アームズ(代々木八幡)

代々木八幡

さてさて、新車のKHS P-20Rになってからの初チャリカフェ。
先代GIOSを買った時のように、代々木八幡に来てみました。
やはり、前より時速3〜5㎞ぐらいゆっくりの、巡航モード。

前の自転車でも、ゆっくり走っていたつもりだけど、
これがたぶん普通の人の「ゆっくり」なんだよな…と実感する。
GIOSがロードバイク寄りのクロスだったので、
これこそが、ロードとママチャリの間なんだろうな。

まるで梅雨があけたかのように、カラっと晴れ、日差しも強いので、
じんわりと汗をかきました。

アームズ

代々木八幡は、いいカフェが密集する地帯。
だけど、ちょうどお昼時だったので、どこも満席。
そこで少し外れた参宮橋方面に行ってみると、
月曜が定休のはずの、アームズがやっていたので、入ってみる事にしました。

犬

代々木八幡は、小田急線では、新宿から3つめの駅。
原宿や渋谷に、歩いても行ける距離なのと、割と静かな住宅地もあるので、
外国人の方やモデルさんなどの率が高い。

いかにも、ファッション関係ですと主張しているような、
刈り上げのツーブロックのメンズ率高し。
この犬を連れていた人もそう。

この髪型って、ちゃんとオサレな人が、きちんとセットしないと、
カツラつけてるのバレバレみたいな感じの髪型になってしまうんですよね。
紙一重だ。

僕が住んでいる江古田も、ターミナル駅である池袋から3つめの駅だけれど、
代々木八幡から比べると、極々普通の街です。

同じターミナルから3つ目の街を比べてみると、
新宿だと、中央線の中野、京王線の笹塚、
渋谷だと、東横線の祐天寺、田園都市線の駒沢大学、井の頭線の池の上、
どれもオサレタウンじゃないですか。

池袋から3つめは、西武池袋線の、江古田。
東武東上線の大山、有楽町線の小竹向原、どれも地味だなあ。

あ、西武新宿線の3つめの駅は、中落合。
♪なんだか、いけそうな気がする〜
と、どこへ行ったかわからないエロ詩吟の人のように、
根拠もなく勝ち誇ってみる。

江古田も地味な街だけど、僕は好きです。
このチャリカフェをやる前は、その街をしらみつぶしに歩く、
江古田日和という、ブログをやっていました。
運営を停止してから1年半になるのだけど、
やはり江古田好きという方々から、再開して欲しいという声を頂きます。
ありがたい事です。

前のようには出来ないけれど、
期間限定で、ゲリラ的に、なにか面白い事やってみようかと思わないでもない、
今日、この頃。

店内

お店は公園の前にあるので、ロケーションがいいです。

僕の後に入ってきたお客さんは、
カメラの三脚ケースを持ち、腰に「バミリ」用のガムテをしていたので、
カメアシ(カメラアシスタント)か、ADじゃないのかな?と思う。
カメラマンだけの行動だから、
なにか空絵(映像に差し込む風景画)でも撮ってきたんじゃないかな。
…と、元テレビ業界の人間は、推理してみる。

代々木公園の裏のあのあたりの風景って、
ドラマなどの挿入カットによく登場するもんなあ。
フォトジェニックなんでしょうね。

ハンバーガー

さて、本題に戻って、アームズはハンバーガーのお店です。
こういうグルメ系バーガーのお店に来たときは、
一番オーソドックスな、ハンバーガーを頼む事に決めています。

チーズバーガーとかアボカドバーガーとか魅力的だけど、
プレーンな物が一番、味の違いがわかるから。

ハンバーガーはポテト付きで900円、ドリンクセットはプラス200円。

一言でいえば、バランスの勝利みたいな味。
バンズ、パテ、野菜、味付け、どれもシンプル。
だからこそ、派手な味に誤魔化されずに、素材の味が楽しめるとう感じ。
塩、胡椒の、肉の旨さ。
レタスやフレッシュ野菜とマヨネーズ。
その肉の連合軍と、野菜の連合軍が、ほどよく口の中で混じり合います。

うん、ハンバーガーはこうじゃなきゃ。

■アームズ PARK SIDE BURGER SHOP (ARMS)
■東京都渋谷区代々木5-64-7
■営業:11:00~23:00
■定休日:月曜
場所はこのへん
お店のサイト

