cafe ura_hoto うらほと(長瀞)

長瀞

ラジオ局の中で、風邪をひかないのでおなじみの自分ですが、DJや声優さんに、「風邪をひかない為に何かしているの?」と、聞かれる事が多いのです。特に、今の時期。DJや声優さんは、声が命ですから、手洗いや、うがいなど、細心の注意を払っているのに、それでも、風邪をもらってしまう事があります。

それに対する僕の答えは、「たぶん、外気の変化に慣れているから」

もちろん、手洗い、うがい、電車内のマスクなど、そちらも気を使っていますが、一番違うと思うのは、気温の変化に対する耐性がある事だと思います。冬でも割と薄着だし。

自転車に乗っていると、気温の変化は激しいです。同じ日でもヒルクライムで峠に登れば気温が下がるし、下りでは風で凍えそうなほど冷えます。でも、そんなもんだろうという、心の準備は出来ているのです。例えるなら、冬場の女子高生のミニスカ生足みたいなもんでしょうか?確かに寒いけど、耐えられる気力があって、
エアコン漬けの人よりは、寒いのに強いのですよ。心も体も。病は気からの基礎が出来てるんですよ。たぶん。

この日も、武甲山の下りで、ウインドブレーカーを着込み、ダウンヒルの寒さに耐えながら、その足で長瀞へ。どうしても、行きたいカフェがあったのです。

長瀞

長瀞は、徐々に山々が色づき始めて、紅葉の始まりを感じさせますが、見頃はもうちょっと先かなという感じ。それでも沢山の観光客で賑わっていました。もう少ししたら、もっと賑わうんでしょうね。

看板

秩父から国道140号で長瀞に向かい、先ほどの長瀞駅前の信号を越えた、次の信号の所に、行きたいお店の小さな看板が出ていました。cafe ura_hoto(うらほと)

うらほと

左手にサイクルラックがあるのがわかりますか?

このブログにもよく書き込みをしてくれる自転車乗り、自転車日記のpotereさんが新たに長瀞に秘密基地を作っている過程を載せたブログ、「ワンコ社長の大人の冒険 秘密基地」をスタート!それを読んでいたら、この秘密基地がカフェになったというお知らせが!

定年後の夢を、かなりかなり前倒しにして、新たな生活をスタート!この一つ前の記事で、武甲山に移り住んで、ログモグというカフェを始めた人の事を取り上げましたが、思い切って、新たな生き方を始めた人と会うのは楽しいし、なんか「答えは一つじゃ無いな」という自分の勇気にもなります。なので、お会いして話を聞かせてもらうのが楽しみだったのです。

サイクルラック

実は、お店の前にはもう一つサイクルラックがあり、自分のロードバイクはそちらに。

秩父鉄道って、輪行しなくてもそのまま自転車を乗せられるサイクルトレインがあって、平日だったら、西武秩父のすぐ隣のお花畑から長瀞までそのまま自転車を乗せられるし、平日は、寄居の隣の波久礼からも乗せられるので、秩父方面の方も、熊谷方面の方も、長瀞サイクリングが気軽に楽しめますね。

長瀞駅から歩いても6分ほどで、光安寺の近くなので、自転車乗りだけじゃなく、ハイカーの方なども多いそうです。

店内

ところで、自分もこちらのブログを読んでいましたが、お会いするのは初めてな訳です。かつてアメトークで、人見知り芸人という特集がありましたが、自分も人見知りなので、お話するのは楽しみな反面、どうやって名乗ろうか、実は、ドキドキしていました。そしたら、potereさんの方から、「もしかして〜」と、話しかけて来てくれたのです。何年か前に、某所で顔出ししたのを覚えてくれていたのです。

ロードバイク

店内も自転車愛に溢れていますが、自転車好きのブログっていうつながりで、お会いして、なんだかオフ会のような、わかる人にはわかる愛が、ちょっと嬉しい。スペックとか、ストイックとかそういう事じゃなく、自転車に乗ってると、ただ楽しいという会話。

練馬にも、ポタリングサークル的なもの無いのかな。本気ロードじゃなく。そしたら入会したいかも。

ランチ

頂いたのは、塩糀豚とレンズ豆のビール煮込みターメリックライス、バーニャカウダー付き、1300円と、コーヒー400円。奥様は、パン工房で2年間、国分寺の老舗イタリアンメランツァ-ネで10年間修行をしたのち独立したい願望をご主人に打ち明けられたそうで、それを実現させてあげたいという夫婦愛の味ですよ。

珈琲

話が弾んで、のんびりしていたら、突風が吹いたり、雨がパラパラ来たりして、「秩父まで車で送りましょうか?」なんて言って頂いたのですが、この天候の変化をしのぐのも、自転車乗りの醍醐味。

雨はパラパラ来てたけど、雲の切れ間から青空見えてたし、きっと大丈夫という勘が働き辞退したのですが、結局秩父まで、雨に降られる事はありませんでした。こういう天気の変化を察知出来るのも、自転車乗りのスキルの積み重ねですね。

■cafe ura_hoto(うらほと)
■埼玉県秩父郡長瀞町長瀞241-20
■営業
11:00~16:00
17:30~20:30(要予約)
■定休日
月火水(祝日は営業)
場所はこのへん
お店のサイト

P.S
この楽しかった思い出を、素直にはき出したいと思った時、うっすらと気づいていたのですが、今、職業病で、無難に書くクセがついていたので、何とか勢いを出そうと、あえてお酒飲んだ勢いで書いてみました。でも、そうすると単語が思い浮かばないもんですね。楽しさ伝えるって、難しいわ。

