ヤトカフェ(石神井公園)

ヤトカフェ

周りでもロードやクロス、MTBに買い換えたという人が増えているけど、
まだ大半はママチャリです。
買い換え組の中でも、車道は怖いのでまだ遠出していないという人も多数。

そこで今回は、そんな身近な人たちへのお勧めコースのプレゼンをかねて
ロケハン(下見)した結果、
江古田からは、石神井公園がいいのではないか?という結論に達しました。

まずは、遠いという思いこみの払拭。

石神井公園までは、約7㎞。
西武池袋線の江古田駅からは電車で6個目の駅。
ローカルなので、地域外の人にはわかりづらいかもしれませんが、
豊島園まで3駅なので、それを往復したと思えば、行けない距離ではありません。

特に、スポーツタイプの5万円ぐらいの自転車買えば、
電動アシスト付きでなくても、同じひとこぎで3倍ぐらいの距離を進んじゃうので、
ママチャリの行動範囲の3倍の距離が、遠くない事がわかります。
なので、10㎞以内なんて、通勤通学レベル。

ただ、今度は買ったら買ったで、スピードが出過ぎて怖いって話になります。

歩道を走るにはスピードが出過ぎるし、
車道を走るのは、車が多すぎて怖い。
確かに、最初はそうです。

なので、幹線道路に併走する一本裏の道を使って行けるルートを開拓。
これで車問題もクリアです。

という訳で、この日はそんなポイントを押さえながら、実際に、ママチャリで来てみました。

まずは石神井公園北口のyato cafe(ヤトカフェ)で、一人作戦会議。
一人じゃ会議って言わないか…。

お猿

練馬区は部外者から見ると、カフェ不毛の地なんて言われてたりします。
実は探すと色々面白いお店あるんですけど…。

そんな中でも、こちらはカフェ特集をすると、
必ずと言っていいほどピックアップされるお店。
胸に店名を表す「810」と書かれたお猿さんが、目印となっています。

星占い

三丁目の夕日みたいには古くはない、昭和の時代。
1980年代とかでしょうね。
その時代の、星座占いの機械とか、花柄のキッチュなコップとか、
あえて少しチープな小物類がツボをつきます。

チキンカレーセット

いろいろロケハンする前に、まずは腹ごしらえ。

辛さを表す言葉って色々ありますが、こちらはジンワリ来るタイプ。
ルーは割とサラっとしているのですが、
辛さというより、スパイスの味が、後からふわっと広がります。

カレーセットは、サラダとドリンクがついて、800円。
安っ!
お会計の時に「え?ドリンクついての値段ですか?」と聞き直してしまいました。
こうして都内のカフェを巡ってみると、練馬区の物価は異様に安いです。
郊外でも、セットのドリンクつけて、ランチ1200円ぐらいっていうカフェ多いですもんね。

■yato cafe(ヤトカフェ)
■東京都練馬区石神井町2-9-15
■営業:
11:30~23:30(火〜土)
11:00~22:00(日)
■定休日:月曜
場所はこのへん
お店のブログ

チャリまっぷ

さて、食後に再び脳内作戦会議。
西武池袋線の駅で「チャリまっぷ」という小冊子を配っていました。

練馬区は、自転車のシェアや貸し自転車などを行う
タウンサイクルという事業をやっている為、
練馬区と西武鉄道と、練馬区都市整備公社が連携して、こういうマップを作ったのです。

日付が書いてありますが、それはこのキャンペーンで、
タウンサイクル事業は、ずーっとやっています。

チャリまっぷ

失礼ながら年配の方が散策マップを作ると、
寺と神社と石碑めぐりみたいになってしまうのですが、
このマップのいい所は、食べ物や雑貨など、
若い人でも散策してみたくなるスポットがピックアップされている点。

キャンペーン以外でも、日付をはずして配ったらいいと思うな。
お役所系が作ったにしちゃ、ずいぶんいい出来ですよ。
このまま終わらせてしまうのはもったいないです。

スマイリー城

さて、お店を出て石神井公園の駅方面に向かうと、
yato cafeの隣の隣りぐらいに、
お客さんが自分で焼く焼き鳥店として、TVによく出る
「スマイリー城」がありました。

自転車じゃない時に来てみたいですね。

ねりまタウンサイクル

南口に渡ると、練馬タウンサイクルがありました。
ここでレンタサイクルもやっています。
どうしても江古田〜石神井公園の往復に自信がないという人は、
ここまで電車で来て、合流してもいいですね。

クヌルプエーエー

こちらは「チャリまっぷ」にも載っていた
Knulp AA(クヌルプエーエー)というお店。
器や箸など、日本の職人が作ったいいものを集めた、和雑貨のセレクトショップ。

