江古田北口の音大通り、BEATSの跡地に出来た、肉バルのお店「さとう」。
BEATSは、飲み仲間と良く通った懐かしい場所で、南口の「ぽかんと」で飲んで、その後みんなでBEATSへ!…というのがお決まりのコースで、南口の女王と、北口の女王と呼ばれる、江古田の2大酒豪女子がそろい踏みする場所でもありました。と、お店の前に立っただけで、そんな記憶が蘇ります。
工事期間が長かったからか、新店が出来る事は、この界隈の話題になっていたようで、日芸や音大生の間でも、よさそうなお店が出来てると、噂になっていたそうです。若者はお金無い的に思われがちですが、今や時給1000円以上の時代。ちゃんとバイトしているコたちは、ワンコインランチの父さんよりも、お小遣いがあって、美味しいお店めぐりの情報交換に余念が無いのです。
江古田にグルメバーガーのお店が欲しいと願っていましたが、ついに念願のお店が出来ました。半生というのは、レア気味という事で、ハンバーグのレアは…という人も多いかもしれませんが、パティに使われている肉は、桜台の人気焼き肉店「格ノ進」と同じ、岩手の門崎丑です。普通にも焼いてくれると思いますが、半生推奨のようです。ご主人は、この門崎丑に惚れ込んで、「格ノ進」で働いていた時期があり、その後、その門崎丑を使ったステーキバーを新宿御苑に作ります。そうした経緯をへて、江古田に「さとう」をオープンさせる事になりました。
ハンバーガーセットは、サラダとポテトがついて、900円。セットにつけるコーラは、200円。ご主人1人でやっているので、セミセルフのサービスとなります。コーラも注文すると、冷蔵庫から自分で取ってくださいと言われますし、8人ぐらい座れる、相席の大テーブル席もあるのですが、出来たら呼ばれて、カウンターから受け取るというスタイルです。
パティーは、炭火焼きです。カウンターから見える焼き台に、ガスなどの配管が無く、火を調節するような小窓がついていたので、「もしかして、炭火ですか?」と聞いてみると、「全部炭火です」との事。
バーガー袋が瓶に入れられてあるので、串を外したら、袋に入れてかぶりつきます。肉質の良さを生かす為に、味付けはシンプル。最近は、アボカドだとか、色々挟むボリューミーな物が多いですが、このお肉だったら、いろいろ挟まない方がいいでしょうね。お肉の良さが味わえます。
そして、この日はもう一つ懐かしい出会いがありました。代々木八幡にあったコーヒーの名店「Shima」さんが、お祝いにかけつけて、珈琲を淹れてくれるというイベントがあったのです。昨年春に店舗は閉店し、今は焙煎に特化しながら、イベントなどで出張ドリップしたりしているのですが、まさか江古田に来ていたとは!
カフェ特集があると必ず載っていたお店で、その頃、行っていましたという話をしたら、「かなり昔ですねえ」と、言われました。このブログの記事をみたら、僕が行ったのは2010年で、もう8年もたつのですね。2010年って言ったら、カーリング女子のチーム青森から本橋麻里選手が抜けて、ロコソラーレ北見を立ち上げた年ですよ。僕も自転車も、まだ青のGIOSに乗ってる頃でした。
頂いたのは、マンデリン、セット価格だったので200円。懐かしの場所で、懐かしい人に会い、新店なのに、すっかりノスタルジックな気分に包まれてしまいました。
■肉と野菜とナチュラルワイン さとう
■東京都練馬区栄町40-12
■営業:(今のところ)
11:30~16:00
18:00~22:00
■定休日:未定
■場所はこのへん
■お店のInstagram