南湯最後の日(江古田)

江古田ゆうゆうロードから少し入った所にある銭湯(現時点ではあったと過去形)南湯の最後の日に行ってきました。

この界隈では、桜台の久松湯が完全リニューアルして、サウナ付の銭湯に生まれ変わり、人気を呼んでいますが、昔ながらの形式の古き良き銭湯は、姿を消しつつあります。

今から12年前の2009年には、江古田駅北口の小竹浴場が閉店。残すは音大通りの浅間湯と、千川通り奥の江古田湯の2つのみになってしまいました。

入り口には、常連さん?からのお花も。

カウンターには奥様、そしてその傍らにご主人が立って「いらっしゃいませ」と、最後の日のお客さんを出迎えていました。どこか寂しそう。

お声をかけて写真を撮らせて頂きました。そして、入浴。

関東の銭湯は入った正面の富士山のペンキ絵などがある壁を背にするように湯船がある所が多いのですが、南湯は、男湯女湯の仕切りに沿って湯船がある関西風の作り。カランも縦じゃなく横に並ぶ方式。

江古田界隈の銭湯は湯船の温度が高い傾向にあるのですが、こちらは42度ぐらいでさほど熱くなく、のんびり入れます。たぶん一番熱いのは江古田湯で、46度ぐらいあるんじゃないでしょうか?

この日は最後の日という事もあり、割と混み気味。湯船が人で埋まるという現象も。毎日、こうだったらもう少し続いたのかもしれませんね。

帰り際、ご主人に「お疲れ様でした」と声をかけたら、深々とお辞儀をして送り出してくれました。

約60年、お疲れ様でした。

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“南湯最後の日(江古田)” への1件の返信

  1. すごく寂しいです
    天井も、高くてすばらしい建物でした重厚で

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