自転車博覧会2014 IN AOYAMA

代々木

新宿から代々木を抜けて青山方面へ。

日本青年館

代々木から千駄ヶ谷の鳩森八幡神社の脇をすり抜けて、
日本青年館の前に出るコース。
この日本青年館も国立競技場の建て替えに伴い、
移転して建て替えられる事に。

国立競技場

この国立競技場が、あの巨大ヘルメットのような新国立競技場になる訳だ。
まだ想像出来ないけど、意外とあっという間に出来ちゃうんだろうなあ。

銀杏並木

イチョウ並木を抜けて、青山方面へ。
ここで一つ気をつけて欲しいのは、絵画館周りの道路は一方通行なので、
このイチョウ並木に抜けようと、国立競技場から神宮球場方面に
気づかずに進入してしまうと、逆走になってしまいますので、気をつけて。

青山

さて今回の目的地は、イチョウ並木の入り口付近にある、
伊藤忠青山アートスクエア。

自転車博覧会

こちらで、自転車博覧会2014が行われているのです。
階段を降りなければなりませんが、階段下にはバイクラックもあります。

オレンジ号

僕が観たかったのは故・忌野清志郎さんのオレンジ号。
(部分接写は禁止ですが、全体像撮影はOKでした)
この自転車のいい処はフルカーボンという事。
清志郎さんであれば、男はクロモリと、スチールバイクに乗りそうだけど、
長距離を走る事を目的としていた彼はカーボンを選びました。

非常に正しいというか、僕も同じ理由で長距離用はカーボンを選びました。
長距離って、自分の体力や能力とギリギリの戦いをすることがあり、
そうなると軽量バイクの方が、なにかといい。
かつてクロモリでは登れなかった峠も、登れるようになったりしました。

自転車はあくまでも道具。
自分がしたい事によって、好きな物を選べばいいと思います。

パンダーニ

帰りは青山キラー通りの自転車関連ショップめぐり。
サイクルジャージのパンダーニで、街乗りポタ用のジャージを物色。
街乗りでも浮かないジャージって、なかなか無いんですよね。

酒井千佳

最近、自転車雑誌などでよく見かけるのですが、
女性タレントさん自前で着ているのは、パンダーニの他か、
KAPRLMUUR”カペルミュールというブランドのピンクが多いです。
こちらは、フリーアナの酒井千佳さん。
彼女はピナレロに乗って、パンの食べ歩きをしていたりもします。

ピンクは去年モデルですよね。たぶん。
今年はオレンジかグレーだから。
カペミュールのサイトはこちら

黒のクラシック買おうと思ったら売り切れてたorz

なるしま

池袋のワイズロードは弱虫ペダル効果で女性客多かったけど、
なるしまフレンドはどうだろうと覗いてみたら、結構、いる。
だいたいは、カップルなんだけど、女性の2人組みもいました。

フェニックス

なんとその1人が、リドレーのフェニックスに乗っていました。
しかも自分と同じ色のロットベリソルカラー。
これ、去年日本に100台しか入ってないモデル。
そのうちの一台だよ。

すごい、話しかけたかったけど、怪しいのでやめた。
なんでこれ選んだか聞きたかったなあ。
弱虫ペダルの東堂?それともロットベリソル?

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オランダ・ハーグ派展 損保ジャパン東郷青児美術館

損保ジャパン本社ビル

美術館のある損保ジャパン本社ビルってどれだ?
って思ってたら、昔の安田火災海上ビルの事か。
この高層ビル群の中では初期の方からあるだけに、
モード学園のコクーンビルなんかと比べると、ちょっと古めの雰囲気が。

東郷青児美術館

こちらの47階にあるのが、損保ジャパン東郷青児美術館。
今回は、ゴッホが師と仰いだオランダのバーグ派の展覧会。
ゴッホといえば、こちらの美術館には、あの「ひまわり」があります。

バブルの時期に安田火災海上保険が、
ゴッホの「ひまわり」を53億円という高値で落札。
あの頃は今の中国みたいに、
日本が金に物を言わせて海外の物件を買いあさっていた時期。
この「ひまわり」の落札もひんしゅく買って大きく報道されたけど、
当時は美術に興味がなくて、
あるのは知ってたけど今日の今日まで見ずに来ました。

