樹の房(東長崎)

住宅街

※お店はオーナーが変わり、cafe suginocoとして営業しています。

釣りで言うなら久々に大物、
松方弘樹もビックリのカジキマグロサイズを釣り上げた気分です。
穴場カフェを見つけました!

この住宅街の中にカフェがある事は、ご近所の方でも知らない人が多いようで、
穴場中の穴場。
本当は「秘密のカフェ」に分類して内緒にしたかったのですが、
ご主人達は、もっと知って欲しいという事だったので紹介する事にします。

西武線池袋線、東長崎の南口から商店街を外れた住宅地に、そのカフェはあります。

看板

お店の名は「樹の房」と書いて「じゅのぼう」と読みます。
こちらは奥様が書いた文字を金属加工して作ったもの。

樹の房

昭和30年代の民家を改装したお店で、一階の板張りの壁と、
二階の紅殻塗りの壁が、目をひきます。

外観

お店には壁二面を切り取った大きな窓があるのですが、
なぜこんな大きな窓にしたのかと言うと…。

窓からの風景

目の前が小さな公園となっていて、木々が借景となっているのです。
しかも正面にあるのは大きなソメイヨシノの桜の木で、
春にはこの大きな窓が一面桜色に染まるのだそうです。

店内

店内に入ってすぐの壁際は、雑貨のセレクトショップ。
手作りジャムの他、ご主人や奥様が集めたお気に入りの品々が並んでいます。

店内

JAZZが流れる店内。
4人席が2つと、2人席が1つ。
元々和室だった所をリノベーションしているのですが、
フランスの写真家、ブレッソンのポスターが貼られている所は、
元々押し入れだった場所。
名残で上に天袋の跡があります。

ちょっと暗くてわかりにくいかもしれませんが、ストーブの上には南部鉄瓶。
椅子やテーブルはヨーロッパのアンティークみたいな感じですが、
妙に調和しています。
アンティークな風情をもっている物は和でも洋でも合うんですね。

その他、柱を見れば床の間だった場所など、いろいろ発見があるので、
くつろぎながら、いろいろ観察してみてください。

本日のデザートセット

本日のデザートは、ブラウニーで400円。
+300円でコーヒー付のセットにする事が出来ます。
クリームも上品だから甘さが抑えられ、ほぼよい感じ。
こういうのを頂くと過度な甘みのものは何が入っているんだろうと思えてきます。

フレンチレストラン風のデザートの感じなのですが、
ランチの豚肉の赤ワイン煮込みなども美味しいから食べに来て!とご主人。
ぜひ、食べてみたいです!

公園に面したり、広い敷地でも無い限り、
風景見ながらくつろげる場所というのは少ないので、
そういう意味では貴重なお店ですね。

このお店は夜になると、予約専門のしゃぶしゃぶ屋さんに変身する為、
カフェ営業は16時までと、少し短いのですが、
ちょうど閉店間際で、最後のお客だったので、色々とお話をさせてもらいました。

そして、二階が和室で、夜はしゃぶしゃぶのお店になるというので、
興味を持ったら、見せてくれました。

二階

二階の部分は、元々は木造アパートだったらしく、
一階とは別に専用のドアからあがる作りだったそうで、
階段の下にはその名残のドアがあります。

和室

二階の部屋は、アパートだった部屋を改装した和室で、
こちらが、予約制のしゃぶしゃぶを頂く個室に。
アンティークな照明がいい感じ。

写真

部屋にはTV番組の取材で訪れた、ウエンツ瑛士さんと、ほんじゃまか石塚さん
あき竹城さんなどの写真がありました。

隣の部屋

お隣の部屋はアジアンテイストとなっているのですが、
こちらはウエイティングルーム的な感じで、
コートや荷物を置いたり、赤ちゃんのおむつ替えに使ってもらったりする場所。

ベランダ

二階には小さな和風ベランダがあるのですが、元々は物干しだった場所。
こちらは夏場には、小さなビアガーデンに。

お風呂

お店にする前は、借家にする予定だったそうで、
お風呂なども綺麗にリフォームされていてます。

夜のしゃぶしゃぶコースをご利用の方で、希望があれば、
お風呂に入ってから、食事にするようにしてもいいんですよと、
ご主人が言ってました。

お店に訪れた人の中には、自分の家も古かったりして、
古民家系のリフォームに興味を持つ人も多いそうです。
ただ、情報がないので、リフォーム出来ないだろうと新築してしまい、
このお店を見て後悔する人も。
昔の家は丈夫に作られているので、建て替えるより、
リフォームした方が、味のある唯一無二の家が出来るのだそうです。
そういう相談に来る人もいるそうなので、考えている人は足を運んで見ては?