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ログモグ カフェ&ショップ(横瀬)

横瀬

大宮には、さいたまクリテリウムでフルームが来てるし、幕張メッセのサイクルモードには、美人レーサーのパック・ムーネンが来てるのに、秩父を選びました。だって、秋ジャージを買ってから、ずーっと週末は雨模様で、全然走れてなかったから。

そして、秩父で2軒行きたいカフェがあったので、移動は時短、西武秩父線の横瀬まで輪行でワープ。前の前には武甲山がそびえています。

武甲山

行きたいカフェというのは、その武甲山の裏側の中腹。登山道にあるカフェです。その為にヒルクライムをかねて登っていきます。秩父を舞台にしたアニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」などにもちょくちょく登場した武甲山。この独特な形は、石灰岩の採掘の為に削り取られている為ですが、こんなにあからさまに自然破壊されているのですが、いいのでしょうか?

工場

登山道を登っていくと、途中には石灰の工場が。平日だともっとダンプなどの往来が激しいんでしょうね。路面も白くなってしまっています。

山道

工場を抜けると山道っぽい雰囲気になってきました。ちょっと舐めていたのですが、まあまあキツい。平均7〜8%という感じで、時折15%前後、急坂に見えませんが、この写真の頂上の方は、ガーミンで18%。そんなに長く急坂は続きませんが、初心者にはキツいでしょう。

路駐

この付近、auの携帯は圏外になっていたので、どこまで登って来て、ゴールはどこなのか、確認のしようがありません。でも、路駐が続く付近まで来たら、もうスグという目安。駐車場から溢れた登山客の車が、こうして止まっているのです。

駐車場

鳥居が見えればゴールはもう間近。ここが武甲山の登山道への入口の駐車場です。

案内図

案内版の脇には、登山計画書を投函するポストがあったり、ここから本格的な登山が始まります。ここから先は車は入れません。

登山道

登山道は、グラベルになっているのですが、未舗装というより、コンクリート舗装した物が荒れていて、しかも、鋭利な石もあったりしたので、途中まで登りましたが、カットパンクするのが怖くて押し歩き。無理して自転車で登るのは危険です。

ログモグ

こうして登って来た所にあるのが、今回の目的地、ログモグ カフェ&ショップ。もともとヒルクライムをしなければ行けない場所で飯を食べるヒルメシシリーズをやろうと思っていたのですが、ここの所、なかなか行けずにいました。そんな時、武甲山の登山道にカフェがオープンしたという記事を読みコレだ!と行く機会を伺っていたのです。

実は、前回、飯能から山伏峠を越えてこちらに来ようとしたのですが、閉店時間が16時なので、間に合わず断念した経験が。なので、今回は横瀬まで輪行ワープをした訳です。

ログモグ

こちらは、写真左端に見える、外の水洗トイレを、無料で登山客に解放しているので、登山客で賑わっています。

ヤギ

お店のマスコットとなっているヤギ2匹と、お店の名前の由来となっているベンツのトラック、ウニモグ。丸太の運搬など、山暮らしの為に買ったそうですが、もう一台、レストア中との事で、クラシックカー好きのエンスー、そして山暮らし、さらにカフェ。なんか趣味の集大成という感じが凄いですね。

過労死するまでブラック企業で働く人がいますが、こういう価値観もあるという事、知れればいいのにと思ったりします。

自転車に乗っていてよく思うのが、電車の鉄橋の下で、釣りをしているオジサン達の日常。のんびりとした光景に溶け込んでいるこの人達、どういう生活をしてるんだろう?なんて想像したりする訳です。

そんな光景を眺めていると、釣りのオジサン達の頭上を、沢山の人を乗せた電車が走っていく訳ですよ。きっと、電車にはブラック企業に勤めている人がいっぱいいて、窓から見える釣り人は、目に入らないんだろうなあと。価値観を変えれば、セレブでは無いにしろ、のんびり生きて、死なずに済む方法も見つけられるのだろうけど、きっとスマホに夢中で、外は見えないんだろうなと思ったり。外を見るって大事。

店内

薪ストーブがパチパチ言っています。ここで、どうカリカリしろと言うのでしょうか?イラっと来たことといえば、坂道を登れない自分自身の能力のなさぐらい。携帯は圏外だし、どんどん情報から遮断されていきます。

…なのに、なのに!フリーwifiで、電源もあり、ノマド環境が揃ってるってどういう事?いいだろ、仕事しなくても、ここでは。

ケバブ

こちらのお店、田舎暮らしを模索しているカップルが出会い、2人で経営しています。その出会いというのが、山暮らしでのスキル狩猟を学ぶワークショップだそうです。

その狩猟の免許を持つ2人が、自家消費していた鹿肉を、カフェメニューに加えたのが、鹿肉のケバブ。実は、前日から登場した新メニュー。僕は、牛肉よりも馬刺しのような肉の方が好きなんですが、鹿肉もほとんどクセがなく、美味しかったです。

帰りに、聞いてみました。メインは登山客でしょうが、自転車で来る人いますか?と。

結構いるそうです。

みんなが目にしている武甲山。その裏手に美味しい鹿肉ケバブがありますよ。秩父でヒルメシしてみませんか?

■LOGMOG cafe & shop
■埼玉県秩父郡横瀬町横瀬8593
■営業:9:00~16:00
■定休日:月〜金
場所はこのへん
お店のサイト

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