大雪の日、どうしても観たい映画があったので、豊島園に。さすがに電車です。その電車も、間引き運転していました。さらに「としまえん」は、大雪の為に閉園してました。
映画の前に腹ごしらえ。行こうと思っていた喫茶店もお休みしていました。たぶん、雪のせいですね。
という訳で、その先のティティカフェへ。店内の明かりが目に入った時には、ちょっとホッとしましたよ。やってなかったら、あとどこに行こうかと思っていたので。
いつもは満席の人気カフェですが、さすがにこの日は、人もまばら。
チョイスしたのは本日のランチ、1200円。この日は、サーモンのソテー。サラダとパン、スープは食べ放題。雪の日は、こういうクリームソースが似合いますね。最後はパンでソースを拭き取るように食べて、完食。
■ティティ カフェ(titi cafe)
■東京都練馬区練馬4-19-7 メッセ豊島園2号館2F
■営業:
8:30~20:00
11:30〜14:00(ランチ)
■定休日:木曜日
■場所はこのへん
■お店のサイト
さて、映画。みんなが大雪で外出を控える中、どうしてもみたくてしょうがない映画がありました。
最近、有吉反省会や1分間の深イイ話で話題を呼んだ、色黒ナレーターの伊津野亮さん。一緒にラジオの番組をやっているのですが、その番組で今季のF1展望をやった時に、話しに出てきたのが、F1を描いた『映画ラッシュ/プライドと友情』車好きの伊津野さんに、熱くお勧めされた作品です。
今週の番組で、リスナーからの感想を募集しようかな…とか思って、週末に観ておく事に。その前に話聞いたら、観たい欲求が抑えられなかったのです。
金曜日の仕事帰りに金券ショップ覗いたら、前売りが1200円で売られていました。通常1800円だから600円のお得!やったー!
F1史上もっとも印象的なライバルと称されるニキ・ラウダとジェームズ・ハント。完璧主義の頭脳派、ラウダ。自由奔放なカリスマ、ハント。相反する二人の男が、火花を散らし頂点を争います。実話を元にした映画です。
1976年のシーズンがメインのお話しですが、この世代でなくても、音速の貴公子、アイルトン・セナと、冷静沈着なプロフェッサー、アラン・プロス。このセナ・プロ対決を知っている人なら、脳内変換出来ます。
6輪タイレルも出てくるし、プライベートのシーンでは、当時の車が。最終戦は、富士スピードウェイなんだけど、駐車場には、ダルマセリカが駐まってたり。
もう、車好きには、たまらん映画です。
印象的だったのは、映画内の「幸せは自分を弱くする」という台詞。
守るべきものが出来ると、無理が出来なくなるというニュアンス。普通なら、守るべき物が出来て、強くなると言いますが、それは、妻や子供を守るという意味での強さ。
この映画での「幸せは自分を弱くする」は、守るべき妻や子供の顔がチラつくと、ギリギリの所で今までのような無理が出来なくなるという意味。
うちの番組でF1の解説をしていただく為に、現役のGTレーサーにお越し頂いたのですが、やはり、子供が生まれると遅くなるレーサーもいるんだそうです。守る物が出来ると、ギリギリの無茶、もうひと踏みができなくなるのだとか。
「飛べない豚はただの豚」って有名なコピーあるけど踏めないドライバーはタダの豚だって感じで、無茶をして暴れまくるハント。それとは逆に、結婚や大事故を経験し、慎重になるラウダ。
最初は、ラウダに肩入れしてみていたけど、最後にはハントも好きになります。
最後の大舞台は、日本、富士スピードウェイだぜ!もう、見るしか!
F1の爆音あってこその映画。ぜひ、映画館で見る事をオススメします。
手に汗握る戦い。気がついたら、秋元康さんみたいに両脇かかえて腕組みして観てました。大雪だけどさ、熱くなれたよ。