新宿方面から江古田の家に帰る場合、山手通りや中野通りに出てしまう事が多いのですが、
この日は、池袋のジュンク堂書店に寄るために、珍しく明治通りを使いました。
その明治通り沿い、雑司ヶ谷と池袋の中間ぐらいにあるのが「ロケットカフェ」です。
看板も控えめな感じで、左手の階段をのぼった2階にあるので、
隠れ家的雰囲気のするお店です。
店内は15席ぐらいの、割とこぢんまりした感じですが、
明治通りを見下ろす席なんかもあったりして、
行き交う車や人々を見ながら、逆にのんびりしたりするのにもってこい。
昼間、皆さんがあくせく働く時間に、お先に失礼して飲むビールが旨いように、
早足で仕事へ向かう人たちを眺めながら飲むコーヒーも、また旨いのです。
カプチーノは600円。
お店の壁はギャラリーになっていて、アーティストのミニ作品展になっています。
この日、飾られていたのは町を写しだしたモノクロの写真たち。
ちょうど座っている席の背の部分になるのですが、時々振り返ってみていると、
ドラマSPECの時のワイルドな感じではなく、
ハチクロの時のような草食系の加瀬亮みたいなマスターが、歩み寄り、
作品の説明をしてくれました。
少しでも注目して欲しいというような感じですが、押しが強い訳じゃなく控えめに。
解説をするというよりは、添えるという感じ。
いいな、その雰囲気が。
お店と縁あって作品を展示する事になったアーティストへの愛を感じました。
■ROCKET CAFE (ロケットカフェ)
■東京都豊島区目白2-16-20 大黒ビル2A
■営業:
12:00~15:00 (ランチ)
15:00~18:00(カフェ)
18:00~23:00
12:00~23:00(土日)
■定休日:月曜
■場所はこのへん
■お店のサイト
そろそろ帰宅しようとしたら、夕暮れがきれいだったので、
ビックリガードを通らず、山手線をまたぐ「花のはし」を渡ってみました。
自転車と歩行者だけが渡れる歩道橋です。
ここなら一段高くなっていて、目白方向に、風景が開けているからです。
写真では伝えきれないのですが、
夕暮れと言っても夕焼けの赤ではなく、空が金色になる瞬間があるのですよ。
マジックアワーとかゴールデンアワーと言われる時間。
仕事が終わり、みんなの安堵のため息で、町が包まれているような、
そんな雰囲気のする空気感なのでした。