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KHS P-20R

gios

自転車を変える事にしました。
2010年の6月末から乗り出した、GIOSを友人に譲る事にしたのです。

今行われているツールドフランスが、全行程3480kmで、
直線距離にして東京からベトナムぐらいだそうだけど、
2年間で、そのぐらいは走ったんじゃないかな。
買ってから1年後につけたメーターで、2000㎞は超えていたので。

その間にトラブルらしきものは、パンク1回だけ。
丁寧に乗ったので、今も状態はいいです。

今後、ロードバイクを購入する予定があるのですが、
そうすると、このGIOSとは用途がかぶるなと思っていた所、
友人がミニベロを売りたいというので、それを購入し、
GIOSを、別の友人に売ることにしました。
という訳で、買い換えというよりは、3角トレードみたいな感じに。
出費は少なくて済みました。

やはり2年間乗っていたから、思い出も多いです。
この自転車で最初にチャリカフェしたのは、代々木八幡のLIFEでした。

ママチャリから乗り換えたばかりの時は、
同じ労力でかなりのスピードが出るので、怖かったのを覚えています。
そして、路面の凸凹の衝撃を拾うので、最初は疲れました。
今や、乗り方を覚えたので、全くそんなのは気にならなくなりましたが。

一番遠出したのは、お正月の東京湾1周でしたね。
1日で200㎞走れるようになったのには、自分でもビックリです。

今まで知らなかった、自転車に乗るという喜びを教えてくれ、
そして「出来ないと」と思い込んでいた自分の能力を引き出してくれました。
この自転車を買って、ホントに良かったと思います。
感謝。

そんな思い出深き自転車だから、人に渡すのは、少し寂しい感じもします。
なんだか、恋人と別れるような、そんな感じも(笑)。

KHS

さてさて、新しくやって来たのは、ミニベロと呼ばれる小径車の
KHS P-20R。
クロモリと呼ばれる鉄のフレームは、定評のあるレイノルズを使ったもので、
小さくても走るフレームと呼ばれています。

こう見えて新車で買うと、11万5千円ぐらい。
しかも、前々オーナーがカスタムしているので、上位グレードのパーツもつき
13〜14万してもおかしくないものです。

105

自転車乗りならわかると思うけど、
ロードバイクについているシマノの105がついていました。
この年式だと、本来は、この2個下のグレードがついているハズなのだけど。

パっと乗ってみた感想は、小さい割によく走るけれど、
さすがに、これまでほどはスピードは出ません。
いや、出るのだけど、それなりに頑張って漕がないとだめ。
なので、今後は、これを少しずつカスタマイズしていこうと思っています。

そして、このミニベロを選んだのには、原点に帰ろうという意味もあります。

このチャリカフェを始めたきっかけは、自転車の世界を見渡した時に、
ママチャリと、ロードバイクの間に位置する、
「自転車で気軽にちょっと遠出」というジャンルが手薄だった事です。

2年前、本屋さんに行っても自転車関連の雑誌は、
ロードバイクのトレーニング方法とか、
自転車を輪行(たたんで電車移動)して、地方の絶景サイクリングとか、
いきなりハードルが高いものばかりで、
気軽にポタリング(自転車散歩)というジャンルの物がありませんでした。
だったら、自分でその付近の情報を発信しようと思ったのがきっかけです。

カメラ雑誌も、今から7〜8年前は、マニア向けだったのですが、
女性の一眼レフブームが来てから、写ガールとか女子カメラとか、
女性向けの本が出始めました。
その時に似ている気がするのです。

ただ、自分では自転車でお気軽散歩を提唱していたつもりなのですが、
同じ自転車でロングライドもこなしていたために、
チャリカフェ自体が、無理目の物に映ってしまっているのも事実。

自転車に興味のある知人たちからも、
「でも私には無理でしょ」と言われる事も多数。
ロングライドは別として、
23区レベルだったら、誰でも行けるようになるのだけど、それが伝え切れてない。

そこで、小さくて可愛い自転車で、おでかけすれば、
絵としても、多少伝わりやすいんじゃないかと。

普通のクロスバイクを持っていれば、このミニベロよりは走れますから、
あの自転車で行けるなら、自分の自転車でも行けるかも…。
そう思って頂けたら、幸いです。

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