プルジャダイニング(巣鴨)

先週の10月5日、土曜日のお話。

番組の会議などでもサウナブームが議題にあがる事が多くなったのですが、そういう時にマウントを取る方法として一番いいのが「あ!行ってる」という発言。多くの制作者が、だいたいTVやネットの知識でネタ集めをしているのですが、実際に体験している人は少ないので、「行ってる」の一言で、主導権を取れるのです。

そういうきっかけで通い始めたのは事実ですが、本当にサウナの良さに気づき、今ではすっかり純粋にハマってしまいました。

で、飲み友にサウナーが多いので、「あしたサウナ行きたいんだけど、どこかオススメない?」と聞くと、みんな口を揃えて「しきじに行ってください」と言います。「しきじ」というのは、サウナーの中では水風呂が凄い事で有名なサウナの聖地。ただ、静岡にあります。

「いや、急に静岡は無理だって」…というと、「じゃあ、中しきじと言われる、巣鴨ののサンフラワーはどうですか?水風呂も評判いいし、巣鴨にはプルジャダイニングという美味しいネパールカレーもあるので、セットでオススメです」と提案が。

わかった。明日は巣鴨にします。と、ミニベロでやってきました。

ネパール料理のプルジャダイニング。元々、大塚寄りにあったのですが、移転して巣鴨の南口方面に。

住宅街の中にポツンとあるような感じなんですが、お店は常に満席をキープ。しかも、OLさんみたいな女性客が多いんですよね。

ラーメン店に入ったら一番オーソドックスな物、蕎麦屋だったら「盛り蕎麦」、カレーだったら「チキンカレー」が、お店の実力をはかれる定番メニューだと思っているので、下調べせずにチキンカレーを注文。

江古田には、印度ネパールカレーが5店舗ぐらいあるのですが、北インド系のどこも似たり寄ったりの味。プルジャダイニングはネパール料理なんですが、真逆で南インドとかスリランカにありそうなカレーなのです。

あまり辛くなくて、でもカレーは平板な味じゃなく、奥深いスパシーさ。

店内に貼られているグルメ雑誌の切り抜きを読んだら「数々のネパール料理を食べて来たけど、正真正銘のネパール料理が堪能出来る、唯一のお店と言ってもいいだろう」という記述がありました。やっぱそうか。

たぶん、多くのインドネパールカレーは、アメリカ人にウケそうと考えられたカリフォルニア巻みたいに、これ出しておけば日本人はインドカレーだと思う的な、なんちゃって本格派なんじゃないかという気がしてきました。

「カレー=辛い=スパイシー」でくくられがちなんですが、スリランカもこのプルジャダイニングも、辛くないのにスパイシー。

サウナーのうんちくを身につけたいと思って巣鴨に来たんですが、本物のネパール料理って何?正しい北インドって何?って疑問も湧き上がりました。北インドって、ホントはナンとかあまり食べないとも言うしね。カレーももう少し勉強しないとダメかな?

■プルジャ ダイニング (Purja Dining)
■東京都豊島区巣鴨1-34-4 メゾン春日 1F
■営業:
11:00~15:00
17:00~23:00(L.O22:30)
■定休日:火曜日
■場所はこのへん
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フレンチ パウンド ハウス 大和郷本店(巣鴨)

アイドル・バニラビーンズのレナちゃんのインスタを見ていて、行きたくなったお店、巣鴨ののフレンチ パウンド ハウス。お店の入っているマンション自体が、外壁工事中だったので、工事感満載ですが、通常はレンガ造りの洋館のようなお店。暖かくなると、外のテラス席はペットも可のようです。

#20170227 #日本一のショートケーキ 生クリームが好きな人の手のひらみたいに柔らかかった(えっ?) #🍰

バニラビーンズ レナ🐈さん(@vb_rena913)がシェアした投稿 –

ゲストに来てくれてから、二人組のバニラビーンズの事は好きで見ているのですが、リサちゃんがガチセレブ、レナちゃんが庶民派グルメを載せる事が多く、二人とも、ジャンルは違えど、グルメなのがよくわかるインスタです。バニビのグルメ番組観たいなあ。

こちらのハッシュタグに #日本一のショートケーキ とありますが、こういうキャッチーなタイトルの物は、キュレーションメディアに狙い撃ちされ、コピペ、コピペで、同じような記事が増産されています。ところで、素朴な疑問なんですけど、質の悪いキュレーションメディアって、記事の最後に、「いかがでしたか?」って書いてる率が高いの、何でだろう?最後が「いかがでしたか?」の記事は信用出来ないので、お気をつけて。

ショートケーキは、2種類あって、たくさんの苺、良質の生クリーム、スポンジに軽く苺の果汁を含ませたブランと、苺の果汁を加えたメレンゲを生クリームと合わせ、香りづけ程度の苺のお酒とキルシュを使った、ルージュ。こちらは、ルージュです。

僕の前の方が「車で来ているんですけど、ルージュ食べて大丈夫ですか?」と聞いたら、香り付けだけなので大丈夫ですとの事。僕も自転車だったので、ブランにしようかと思っていましたが、大丈夫なら、ルージュで香りを楽しもうじゃありませんか。

さて、日本一のショートケーキ!旨い物ってやっぱりバランスなんですね。何かが飛び抜けた方がインパクトはありますが、それって、どこかで飽きられて長続きしません。絶妙なバランスのショートケーキだなあ。

■フレンチ パウンド ハウス 大和郷本店 (FRENCH POUND HOUSE)
■東京都豊島区巣鴨1-4-4 マンション サンビップ巣鴨 1F
■営業:10:00~20:00
■定休日:無休
場所はこのへん
お店のサイト

さて、ここからはフィルム写真のナチュラクラシカの画像で。

巣鴨っていうと、おばあちゃんの原宿っていうイメージがあると思いますが、
実は、都内でも有数の超高級住宅地だって、知っていますか?
山手線の外側は、確かに下町風情がありますが、
この「フレンチ パウンド ハウス 大和郷本店」のあるあたりから、
六義園に挟まれた山手線内側の一体は、どこも家がデカい!

もともと三菱財閥の創始者である岩崎弥太郎が、
明治前半に、この一帯の土地を買い占め、
その後、大正時代に、3代目の岩崎久弥が
理想の都市を作ろうと、中産階級向けに分譲した地域。

中産階級と言っても、岩崎家から見たらの話で、
三菱グループの重役や、政治家、官僚、実業家、学者など
庶民から見たら、アッパークラス。
なので、高級住宅地となったのです。

店名に付いてる「大和郷」というのが、この高級住宅地のエリアの名前。
これを表記するのは、ブランドとプライドですね。

ちなみに、六義園は、水戸黄門や赤穂浪士に悪役で出てくる、
徳川綱吉の側用人・柳沢吉保の下屋敷。
加賀藩下屋敷跡地を綱吉から拝領し、
千川上水を引いて池を掘り、7年の歳月をかけて庭園を作り上げました。

実際に悪人かどうかはわかりませんが、
贅沢三昧だった様子は、伺えますね。

帰りは春日通りで、池袋方面へ。
都電が二台並ぶ瞬間を狙ってみました。

池袋のサンシャイン通り。
普段よく見る何でもない通りですが、
フィルムで撮ると、意味ありげで、ドラマが潜んでそうな絵になりますね。
まあ、実際にこの中に僕の知らないドラマがあるんだろうけど。

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