気づかぬうちに、いろんな物は進化しており、過去に戻って、それを感じさせられる出来事がありました。番組でフィルムカメラについて取り上げる事になり、久々に写してみようという事になったのですが、すんなりと事は運びませんでした。
いろんな準備に奔走し、東長崎のチックフリックベイクで試し撮りにこぎ着けました。
昨年、写ルンですは30周年を迎え、いろいろなイベントやキャンペーンが行われていました。そこから若い女子に写ルンですがブームとなっています。
実はFUJIFILMでも、昨年の写ルンです30周年記念の企画の時、社内で「今さら写ルンです?」という声もあったそうですが、説得材料となったのが、ハッシュタグの数で、それだけユーザーがいればと、GOサインが出たのだとか。
さて、番組DJが「写ルンです」で写真を撮ってくるというので、僕は引き出しの奥から、ナチュラクラシカを引っ張り出してきました。ところが!まず電池が切れているので動かない。その電池が、近所のコンビニなどでは売られておらず、ビッグカメラまで買いに行くことに。
ナチュラクラシカは、カメラ女子に人気のあった機種。現在は生産中止。買った当初、量販店で2万5千円ぐらいでしたが、今、中古の価格は、5万円前後。箱付きの状態の良い物は6万超え。フィルムカメラなのにフラッシュを焚かなくても、室内で綺麗な写真が撮れ、コンパクトというので、人気のあった機種です。
FUJIFILMのナチュラというISO感度1600の高感度フィルムを入れると、自動でNPモードになり、常に+1.5~+2.0に補正して写真を撮るので、非常に明るい写真が撮れるのです。もちろん、普通のフィルムでも撮れますが、このナチュラを入れた時のNPモードの色合いが人気なので、フィルムを探したのですが、これまた、どこにも置いてない。なので、こちらもまとめてビックカメラで購入。
ちなみに、現像に出す前に、余ってる枚数を消化する為、東長崎の商店街で撮ったナチュラクラシカの写真。何も考えないで、パチリ。夕暮れのノンフラッシュです。
こちらは、駅前。同じく夕暮れノンフラッシュ。
さて、フィルの写真を見るなら、デジカメの同じ構図のものと比べてみるのが良かろうと。
こちらがデジカメ SONY RX-100で撮った画像。ブログの写真は、スタイルシートで白縁をつけているので、本来の画像よりは、少し圧縮されてモヤっとしていますが、まあ、それでもよく見るデジカメの画像。
一方、ナチュラクラシカで撮った映像。ノンフラッシュです。現像の時、CD-Rにデータ化してもらい、それをPCに取り込んでいます。デジカメの映像が、そのままを見ているのに対し、雑誌か何かにプリントされたのを見ているような感じですね。
これはコレで味があります。
■Chick Flick Bake
■東京都豊島区長崎5-5-3
■営業:
11:00-23:00(平日)
12:00-22:00(土日)
■定休日:火曜
■場所はこのへん
■お店のfacebook
さて、番組で女性DJが撮ってきた、写ルンですの写真。
まず、普通の写ルンですは、室内では真っ暗に写ります。これはデジカメやスマホの自動補正で、ノンフラッシュで写せる今、忘れてしまっていて、その失敗作多数。逆に、ノンフラッシュの世界になっているので、お店でフラッシュを焚くと、驚かれるし、ひんしゅくを買うこともあるので、注意してください。
なので、最初に買うのなら、写ルンですの1600 Hi-Speed (高感度・高速シャッター) のヤツを買いましょう。これならば、多少、暗さに強いです。
番組で、写ルンですをどう利用しているのか募集したのですが、あ!これはいいな!という物がありましたので、皆様にも。
結婚式で、各テーブルに1つ「写ルンです」を置いて、自由に撮って貰うのだそうです。自撮りでもいいし、そのテーブルの様子、席からみた新郎新婦。後で回収して、現像データ化し、自分たちでアルバムを作るのだとか。結婚式の当日は、各テーブルの様子はわからないし、カメラの中に、撮った人達の愛情が込められているので、見ていて楽しくなる写真が多くて、わくわくするのだそうです。
結婚式を控えている方、式、二次会などでどうですか?
(注)フラッシュは焚いてね!