※このお店は閉店しました。
映画を観に豊島園へ。いつもはネットで予約してしまうのですが、頂いた劇場鑑賞券との交換だったので、少し早く出てチケット購入後、付近を探索する事にしました。駅前はチェーン店で占領されているのですが、路地裏などには新店も出来たりしているので、散歩してみました。
庭の湯の斜め前にあったのが昭和な感じの喫茶店、シャモニー。
泉麻人さんの著書に「東京ふつうの喫茶店」というのがあり、オシャレなカフェでもなく、コーヒー自慢の喫茶店でもなく、普通の喫茶店なんだけど、なぜかホッと出来るお店と、そこでのエピソードが綴られた物があります。
まさに、その本に出てきそうなお店。
店の奥には、なつかしのテレビゲームがついたテーブルもあります。電源が入っていなかったので、なんのゲームかわかりませんが。そして、誰のものだかわからない油絵のレプリカも。でも、この雰囲気を作り上げるのに、どれも必要な気がします。
やはり昭和な喫茶店とくれば、注文はナポリタンでしょう。単品だと500円ですが、ランチ時はドリンクがついて700円。
待っていると、ジャージャーと炒める音がしはじめ、野菜の香ばしい香りが。
料理の音が聞こえるお店って好きだなあ。
お店のお母さんと、年配のお客さんが、外を見ながら天気の話をしています。確かにここの所、にわか雨が多かったりしますが、そうじゃなくても、年をとると天気の話をよくするようになりますねえ。
天気のことが重要なのか、それとも話題がないのか。昭和な喫茶店では、天気の話がよく話題になっている気がします。
※このお店は閉店しました。
■シャモニー
■東京都練馬区練馬4-18-14
■営業:9:00〜19:00
■定休日:不定休
■場所はこのへん
さて、今回観に行った映画はこちら「アベンジャーズ」IMAXシアターで3Dという体験でした。
3Dって最初字幕が浮き上がりすぎて、読むだけで精一杯になってしまいます。そして首をどちらかにかしげると文字がずれて2重になって見える。だから正しい姿勢でみないといけません。さらに遠近感に焦点があっていないのか、目が疲れる。途中、片目を閉じてせっかくの3Dを2Dにして、目を休めたりしていました。
ところが、そんな事を考える余裕があったのは前半戦だけでバトルモードになると、画面に引き込まれ、いつの間にか、そんな不満も忘れて見入っていました。物語の世界に、すっかりと入り込んでいました。
アベンジャーズは、アメリカンな映画だと思う。こういうエンタメ、嫌いじゃあないです。日本人だったら、最後は、違うよね。たぶんお涙ちょうだいになっていたハズ。
七人の侍に通じる、ある種の能力にたけたキャラクター達が、それぞれの能力を発揮して戦うという話。それを大幅にデフォルメしたのがアベンジャーズだけれど、似たような構図は、身近にも転がっています。
例えば、僕の飲み友達。美容師だとか鍼灸師だとか、音楽家だとか、職業的な特殊能力もあるけど、僕が思うのはキャラクターの問題。
しゃべればイメージがちょっと違うみたいけど、見た目だけならイケメンいるし、どんな話にも入り込んで盛り上げる、賑やかし能力にたけたヤツもいる。情報通もいれば、いじられ役もいる。笑っているだけで、その場を明るく出来るコもいる。それがうまい具合に、それぞれの役割をはたし、楽しい飲み会が出来上がる。
映画と比べれば、規模はぐっと小さくなるけど、とある飲み屋で、酔っぱらいアベンジャーズ達によるドラマがひっそりと上映されているのでした。酔っぱらいだけに、再放送みたいなシーンが多すぎるけどね。