ラーンガイ(江古田)

ラーンガイ

現在東京の各地で、次々に閉店していく東京チカラめしの店舗を狙い澄ますかのように、
野郎ラーメンが入って勢力を伸ばし、話題になっています。
江古田も例に漏れず、チカラめしの南口店は、野郎ラーメンに。

空き店舗を居抜きで営業というのは江古田では多い話しなんですが、
一時期、江古田はカレー戦争と呼ばれる時期がありました。

どこかのお店が潰れると、必ずと言っていいほどインドネパール系の店が入り、
狭い街にインド系だけでMAX6店舗ありました。
それに加えプアハウスをはじめとするカレーが人気の喫茶店があったり、
蕎麦屋系のカレーがあったり、カレー好きにたまらん街だった訳ですよ。

それだけカレータウンだったったのに、
意外な事にタイのグリーンカレーが食べられるようになったのは、
最近になって、このお店が出来てから。
北口にある「ラーンガイ」

看板

今や徒歩圏内で、こうしていろんなカレーが食べられますが、
田舎にいる頃、カレーといえば母親の作るカレーライスでした。
田舎にいたのは高校を卒業するまででしたから、
外食って言っても、せいぜい家庭カレーに近い食堂カレーですよ。

初めてナンで食べる本格的なインドカレーを食べたのは東京に出てきてからでした。
確か、あのアジャンタだったハズ。
学生時代の友人がそこでウエイターのアルバイトをしていて、
「お前ら本物のカレー食べた事あるか?」
と、誘ってくれたのがきっかけだったように思います。

これはうちが極度の田舎だったからなんでしょうかね。
多くの人は、田舎にいるうちにインドorネパールの人が作る
ナンのインドカレーって食べた経験があるんでしょうか?

しかもタイ料理なんて、東京に出てきたらも学生時代は経験なくて、
社会人になってしばらくたってからのような気がします。
まあ、これは時代ってのもあるんでしょうが。

グリーンカレー

でもって、そのタイカレーは、480円。
メニュー名の「ゲーン・キャオ・ワーン」はタイの言葉で、汁物・緑・甘いで、
タイ風のグリーンカレーの事。
ココナッツミルクの甘さの中に青唐辛子の辛さがほのかに忍んでいる
甘めのカレーです。

本来はタイ料理のお弁当屋さんなので、テイクアウトが多いのですが、
イートインも出来るので、さっと食べたい時はお店で。

ここは、ほんとどのメニューがワンコイン以下で、おいしいので、
チェーンのお弁当屋さんより、こちらを利用する事が多いですね。

■多国籍屋台 RAN GAI ( ラーンガイ )
■東京都練馬区栄町39-2 新角田ビル 1F
■営業:11:30〜19:00
■定休日:不定休(基本:水曜&第2、第4木)
場所はこのへん
お店のサイト

ところで、田舎にいる頃は家庭カレーか食堂カレーしかなかった。
…と書いたけれど、現在では全国から観光客が食べに来る名物店があります。

カリー亭

うちの田舎は岩手県の宮古市で、あまちゃんの北鉄のモデルとなった
三陸鉄道の本社のある町です。

そこで人気を呼んでいるのがカリー亭。
元々は地産地消で、少々値段が高くても岩手産の材料しか使わないという
ポリシーの元生まれたカレー店。
そのカレーが旨いという事で、よく三陸の旅グルメなどでも紹介されていました。

しかし、あの東日本大震災で被災。
海からは500mも離れていませんが、山の裏側に面していた為に、
浸水はあったものの、津波の直撃は避けられ、建物は無事でした。

さすがに機材等は浸水した為に、そこからの復興となりました。
うちの町ではわりと早めに復活出来た為に、
震災を扱うニュースなどでも復興のシンボルとして、たびたび取り上げられ、
災いが転じて、広く知れ渡る事に。

チキンカリー

こうして人気となったのが、
骨付鶏もも肉をそのまま一本煮込んだ、インド風チキンカリーです。
南部の鶏肉、そして岩手産の野菜、岩手産の菜種油と、
徹底的に岩手産にこだわったカレー。

前から楽天市場で人気を呼んでいるのは知っていたのですが、
驚いたのは、amazonでも買えるようになっていたという事。
amazonって、大型の本屋やCDショップの無い地方の人が、
品物を取り寄せるのに便利というイメージだったのですが、
その逆で、地方の名産品を簡単に取り寄せるという用途にも
定着して来てるんですね。

この前うちの前に停まっていた宅配業者のワゴンを見たら、
荷台にある段ボールの約半数が、amazonのマーク入りでした。
amazonも凄いね。

   

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