光珈琲(新中野)

光珈琲

※このお店は閉店しネット専門店に

中野に用事があったのですが、カフェっていうとなあ。最近の中野は再開発が激しくて、資本系のセミチェーンが多いので、まったりしたい気分の時には、ピンと来るお店が少ないですねえ。

ドリップで美味しいコーヒーを飲みたいと思うと、真っ先に思い浮かぶのは、丸井裏のムトウ・コーヒー・ロースタリーだけどこの間行ったばかりか…。という訳で、この日はミニベロだったし、中野通りを一駅分、新中野まで行って光珈琲へ。

150211hikari02

小さいお店なんだけど、ここが好きな理由は、エチオピアの豆が充実してる事。自分の好きなキリマンジャロを基準に考えると、好みの味が多い。

かつて、シングルモルトのお店に行ったときに言われたのが好みのモルトウイスキーを探す時の基準にするといいお酒なのが「ザ・グレンリベットの12年」。これを飲んでみて「もっと甘い方が」とか「もっと渋めの方が」とか好みを探っていくといいと言われた事があります。

ラーメン屋さんも人気メニューじゃなく、デフォルトの「ラーメン」を頼みます。一番シンプルなもので、スープと麺の具合を見るという感じで。その方が味がわかる気がします。

僕の中での珈琲のデフォルトがキリマンジャロなのですが、酸味系のスッキリなので、雑味が無い事が重要となり、焙煎とかハンドピックとかの具合がわかるようになります。

そうなると、エチオピアの豆が揃っていると、フィットしやすいですね。自分の気分ですけど。

再開発するとエスプレッソのチェーン店だらけになりますが、ドリップが美味しいお店って、貴重だと思うな。中野周辺だと、ムトウか、ここが好き。

※このお店は閉店しネット専門店に

■光珈琲 (HIKARICOFFEE)
■東京都中野区本町4-37-9
■営業:10:00~19:00
■定休日:不定休
場所はこのへん
お店のサイト

Pocket
LINEで送る

映画「マエストロ」

マエストロ

前から見たかった映画「マエストロ」を観てきました。
映画化される前から原作が好きで読んでいたのですが、
マイナーな作品なので、漫画好きにもあまり知られていない作品。
原作が好きすぎたので、映画は嬉しいのと同時に、
ちょっと観るのが怖かった作品でもあります。

この日のユナイテッドシネマとしまえん7番スクリーンは、112席。
チケットを購入する際に「ちょっと混み合っていまして」と言われたように
9割ぐらいが埋まっていました。

やはり映画という制限時間の中では、原作がかなり端折られていましたが、
逆に考えれば、この映画を観て面白いと思った方には、
ぜひ、原作を読むことをお薦めしたいです。

基本ベース、ダメな楽団を、謎の指揮者が一段高い所へ導くという
オーソドックスなストーリーなんだけど、
原作の方は、一話一話が、楽器のパートの話となっています。

謎の指揮者「天道」は、何故その演奏者がいい音を出せないのか、
一発で見抜きます。
そして、意外な方法で、解決策を示していきます。

例えば音の鳴りが悪いホルンを連れて、バイクの整備工場に行ったり…。

そういうパートごとの話しが、一話ずつあって、
それが積み重なっていきながら、一つのお話となるのです。
このパートごとの話しが好きだったので、映画では多少端折られてて残念。

ただ、漫画と違うのは、映画館の大音量で、素晴らしい音楽が鳴るという事。
コンサートシーンの「運命」と「未完成」は、
指揮者の佐渡裕さんが、ベルリン・ドイツ交響楽団を指揮して録音を行ったものが
大音量で降り注ぎます。
これは、映画館ならではの楽しみ方でしょう。

たとえ、Blu-ray になった所で、
市販のテレビのスピーカーシステムは
値段を下げる為にコストカットされて鳴りが悪いですから、
この大音響は自宅では楽しめないでしょうね。
そういう音を聞く意味で、映画で楽しむ価値があります。

クラシック好きには、こっちの「聞く予告編」の方がいいかもしれませんね。
ヘッドフォンで聴きながら、ご覧下さい。

ヘッドフォンで聴くと、なかなかいいのですが、
それでも、YouTubeにあげてる時点で圧縮音源なので、
割といいヘッドフォンで聴いたけど、映画館には勝てません。
圧縮音源って、どこか詰まっているようで、抜けが足りない。

ああ、もう一度、いい音で聞きたくなるわ。
こういうのこそハイレゾなんでしょうね。

3巻で読み切れちゃうので、ぜひ、原作を読んでみることをオススメします。

P.S
江古田っていうのは、のだめカンタービレのモデルとなった
武蔵野音大がある街で、クラシックの演奏者も沢山住んでいます。
実際に、あのドラマのオーケストラに知り合いが2人出てるしね。

そういう人達が観たら、どう感じるのか、感想を聞いてみたい。

木の楽器は乾燥と湿度の変化との戦いだったりする訳だから
ストラディバリウスを河原で弾くとかありえないとか。
そういう音楽家ならではの、ツッコミも聞いてみたいです。

Pocket
LINEで送る