豊島園で映画を観る前の腹ごしらえシリーズ。練馬の安田珈琲店へ。
サイフォンで淹れるコーヒーのお店で、サンドイッチ系の軽食もあります。…という訳で、入ってみました。
ジャズが流れる店内。当日のサービスのモカは400円。ハムチーズのホットサンドイッチは500円。
ちなみにバタートーストなら100円、シナモントーストは150円と、お手頃な物もありました。サイフォンで淹れたモカは、まろやかで非常に飲みやすかったです。
珈琲もサンドイッチも美味しかったのですが、僕の場合は非喫煙者なので、全面喫煙可なのが辛かったかな。この時も僕以外、全員喫煙者でした。
■安田珈琲店
■東京都練馬区豊玉北6-13-15 藤和シティコープ 1F
■営業:9:00~19:00
■定休日:木曜日・第2水曜
■場所はこのへん
みんなが働いている平日昼間に映画を観るという行為はなんだか、背徳感があります。
生放送がない日はでスタジオに行く必要がなく、原稿だけ送ればいいので、どこでも仕事が出来ます。
この日も、締め切りが2本あったのですが、夜までに提出すればいいので割と昼間は自由が利きました。しかも、そのうちの1本が注目の映画紹介の原稿なので、映画館のロビーで仕事をするのが都合が良かったのです。
ノートパソコンがあれば原稿なんてどこでも書けるし、いわゆるノマドワーカーってやつですね。しかし、仕事=会社に行くの人からすれば、遊んでるようにしか見えないんだろうな。とか思ったりするので、正直、引け目を感じる部分もあります。
チラシはそろっているし、映画を観れば予告編も観られる。なので映画の原稿を書くにはうってつけ。
平日のロビーは空いているので、映画を観たらすぐにここで原稿書いちゃいます。
今日観たのは、キャプテン・フィリップス。2009年に起ったソマリア海域での海賊事件の実話に基づくドラマ。
まずこれは、あくまでも僕個人の感想だという事を前提に読んでください。
この映画は、実際に起きた事件を元にした話しなのですが、でも、どこか、遠い世界の話という感じの人が多いんじゃないでしょうか?ただ、自分の場合は、実は父親が貨物船やタンカーの船乗りだった人で、中東戦争が起きているさなかに、ペルシャ湾に行く事もあったし、このソマリアの海域も航行した事もあります。で、何か近くで大きな事件が起きると、安否報告が会社からあったりしたので、たぶん他の人よりリアリティーを持って観る事になったのだと思います。
ソマリアの海賊に襲われた貨物船と、その船長の対応を描いたものなのだけど、トムハンクス演じる、船長の機転が素晴らしい。
ほぼ船のなかだけだからある種、密室劇なのだけど、船長の心情の動きの描き方がすごいので大きなアクションはないけど、常に手に汗握る状態。そして救出に向かう最新鋭、最精鋭のアメリカ軍は、まるでSFを観ているようでした。
これは遠いアフリカのソマリア海域の出来事で、日本人にはピンと来ないかもしれないけど、実際に頻繁に起きている出来事です。日本沿岸ではそういう事が起きるはずがないと思っている人が多いでしょうけど、実際に起きたら、どういう対応になるんだろう?なんて思いながら観ていました。
ドラマの最後に出る字幕。船長はこんな恐ろしい思いをしているのに、その後また、船の仕事に戻ったそうです。僕の友人が自転車で転んで骨折した為に、その後、自転車に乗るのが怖くなったとトラウマになってるけどそれと比べ物にならない恐怖を味わって、どんな決意で海に戻ったのだろうか?
ドキュメントを観ているような感覚で、スクリーンにのめり込んでいたわけだけど、放心状態になりながら、字幕を観ていた時に、ふと、これって演技なんだよなと思ったら、鳥肌が立ちました。
あの緊張感漂うシーン、感動のシーン、その後に「はい!カット!」みたいな感じで、素に戻るんだろうか?それを感じさせない迫真の演技。そう考えたら逆にトム・ハンクスすげーな!なんて震えが来ました。
最近観た映画の中では、特にオススメ。予告編はこちら。
それとは逆に、違う意味で超注目しているのが47RONINです。今週末公開の映画。ユナイテッドシネマとしまえんでは、ゼログラビディよりも宣伝に力が入ってます。
キアヌ・リーブスも出演しているし、赤穂浪士、忠臣蔵のアメリカ版かと思っていたのですが、予告を観てびっくり!呪術師が操る、猪や龍みたいなモンスターと戦っているのです。
え?ドラクエみたいなヤツなの?
超B級の香りがプンプンする。チラシはポスターは、完全にモンスターの件を封印する作戦に出てるけど、公開されて、どんな反応を巻き起こすのか楽しみ作品です。剛力ガッチャマン同様の、コレじゃない感を巻き起こす予感がしているのですが。まあ、それはそれで楽しみ。
今週末、何観よう?コレか?んー、コレじゃないか…。