よし、今日は一緒に見て帰ろう。

景色

美術館に入る前に小さな展望台のような場所が。
コクーンビルの横に見えるのが、もうすぐ大改修の始まる国立競技場。
ここにあの自転車のヘルメットみたいな新競技場が出現する訳ですね。

ぐるっとパス

そして入り口で見つけたのですが、
東京ミュージアムぐるっとパスなる物が出来ていました。
2000円で二ヶ月間有効で、対象の美術館が見放題というもの。
ただし、常設展だけとか、人気展は割引きだけどとか、
制限がある物もありますが、2千円だったらすぐに元がとれます。

上野の国立科学博物館の常設展と、上野動物園の入園も無料だから
セットでまわるとか。
葛西臨海公園の水族館や、夢の島熱帯植物園もまわっちゃうとか。
いろいろ組み合わせを考えてまわるの楽しそう。

練馬区立美術館だと7月の「あしたのジョーの時代展」
ちひろ美術館を一緒にまわっちゃうとかね。

詳しくはこちら、ぐるっとパスから。

マリス

さて、オランダのハーグ派というのは、ハーグという村に住んでいた画家たちの事。
フランスではミレーの落ち穂拾いなどを生んだ、パルピゾン派に影響を受け、
自然の中での風景や、人々の営みを描いていきました。
なので、畑や農家などを題材とした物が多いです。

美術館めぐりをしている人ならわかる、あるあるネタとして、
見るペースが同じで、何度も同じ人と一緒の絵を覗き込む事があります。
それが綺麗な女性だったりすると、もうバーチャルデートみたいに、
勝手にドキドキしたりする訳ですが、
この日、そのバーチャルデートのお相手が、足を止め動かなくなったのがこの絵でした。

ヴィレム・マリスの「水飲み場の仔牛達」
牛を題材にして、自然の光を描いています。
水面や牛の体のデコボコを描く光が美しい。
そりゃー足も止まるわ。

サデー

オランダのハーグは海も近いので、漁師達の絵も描かれます。
こちらは、フィリップ・サデーの「貧しい人達の運命」

漁師に魚を買いに来る女性たちの中に、
貧しい格好をして、困った顔をしている女性が。
脇では少女が不安そうに見上げています。
少女の裸足が貧しさを表してます。

この時期って貧しさの中で生きる人達を描いた絵も多く、
逆に、そのたくましさから力を貰う事も多かったりするのですが、
この絵は、見ていてなんだか切なくなります。

さて、この日楽しみにしていた一つに、ピエト・モンドリアンの絵があります。
自転車乗りには、ツールドフランスのラヴィクレールや、
LOOKでもお馴染みのモンドリアンカラー。
こうしてTシャツなどにもなっています。

抽象画としていきついた所のモンドリアンなのだけど、
その前は、こういう絵を書いていました。

モンドリアン

モンドリアンはオランダ出身なので、こうしてよく風車を描いていました。
最初はこういう、やわらかなタッチなのですが、
徐々に風車がクローズアップされ、迫力を増していきます。

そういえば、女性と写真を撮りに行ったりすると、
男性が全体の風景を撮りがちなのに対し、
女性は圧倒的にクローズアップが多いですね。
猫でも花でも、めちゃめちゃ近寄って、それだけを撮ろうとします。

そんな視点で対象物の魅力を分解していくと、抽象になるのかも。
なんとなくだけど。

東郷青児

さて、こちらの美術館の名前にもなっている東郷青児の作品「遙かなる山」
一見パッと見ただけでは、アニメに出てきそうな女性。
だけどこれは今から50年以上前、1961年の作品です。

東郷青児は、女性にモテるタイプで、数多くの女性との事件をおこしています。
エネルギーが有り余る人って、そういう人生送る人多いなあ。

作家の宇野千代は、この東郷青児の愛人で、
彼女の作品の「色ざんげ」とは、
東郷青児が他の女と起こした心中未遂事件を
男の口から一人称で語らせる物語。
後に、東郷青児がこれを読み、全て自分の言ったことだとつぶやいたとか。

自分にはエネルギーというか情熱が足りないの痛感するなあ。

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