このお店を手がけた業者も、古民家リフォームが得意な所で、
いろいろと相談してこのようなお店を作り上げたのだそうです。

さらにこのお店自体が、アンティークな照明のショールームにもなっているので
探している方は相談してみてはいかがでしょうか?

こういうお店を見つけると、古民家に住みたくなりますね。
先日友人のマンションにお邪魔したのですが、
古いマンションだったの古民家風で逆にオシャレで、羨ましかったです。
古民家萌えです。

■樹の房
■東京都豊島区南長崎3-40-14
■営業:9:00~16:00
■定休日:日月祝
場所はこのへん
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エスプレッソ・フェリーチェ・ロースター(雑司ヶ谷)

エスプレッソ・フェリーチェ・ロースター

※こちらのお店は閉店し、ネットショップとして再出発するそうです。

自転車でカフェめぐり、つまりチャリカフェのいい所は、
駅という概念がなくなるという事です。
「○○駅から徒歩○分、ちょっと遠そうだ…」という事がなくなります。

例えば、雑司ヶ谷近辺って、
副都心線を使おうとすれば、池袋か渋谷で乗り換えなければならず、
都電荒川線を使おうとすれば、大塚で乗り換えなければなりません。
じゃあ、JRの駅から歩こうとすれば、池袋も目白も、徒歩15分以上。

自宅のある西武線の江古田からは、池袋まで3駅、乗り換えて1駅だったのですが、
自転車だと「家」からクロスバイクで10分ちょい。
しかも、江古田からは道なり一直線だし、
雑司ヶ谷は「けっこう近い」でしかないのです。

なので、自転車で自宅周辺しか走った事がないという人、
ぜひ、勇気を持ってちょっとだけ遠出してみてください。
意外と近い事にびっくりするハズ。
その後は、行動範囲もぐっと広がります!

さて、徒歩だとちょっと遠い、車だと駐車場を探すのが大変というそんな場所で、
穴場のカフェを発見しました!

看板

「エスプレッソ・フェリーチェ・ロースター」
名前の通り、エスプレッソにこだわるお店。

店内

店内は立ち飲みスタイル。
背の高いスツールが2つぐらいあって、混んでなければそれに腰掛けられます。
コーヒーしかなく、店内にはローストされた豆のいい香りが漂っていて、
食欲ならぬ、飲みたい欲求が湧き出してくる。
「飲欲」という言葉はないのだけど、飲みたい欲求というのは何と言うのでしょう?

「のどが渇いたとき水を欲するように、心から望むこと。」は「渇望」だけど、
自由とか感動とかそういう時につかうような気がします。
コーヒーも渇望でいいのでしょうか?
ともかく、のどが乾いた時に水を欲するように、心からコーヒーを望んだので、
いい事にしておいてください。

カプチーノ

注文したのは、カプチーノ。
ロータスのカラメルビスケットが添えられて、380円。
自家焙煎をしているので、豆の香りが強く、
カップを口元に引き寄せると、コーヒーの香りがさらに鼻をくすぐります。

そしてこういうお店に足を運ぶようになってわかったことですが、
ラテでもカプチーノでも、コーヒーの味と香りがミルクに負けていません。
表面もハート型の可愛いデザインというだけでなく、
コーヒーとミルクを味わうために「層にしました」という感じ。
市販のカップや缶のラテとは違い、最初から全てが混ざった味ではなく、
「あ!コーヒー」「今度はミルク」みたいにそれぞれの素材の味が主張しながら、
口の中で徐々に混じり合い、最終的に味が完成されていくような感じ。

モネやゴッホの絵画や、山下清のちぎり絵に例えるのは大袈裟かもしれないけど、
近くではそれぞれの色が独立していて、少し離れると、一枚の絵に見えるという
点画技法のような、複雑な味わいなのです。

なので、最近は、こういうカプチーノを探すのが楽しみに。
お店の方のお話で、何軒が情報を仕入れたので、また自転車で回ってみたいと思います。

目白駅からは、椿山荘や日本女子大に向かう途中。
目白通りと、護国寺へ向かう不忍通りが分かれる、ちょいと手前にあります。
ぜひ、この道を通る機会があったら、立ち寄ってみてください。
自信を持ってオススメします。

※こちらのお店は閉店し、ネットショップとして再出発するそうです。

■エスプレッソ・フェリーチェ・ロースター
■東京都豊島区高田1-38-12 目白ガーデンハイツ1F
■営業:12:00~19:00
■定休日:不定休
場所はこのへん
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