになって、1500円。
だいたい本格的なフレンチなんて、結婚式でもなければ食べる事がなく、
テリーヌもやはり、誰かの結婚式以来です。
「焼き鳥でもつまみながら、ビールでも行く?」とか
「オデンに熱燗でもどう?」とか、誘ったり誘われたりする事はあるけど、
「今日、テリーヌで赤ワインでもどう?」なんて言われる事はありません。
見た目も、マンタを下から観たような感じで、
なんかドラクエとかに、これに似たキャラが出来てもおかしくはない気がします。
そのテリーヌと、ガレットの組み合わせという、
自分にとってはドラゴンクエストにおける、はぐれメタルなみにレアなキャラと
どう戦っていいのかわからず、一瞬たじろぎましたが、格闘してみる事に。
まずは一人作戦会議。
テリーヌは2枚。そして、ガレットのこの大きさ。
そのまま食べると、ソースの絡んでいないガレットの部分が大きい。
きっとこれは中身を見せるための盛りつけで、
食べる時は巻き直した方がいいのではないか?と、
勝手に名探偵コナン的推理がはじまりました。
最初に、テリーヌの重なっている部分をずらして縦に2枚に並べ、
着物の襟を絞めるように、ガレットを重ね直しました。
で、生春巻きに近い感じにした所で、ナイフで切って食べる事に。
これが合ってるかどうかわからないのですが、
濃厚なテリーヌをつつむ事によって、
パリっとしたガレットが、少ししんなりして、ちょうど良くなりました。
最中アイスの皮が、アイスクリームとなじんで来る感じ。
例が、低レベルで申し訳ない。
まあ結果として、美味しく頂いたのですが、
食べ方間違ってたりして…とヒヤヒヤしてたら
後から入ってきた年配ご夫婦も、
「ガレットって何?」って店員さんに聞いてたりして、
意外に知らない人も多いのかもね。
見栄張らないで、最初から素直に美味しい食べ方聞けば良かった…。
■ル・モンサンミシェル (Le Mont-St-Michel)
■東京都豊島区目白3-4-15 プラネットメジロ 1F
■営業
11:30 〜15:00(ランチ)
15:00 〜18:00(スイーツ)
18:00 〜23:00(ディナー)
■定休日:不定休
■場所はこのへん
■お店のサイト