自転車とアイドル

元モーニング娘。の吉澤ひとみさんと、
℃-uteの矢島舞美さんがロードバイクに乗っている動画が公開。
ポタリング(散策)がメインなので、
行った先の景色やお店紹介がほとんどで、
乗っているシーンは少ないですけど…。

ところで、自転車に乗るアイドルという需要は、
前々からあると思っているのですよ。

現在、自転車関連のイベントにかり出されるのは、
・絹代さん
・日向涼子さん
・益子直美さん
ほぼ、この3人。

旦那さんがロードレーサーだったり、
自転車に詳しかったりするので、重宝されるのはよくわかります。

ただ、自転車業界の底辺拡大という事を考えたら、
それ意外の要素で、ゼロから自転車に興味を持ってもらう必要があります。

わかりやすい例が「弱虫ペダル」。

僕も自転車関連のイベントの構成を頼まれる事があるのですが、
その時に言われるのが「集客したい」という事。
そこで以前、僕が提案したのは「弱虫ペダル」とのコラボでした。

ところが、代理店の人が「弱虫ペダル」も知らなければ
実は「ロードバイク」も良く知らないという感じで
(たまたま担当になった)
説明しても「よくわからない」という事でGOになりませんでした。

しかし、今現在は、「弱虫ペダル」とのコラボだらけ。
どこかで行列を作った、人が殺到したという実例を聞いて、
はじめて、そこに乗っかろうという後乗りが多いのは事実ですが。

コミックやアニメから、それまで自転車に興味の無かった層を
取り込む事に成功しましたが、
そろそろ違うチャンネルも欲しい所です。

いろんな分野が、その分野の専門アイドルだったり、
ローカルアイドルとコラボさせて、イベントPRをはかる中、
何で自転車アイドルは無いんだろうと思っていました。

そんな中で自転車に強いのがハロプロ系。

ハロプロの場合、シャ乱Qの「まこと」さんがロードバイク乗りの為、
その影響で、まずは吉澤ひとみさんが、ロードバイクを始めました。
昨年も、「2014 サイクリング屋久島」などに参加し、100㎞を走っています。
その他、
・南魚沼サイクルフェスタ2014
・ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム
・荒川マナーアップミーティング2015
などなど、自転車イベントにも呼ばれるようになってきました。

で、吉澤ひとみさんと組み合わせて欲しいのが、
最初の動画に登場した、℃-uteの矢島舞美さんです。
℃-uteというのは、昨年武道館公演3回
今年は横浜アリーナでライブを開催するなど動員力のあるグループです。

自転車の方の実績もあります。
2012年に新曲「君は自転車私は電車で帰宅」のヒット祈願の為、
東京から静岡まで約250㎞を、ロードバイクで走破。
そのロードバイクのつながりで、
ひかりTVの「チャレンジゲキ坂」という、全力坂の自転車版みたいな
ヒルクライム企画にも挑戦していました。
和田峠、奥多摩周遊道路、オレンジライン・椿ライン、ヤビツ峠を経て、
富士スバルラインに挑戦して、見事制覇しています。

また同じ事務所の「アップアップガールズ(仮)」も
SONYのアクションカムの実況企画で、
富士スバルラインをリレー形式のヒルクライムを行っています。

…まあ、なんで突然こういう事を書いたかというと、
最近「自転車+アイドル」「自転車+芸能人」で検索して来る人が増え、
その中に、もしかして、企画側の人もいるんじゃないかと。

自分も企画側だからわかるのですが、
キャスティング案を提出する企画書には、
自転車の実績を添える必要があったりするので、
もし、それで調べて来たのなら、一覧を書いておいた方が役立つなと。

それでたどり着いた人!ぜひぜひ、企画書に名前をあげておいてください!

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Berryz工房ラストライブ 武道館

武道館

Berryz工房を知ってから3年弱という新参者です。
彼女らの12年という歴史の中の1/4しか知りません。
でも彼女らの終止符となるラストライブにお邪魔させて頂きました。

とても素晴らしいライブでした。
洋楽、邦楽、これまで数多くのライブを観てきたけれど、
人生の中で5本の指の中に入るライブでした。

もちろん活動停止という特別な物はあります。
でもステージ上から客席に気持ちを伝えたい
そんな気持ちを抱えながら1秒1秒を惜しみながら進むステージ、
その覚悟が、技術やセンスや、いろんな物を大きく上回ってました。
受け取る側も、一瞬たりとも見逃したくないという張り詰めた気持ち。

送る側も受け取る側も緊張感MAXなんだけど、
あえてそこは「笑おう」と阿吽の呼吸で進む演出。
世間一般的には「ももち」なんだろうけど、
絶対に崩さない「桃子コール」。
長年培って来た、崩せない何かがある。

この日の須藤茉麻のトークが一番Berryz工房らしかったです。

「私はモーニング娘。さんが大好きで、テレビとか新聞を見て、
オーディションがあったから受けようと思いました。」って答えてきたんですけど、
本当はウソで、妹のついでに受けたんです。
妹のついでで受けましたが、でも、約12年半前の6月30日、
あの日に戻るとしても、絶対に同じ道を選ぶと思います。
でも今日で終わりだと思うとすごく寂しいし、
こんなに素敵な空間を守ることができなくて、本当にごめんなさい。
だけど、自分たちで決めた道だから後悔はしていません。
明日からそれぞれの道を歩いて行きますが、
どうかこれからも7人が歩いていく道の
背中を押していただけたら嬉しいなと思います。

笑わせて、泣かせて、また笑顔にさせる。
予定調和も演出もない、ただただ人柄のトーク。
とっても良かった。

最後、ピアノ演奏だけで歌うLove together!を聞きながら、
ある光景を思い出していました。

実は、ハロープロジェクトやBerryz工房のライブを観に行くと、
関係者席で清水佐紀さんの、お婆ちゃまと思われる方と、
近くになる事が多かったのです。
コンサートが始まる前、清水佐紀さんの写真やグッズを
一つ一つ手に取りながら嬉しそうに見ていたのが印象的でした。

そんな光景を思い出し、
あのお婆ちゃまの楽しみが一つ減ったのかと思うと、少し切ない。

でも逆に12年間で沢山の幸せも与えたと思います。
Berryz工房の皆様、お疲れ様でした。

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