ジロ・デ・イタリア2014

ジロ・デ・イタリア

みなさん、いよいよ始まるワールドカップにワクワクでしょうが、
その前に僕ら自転車乗りは、ジロ・デ・イタリアでひと盛り上がりでした。

■マリア・ローザ(個人総合優勝):ナイロ・キンタナ(モビスター/コロンビア)
■マリア・ロッサ(ポイント賞):ナセル・ブアニ(FDJ/フランス)
■マリア・アッズーラ(山岳賞):ジュリアン・アレドンド(トレック/コロンビア)
■マリア・ビアンカ(新人賞):ナイロ・キンタナ(モビスター/コロンビア)
■チーム成績(時間):AG2R・ラモンディアル(フランス)
■チーム成績(ポイント):オメガファルマ・クイックステップサイクリングチーム(ベルギー)

総合優勝がマリアローザと言って、ピンクのジャージを着ます。
これはスポンサーの新聞社の新聞紙がピンクだからです。

【第16ステージダイジェスト】

個人的に今回一番面白かったのは、第16ステージ。
標高2758mのステルヴィオ峠を登る、超山岳コース。
去年は、大雪の為に中止になったコースです。
ここで、総合優勝したキンタナがライバルに一気に差をつけました。

16ステージ

ガヴィア2618m、ステルヴィオ2758m、ヴァル・マルテッロ2059mという
3つの超級山岳を、選手たちはひたすら上って、ひたすら下って、また上る。

地図で見るとこんな感じですが…。

ステルヴィオ

このステルヴィオ峠、2758mを自転車で登って行くわけですよ。
我々が坂道を下るのより早いスピードで。

ステルヴィオ

アニメの弱虫ペダルを観ている人なら、この山岳の戦いの面白さ、わかるでしょ。
リアル小野田坂道のキンタナが猛スピードでここを登ってくるのですよ。

毎年、激闘が繰り広げられてきたステルヴィオ峠。
その歴史の動画もありました。

今年は、ジロデイタリアを観ながらツイートを読んでいると、
女性のロードレースファンも多かったですね。
はやり、弱虫ペダルの影響なんでしょうか?

6月はサッカーのワールドカップで盛り上がるとして、
自転車乗りはその先、7月!
いよいよツールドフランスが始まります。

ツールドフランスでも、ピレネー山脈、アルプルと、超山岳コースもありますよ!
ジロの優勝者、キンタナは昨年も早かったので、今のうちに覚えておきましょう。

弱虫ペダルで、巻島、東堂、小野田など山岳キャラ好きな人は、
ナイロ・キンタナ、アルベルト・コンタドール、リッチー・ポートあたりを
チェックしておきましょう。

田所、鳴子、新開、御堂筋など、スプリンターキャラが好きな人は、
マーク・カヴェンディッシュ、アンドレ・グライペル、マルセル・キッテル、
ペーター・サガンあたりをチェックしておきましょう。

さあ、1ヶ月の間に動画を漁って予習だ!
ツール・ド・フランスも盛り上がるぞ!

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アップアップガールズ(仮)中野サンプラザ

中野サンプラザ

凄いライブの目撃者になってしまいましたよ。
世間では、総選挙の話題で花が咲いているその裏で、
きっと、のちに伝説のライブとして語り継がれるに違いない、
凄いライブを観ることが出来ました。
アイドルグループ、アップアップガールズ(仮)の中野サンプラザ。

今年は、敗者復活組のアイドルに注目しているのですが、
それは、ハロプロのスマイレージ。
V字回復アイドルのTHE ポッシボー。
戦うアイドル、アップアップガールズ(仮)
この3組。

どのグループも、ハロプロの研修生組織「ハロプロエッグ」出身。
スマイレージと、THE ポッシボーは、デビューしたものの、
右肩下がりで低空飛行を続け、低迷。
どん底から這い上がるために、地道な活動を続け、
徐々にファンを増やしながら、復活して来ました。

このアップアップガールズ(仮)は、
デビュー出来ずにハロプロエッグをクビになり、
リストラさられたメンバーだけで組んだグループです。
野球やサッカーでいう所の、トライアウトの選手だけを集めたチーム。

当然、事務所もハロプロ本体みたいに手をかけてくれないので、
衣装も、オリジナル曲もなく、
当初は、他のアイドルの曲のカバーしか出来ませんでした。
100人入る小屋の半分、50人にも埋められない所からスタート。

しかし、1度はアイドルの夢を絶たれ、違う人生まで考えた彼女らは、
もう一度、アイドルが出来るかも知れないという、かすかな希望を胸に、
必死でしがみついて来ました。

神社やお寺、プロレス会場、アイドルのコンサートとはかけ離れている場所
わかりやすくいえば、ドサまわりでも、
チャンスを貰えば、積極的に参戦して来ました。
こうして、50人からスタートした観客は、
ついに中野サンプラザの2200人まで復活!

多くのミュージシャンが、単独では
中野サンプラザや渋谷公会堂でさえ動員出来なくなっている中、
自分たちの力での、ここまでの復活劇は、素直に凄いと思います。

しかも発売すぐSOLD OUT。
チケット入手しそびれて見れないかも…とガッカリしてたら、
運良くご招待頂き、見ることが出来ました。
ありがとうございました。

ハロプロをクビになった彼女らは、
つねにアウェーの会場でライブを重ねるうちに、
会場を盛り上げる技を身につけました。
そして、満員の会場を沸かせました。

そして、この日も、不器用なぐらいの全力で、ステージでパフォーマンスしました。
音楽関係者のツイートを読むと、
ブレイク前のももクロのようなエネルギーを感じるとか、
武道館決定前の℃-uteの復活劇に似ているとか、
その勢いに驚くツイートが多数。
それほどの、圧倒的なパワーでした。
見せつけた、雑草魂!

サイリウム

この日は、ファンが企画したサプライズも用意されていました。

ハロプロを事実上のクビとなったハロプロエッグの卒業公演
2010年11月28日、横浜BLITZ、
会場は、卒業を惜しむファン達により企画され、白いサイリウムで埋め尽くされました。

以来、そこからの復活の狼煙をあげる初単独ライブ、
卒業公演と同じ場所、横浜BLITZへの帰還、
節目には、ファン達が白いサイリウム企画で、復活を祝って来ました。

そこで、今日もアンコールの時に、会場を埋め尽くしたいと、
ファン達が各席に、お願いとこの企画に至る経緯が書かれた紙、
白いサイリウムのセットが、会場の人数分用意されていました。
もちろん、関係者席にも。

実は、始まる前に、この説明書きを読んだだけで、ちょっとウルっと来ました。
本人やスタッフだけでなく、ファンも最高のコンサートにしようと、
ここまで頑張ってるんだなあと。

普段は、ペンライトやサイリウムを振ることのない関係者席も、
アンコールと共に、躊躇無く、みんなが取り出し点灯しました。
そして、真っ白に染まる会場。
再びステージい出てきて、白い光の海を見て言葉を詰まらせるメンバー。

いやー、愛されてるな。
だからこそ、復活出来たんだろうな。
とっても、いいコンサートでした。

この日見に来た関係者は、100人越え。
彼女達の復活の噂は、業界内に轟いているようでした。

次は、7月15日に復活の狼煙をあげる、スマイレージの武道館に注目ですね。

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