岬(浜金谷)

市原

バイシクルセオ西千葉店での初心者向けロードバイク教室、
「スマイルカレッジ」を覗いた後は、せっかくなので内房をサイクリング。
内房っていうと、海沿いってイメージでしょうが、
しばらくは市原の工業地帯を走ります。

市原

走っても走っても、工業地帯です。
ちょっと飽きます。

かつて200kmの東京湾一周サイクリングをした事があるのですが、
その時は逆回りで横浜〜横須賀〜久里浜と進み、
久里浜から東京湾フェリーで金谷に渡り、
そして北上して市原へ。
疲労がピークに来ている所での工業地帯で、心理的にダメージもありました。
大型トラックも多いしね。

今回は西千葉で休憩みたいな感じだったので、疲労はないのですが、
景色があんまり変わらないので、やっぱ飽きるわ。

アクアライン

と走っていくと、アクアラインへと向かう高速下を通過。

富津

内房なぎさラインと名前がついていますが、富津岬を突っ切るので軽い山越えです。
工場地帯に山と、海の気配全くなし。

ピラミッド

富津の街道沿いには、ピラミッド型のパチンコ屋さん、スターライト。
どうやら閉店してしまった模様。
すでに廃墟っぽくなっています。
ピラミッドだから廃墟じゃなく遺跡か?

そう言えば、その昔ピラミッドパワーとか言って、
ピラミッドと同じ形の物に入れると、物が腐らないとか、味が変わるとか言って
人間が入ると健康になると、テント式の物まで売られた事ありましたね。
今となると、なんで、あんなオカルト物が注目されたんでしょう?

そしてピラミッドパワーは、商売繁盛には効果なかったのでしょうか?
閉店に追い込まれるなんて。

看板

東京湾フェリーの金谷港まであと16㎞。
一瞬、このままフェリー乗って、2度目の東京湾一周しちゃおうかと思いました。
いやいや、今回の目的は輪行だから。

上総湊

上総湊まで来て、やっと河口沿いに海が見えました。
ここからは、海沿いの道が続くのですが、
海は右側だから、左通行の自転車じゃあんまり堪能出来ません。

そういえば、内房線のこの次の駅が竹岡なんですが、
竹岡ラーメンの梅乃家、めっちゃ行列でした。
寄りたい気もしたけど、断念。

フェリー乗り場

という訳でやって来ましたよ、金谷港。
東京湾フェリー乗り場が見えます。
2年前の正月、あそこからフェリー降りてきたんだよな。
思い出が走馬燈のように。

金谷

写真では曇天が多いですが、時折、晴れ間も覗きます。
実は、この次の日、浦安〜千葉港へのサイクルシップが出るハズでした。
それで千葉まで来て、金谷までサイクリングするつもりだったのですが、
日曜日は台風接近で、サイクルシップ欠航のお知らせが。
次回は11月だそうです。
そこで、西千葉のスマイルカレッジに顔を出したついでに、
1日前倒しで、内房サイクリングをする事にしたのでした。

浜焼き

1時ぐらいだったので、お昼にしようと店探し。
サイクルジャージで行列の出来る店で一人浜焼きって、
浮きまくりで、最高にネタになるなと思ったのですが、
帰りの電車の時間があるので、割と悠長に構えていられません。

ザ・フィッシュ

そこで、お隣のザ・フィッシュへ。

店内

海を見渡すことが出来るレストランです。
こちらでも十分浮いています。
デートカップルの視界に入ると台無しです。
まあ、ラブラブなカップルであれば、視界にすら入らないでしょうが。

地魚漬け丼

頂いたのは地魚漬け丼、1,720円。
ちょっと奮発。
他にも色々海鮮系あったけど、マグロとかウニとかイクラとか
内房とは全く関係ない魚介類の数々。
だったら、金目とか目鯛、アジ、スズキとか、
この辺の漁港にあがる魚にしようと。
観光地にありがちなドライブイン系の海鮮丼かなと思ったけど、
金目とかスズキが肉厚で、旨かったです。
丼も深くてボリュームもあったしね。
満足です。

