ツール・ド・フランス2015 第2ステージ

弱虫ペダルから、今年初めて本物のツールに入った人、
いきなり第2ステージで、漫画以上の面白いレース展開になり、
本物のレースを堪能して頂けたんじゃないでしょうか?

第3ステージの中継のゲストが、弱虫ペダルの渡辺航先生で、
放送中に、J-sportsのサイトにある、弱虫ペダルとJ-sportsのコラボページ、
グランツール観戦塾の話しになりました。

実は、あの記事は、僕が書かせて頂いたものです。
初心者向けにというオーダーで、
登場キャラと実際の選手のキャラを重ねて紹介という記事を書きました。

昨日の第2ステージの話しになった時に、
「優勝したグライペルは、弱虫ペダルでは、田所に例えられていましが」
と栗村さんが言うと、
渡辺先生にも、「いい線行ってるんじゃないですか」と、言って頂きました。

さて、前置きが長くなりましたが、
今年から実際のレースを観た方も、興奮出来た第2ステージだったんじゃないでしょうか?
まだ2戦目で、こんなに面白いレースでいいのかと興奮しながら見ていました。

今大会の4強と言われているのが、

・コンタドール
・フルーム
・ニバリ
・キンタナ

第1ステージが終わった時に放送でも言っていたのですが、
各チームとも、山岳ステージに強いキンタナを
平坦ステージの続く、第1週目のうちに潰しに行く作戦をとると。

それが、実際に実行されました。

横風が強いと、選手が分断されやすいのですが、
分断されると、風の抵抗をもろに受けるので、
前のグループに追いつけなくなります。
それを利用して、キンタナを後方に置いていく作戦に。

11054284_852011678226879_6428057846131560640_n

嵐のような横風の中、先頭グループがアタックをかけると、

【先頭グループ】に
コンタドール
フルーム

【追走グループ】
ニバリ
キンタナ

このように分断。
追走グループは追いつこうとするのですが、
どんどん離されていき、結果的に約1分半のタイム差に。

「孫子の兵法」とか三国志でも「分断の計」ってありますが、
横風分断の計が使われ、見事に成功しました。

そして、もう一つ、この日のステージ優勝争い。
こちらは、前の選手、カヴェンディッシュを風よけにして、うまく飛び出した、
アンドレ・グライペルが勝利。

さらに現時点での、総合マイヨジョーヌ争いは、
先頭グループにいた、トニ・マルティンと、カンチェラーラ。

風と雨をうまく利用したチームと選手が、いい成績を残し、
まさに自然を
3つの戦いが、同時に走って、もうハラハラ、ドキドキの展開でしたね。

…と書きながら第3ステージを観ていたら、まとも横風職人による
分断の計が発動!
レースが、忙しくなってきましたね。

Pocket
LINEで送る

ツールドフランス2015開幕

99d819fb

ついにツールドフランスが開幕しました。

初日は、プロローグではなく、stage1の個人タイムトライアルからスタート。
トップを獲ったのは、BMCのローハン・デニス。

初日を観ていて思ったのは、世代交代の大会になるんだろうなという事。

この大会が最後となるかもしれないと自身が口にしている、カンチェラーラ。
昨日、観ていても、コーナリングとかは熟練の極みみたいな感じだけど、
やはりかつてのような爆発的なパワーは感じられません。
たぶん、この第1ステージでTOP獲って、
マイヨジョーヌを着て、引退への花道ににようとしてたんじゃないかな。
TOPを取れなかった時の落胆ぶり。燃えつき感が少し寂しかったです。

コンタドールも、そろそろ引退を匂わしているし。

さて、2014年は、開幕早々、カベンディッシュ、フルーム、コンタドールがリタイア。
天丼を頼んだら、食べる前にエビを落っことしてしまった
…みたいな大会と揶揄されたりもしましたが、今年は、怪我せず走った欲しいですね。

スプリンターは、キッテルが欠場。
ど平坦だと、カヴェンディッシュと、グライペルが俄然有利に。
キッテルの代役のデゲンコルブと、サガンは似たタイプで、登りのゴールで活躍しそう。
これに、カチューシャのクリストフが絡んで来るのかも。

ブアニやデマールは、ここに入り込めるのか?

大穴は、ランプレ。
ジロデイタリアの時に、一番トレインが機能してたように思いました。
他チームがトレイン崩壊しても、ランプレは再び集まって組んでたし。

総合は、4強と言われる、
ニバリ、フルーム、コンタドール、キンタナの4人。
昨年は、キンタナは欠場してジロを制覇し、
フルームと、コンタドールは、骨折リタイア。
事実上のニバリの一強となってしまった訳ですが、
今年は、ぜひ、4人で争って欲しいですね。

山岳に行ったら、一番強いと見られているのがキンタナ。
そこで、各チームは、平坦の多い第一週をハイペースで走り、
キンタナをつぶしに来るとみられています。

特に、第4ステージの石畳区間は、不慣れなキンタナには不利なので、
各チーム、ここで仕掛けてくるんじゃないでしょうか?

そして、新たな世代、
昨年、ヤングライダー賞を争った、ピノとバルデ。
この辺りが、どうかき回してくるのか、こちらも楽しみです。

いよいよ、始まりました。
テレビに釘付け、引きこもりの夏。

Pocket
LINEで送る