根津、谷中、千駄木あたりにはいっぱいありますが、
こういうお店があると、物の価値のわかる大人が住んでるって感じがします。

石神井公園

さてさて、石神井公園を散策してみましょう。
まずは、ボート遊びなどが楽しめる石神井池エリア。
こちらは、池の周りに豪邸なども建ち並び、リゾートっぽい雰囲気。
ボートの他に、釣りを楽しんでいる人もいっぱいいるし、
ジョギング、散歩、サイクリングなど、遊びがメイン。

ロニオン

湖畔には、池を見下ろす2階テラスのある、
イタリアンレストラン「ロニオン」も。
優雅な休日系で行くなら、こういう所でのランチもいいんじゃないでしょうか。

ラジコン

休日には、SRBC(石神井ラジコンボートクラブ)の皆さんが、
自慢の船を池で走らせています。

三宝寺池

一方、こちらは草通りを渡った、三宝寺池エリアです。
石神井公園は、2つの池によって構成されています。

こちらはリゾートというより、ネイチャーゾーン。
池の周りには木道が造られ、これを歩きながら湖畔を一周する事が出来ます。

今年の秋、尾瀬に行こうと言って行けなかった皆さん!
石神井公園で、プチ尾瀬気分味わいませんか?

紅葉

ちょい早く、一部では紅葉の始まっている木もあります。

木立

なんだか屋久島っぽい雰囲気を醸し出している木立のエリアも。
山ガールっぽい女の子が多いのかと思ったのですが、
山バーサンと、山ジーサンがいっぱいいます。

三宝寺池

湖に浮かぶのは厳島神社。
あの厳島神社と関係があるかどうかは、さだかではありませんが…。

どうですか?見事な風景じゃないですか?

以上で、プレゼン終了です。
身内の皆さん!
江古田から7キロの、練馬のリゾート&森林に癒されに行きませんか?

「ママチャリでもOK!石神井公園の旅」
参加者求む!

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ローキートーン珈琲店(祖師ヶ谷大蔵)

ローキートーンコーヒー

コーヒーの美味しいお店がある街は、いい人が住んでそうな気がします。
きっと味のわかるいい大人が、たくさん住んでいるのではないかと思うのです。

そんな大人達は、聞かれてもいないのにウンチクを自慢げに語ったりしないハズ。
カップに口をつけて、おっ!という顔をする。
チラっと店主の顔を見る。
声は出さず、ニヤっと目で笑う。
それだけで旨さを表現出来る。
…と勝手に妄想で決めつけているのです。

このお店を教えてくれたのは、かつてこの町に住んでいた友人です。

オススメする時に、何でオススメかウンチクを言わず、
「引っ越ししてもコーヒーの豆はここまで買いに行っているんです」
と一言。
それで十分、その人が伝えようとしている旨さは伝わりました。
だから、ペダルを漕いで行ってみようと思ったのです。

祖師ヶ谷大蔵の南口。
路地裏にそのお店はありました。
ローキートーン珈琲店。

お店の前には、豆を買い求める人達が多数。

カフェというより、珈琲豆のお店に、その場で飲める場所がついたという感じ。
二人席が4つと、カウンター4席という小さなスペース。

壁にしつらえた棚には、コーヒー豆はもちろん、ミルやサイフォンなど、
コーヒーに必要なものがぎっしり並べられています。
もちろん、これらも全て売り物。
小さなスペースに珈琲の全てを詰め込んだお店です。

スコーンセット

注文したのは、本日の珈琲と、スコーンセット、650円。

饒舌は、時には味を半減させる。
自分で味のわかる人の条件を語っておいて
ここで詳しく語るのは、ヤボのような気がします。
自己矛盾ですね。

じゃあ、どう表現すれば…。
文字では視線も表情も伝わりません。
かと言って、\(^o^)/こんなので表現するのもどうかと。

「自宅から自転車で13.4キロ。でも、また飲みに出かけるでしょう」
…それじゃ、友人の言葉、まんまパクリみたいなもんだ。
うーん、言葉少なく、旨さを表現出来るフレーズは…。
まだまだ修行不足です。

ところで、この日、カウンターにどこかでお見かけした顔が…と思ったら、
電撃ネットワークの南部虎弾さんでした。
(ご自分のブログでも祖師ヶ谷大蔵在住を明かしているので…)
いつもは過激なパフォーマンスをしている南部さんが、
本を読みながら、穏やかにコーヒーを味わってらっしゃいました。
そのギャップがカッコイイ!

ここで出されるスコーンやマフィンなどもテイクアウト出来るので、
お店を教えてくれたお礼に、お土産に買っていくと
「マフィンがあるのラッキーなんですよ!だいたいオバサン達が買い占めちゃうから」
との事。

ああ、もっと買ってくれば良かった。
いいや、また行けばいいんだから。
ペダルを漕いで。

■ローキートーン珈琲店
■東京都世田谷区砧6-37-6
■営業:12:00〜20:00
■定休日:月曜(不定休で火曜)
場所はこのへん
お店のサイト

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