漁港

その後、漁港をぶらぶら。
出身が岩手県の宮古市で、港町育ちだから、こういう風景は心に染みます。
中学の校庭の片面が防波堤で、その裏面がこんな漁港でした。
懐かしいなあ。

看板

さて、金谷から保田に向かうトンネル前に、今回の目的地の看板が。

岬

岬カフェと書いてあるけど、あえて喫茶・岬と呼びたい。
僕がやっている番組で、何度も取りあげた喫茶店です。

映画グランブルーのモデルとなったジャック・マイヨールは、
房総の海を愛していて、館山に別荘を持っていた為に、
生前は、こちらのお店にもよく訪れていました。

その当時は、木造の味のあるお店だったのですが、
火事でお店が全焼してしました。
早期にお店を復活させようという常連客達の尽力もあり、
こんな形で復活しました。

明鐘岬

明鐘岬の先端にあり、晴れた日には正面に富士山が見える風光明媚な場所。

バナナアイス

この日は、気温が比較的高くて、もう半袖ジャージは無理だろうと思っていたけど
半袖で十分。
しかも走って来たから暑い。
そこで、自家製バナナアイスは350円。

岬

今はプレハブみたいな感じのお店になってしまったけど、
それでも復活出来た事が素晴らしい。
それだけ愛されたお店という事です。

実はそんなドラマが本になり、吉永小百合さん主演の映画になり、
ちょっとした観光地のように。
記念撮影する人で、いっぱいです。

■岬
■千葉県安房郡鋸南町元名1
■営業:10:00~日没まで
■定休日:原則無休
場所はこのへん

吉永小百合さん主演の映画「ふしぎな岬の物語」の予告。
いよいよ今週末、10月11日(土)全国ロードショーです。
そうなると人が押し寄せるだろうから、その前にとやってきたのです。
もうすでに、同じ考えの人達で混み始めてますけどね。

原作は森沢明夫さん。
森沢さんも番組に出演して頂いた事があります。
実は紀行文が好きで、旅先での出来事を生き生きと書いているのですが、
その秘訣を聞いたら、「メモだよ」と教えてくれた事があります。

それから僕もメモの仕方をいろいろ研究したりしているのだけど、
どうも忘れっぽくて、その場の感動を瞬間冷凍する事は出来ていません。

森沢さんみたいな文が書ける日は来るのかな?
まだまだ勉強不足だな。

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スマイルカレッジ

小松川大橋

このブログでも紹介した初心者対象のロードバイク教室
「バイシクルセオ西千葉」の「スマイルカレッジ3期生」の
第1回目のレッスンがあるというので、顔を出しに行きました。

それと同時に、東京〜千葉間の新ルート開発をする事に。
これまで14号を使っていたのですが、路肩が狭かったり渋滞が多く、
慣れれば大丈夫なのですが、快適という訳ではありません。

なので、今回は荒川の平井大橋の一本下流の橋を渡るルートで。
小松川大橋を渡っています。

階段

ところが登り口に自転車の車道走行禁止の標識があったので、
土手から歩道にアプローチしたのですが、
江戸川区の小松川の方に自転車のスロープがなく階段しかありません。

あれ?前は自転車で通れた気がしたんだけど…。

新小松川大橋

実は、この橋は落とし穴でした。
こここは上りと下りで別々の橋が架けられていて、
当然、左側通行を順守して行ったので下りの小松川大橋を通ったのですが、
自転車走行空間は、隣りの登りルートの橋、新小松川大橋に、
対面通行方式で作られていたのです。
もちろん、自転車の為のスロープもあります。

googleのストリートビューで参照してみたのですが、
赤茶色の部分が歩行者、車道側のコンクリート色の所が自転車と分けられ、
自転車と歩行者分離しているのですが、
その前に、道交法で自転車の左側通行順守をうたっている割りに、
途中から急に右側通行になるとか、混乱の元です。

以前、上りの時にこの橋を通った事があるので、普通に通れると思っていたのですが、
その為、まんまと罠にハマってしまいました。

まあ、こういうのの繰り返しがルート開発に繋がるんですが。

江戸川大橋

京葉道路は、篠崎から高速の京葉道に入るので、
江戸川大橋は自転車での通行は出来ません。
そこで、橋の下をくぐって、堤防沿いに篠崎街道を走ります。

江戸川水閘門

すると篠崎ポニーランドの所で土手に上ると、
通称篠崎水門こと、江戸川水閘門が見えて来ます。

江戸川水閘門

その篠崎水門を渡って対岸に。

行德橋

続いて、行德橋こと、行徳可動堰を渡って対岸へ。

原木中山

そこからの通りの名前はわからないのですが、
東西線の原木中山の下をくぐる道を道なりに進みます。
路肩は狭いですが14号などみたいに車の交通量は多くないので、
自転車乗りの姿を見かけます。

原木IC

京葉道路、原木のインターチェンジ、ここを右、国道357方面へ。

水門

国道357号を行くと、大型トラックが多いので、
合同製鐵船橋を曲がり、工場街の中を突っ切っていくと、船橋港に流れる川の水門に。
ここは自転車と歩行者しか通れないので、穴場中の穴場。

京葉道路

すると再び京葉道に沿うように走る道出るので、そちらを進みます。

船橋港

船橋の港も見えるので、14号よりは景色も楽しめます。

14号

突き当たりまで行ったら右折すると、14号へ。
ここから先のルートは、また今度開発します。
ともあれ、東京〜千葉間は、走る道の選択肢が少ないので、
なんとか、自転車快適ルート、探してみたいと思います。

みどり台

千葉街道から京成の「みどり台」へ。
ここは今話題のラウンドアバウトみたいな形で、
昔から信号無しの円形交差点となっています。
未知のランドアバウトを拒否る人多いけど、
昔からある所では、普通に何の混乱もなく存在してるんですよね。

バイシクルセオ

そして到着、バイシクルセオ西千葉店。
スマイルカレッジ3期生の方々が集まっています。
今回は21人中20人が女性という、女性率の高さ。

この日も来ていた2期生の女性に聞いたけど、
ロードバイクを始めるにも、まずどこから始めていいのかわからなく、
ゼロから教えてくれる所を探していて、たどり着いたのだそうです。

講習

まずは、何班かに分けてカウンセリング。
何がきっかけでやりたいと思ったのか?将来的にはどちらの方向を目指しているのかを
聞きながら、本人の意思を確認していきます。
弱虫ペダルから入った人と、トライアスロン系では全く違うし
レース指向と、ポタリング派でも、ちょっと違うし。

で、まずは空気の入れ方から。
ロードバイクはバルブがフレンチなので、ママチャリとやり方は違います。
後は、高圧で空気を入れるので、どのぐらいまで入れるのかメーターを見ながら。
高圧だと初心者女子は、最後、ポンプ入れるのも苦戦したりして。

その後、乗り降りの仕方。
女性初心者の多くが、パニくっていると
ママチャリのクセで、上のフレームを、前から跨いで乗ろうとします。
後ろからのまたぐクセをつけさせたり。
そんな初歩の初歩からスタート。

もちろん最初はフラットペダル。

車道側に倒れないように、左側の足をつく練習。

千葉公園

そして実走は、車の来ない千葉公園内の周遊道路。
ここは乗り降り、止まり方、ギアチェンジの実践をするだけなので、
ママチャリ以下、10㎞以下の超ゆっくり走行。

まず、こうして1回目は、頭で想像していただけのロードバイクを、
リアルな体験として、体に入れていきます。
弱ペダ女子に多いのですが、ヲタク気質から、マンガからの知識は豊富なんだけど、
肝心の乗り降り、交通ルールなどが抜け落ちている人が多数。

ロードに乗るなら、ヘルメットをして、左側車道走行、信号順守、併走禁止。
レースでは道路規制をして車の流入がないから、集団で走れますが、
通常の車道でレースのような並んで走る事は禁止されています。
まずは最低限でも、これらは身につけましょう。

という訳で、西千葉のスマイルカレッジに顔を出しに来たのですが、
そのついでで、この後、内房まで自走して行く事にしたのでした。

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