コーヒーヴァレー(池袋)

コーヒーヴァレー

今、巷を賑わしてるサードウェーブという言葉。
まるでエヴァンゲリオンのサードインパクトのような感じで、
カフェと珈琲界をざわつかせています。

そもそも何なのこのサードウェーブ?
よくわかりません。

あ、すいません。
仕事終わって、ちょっとアルコール入れての書き始めなので、
言葉が乱暴かもしれません。

定義によると、セカンドインパクトならぬセカンドウェーブは、
スタバなどのシアトル系が、エスプレッソを使った「カフェラテ」のブーム。
そこから、世界を制覇。

日本も、天下統一の勢いで、
鳥取砂丘でお馴染みの鳥取は、「すなば珈琲」はあるものの、
唯一スタバが無かった県ですが、
その鳥取に、この夏進出する予定があるらしい。

珈琲界も天下太平かと思われたこの時に、
突如、頭角を現して来た、サードウェーブ。
清澄白河に出来た、ブルーボトルコーヒーが一躍脚光を集めています。

これだけカフェめぐりしている自分がピンと来てないのですが、
まわりのマスコミ連中が騒ぐので、何なの?ソレ?と聞いてみました。

どうやら、定義がはっきりしないのだけど
「シングルオリジンで、ハンドドリップ」
みたいな事をいう。

え?それって普通に、一杯あるじゃん。
ノジーコーヒーとかじゃダメなの?

ブルーボトルの創業者が個人店の良さを生かしてって言っているのに、
それに乗っかって、サードウェーブを名乗ってるのは、チェーン店系ばっか。
どうも、その流行りに乗る気がしない。
まとめサイトの「コーヒー界のアップル上陸」って書いている記事は、
本質を見ていないのが多いような気がします。

ハンドドリップっって言ったって、オシャレなオリジナル風のドリッパー
5つも6つも並べて、ジャージャーお湯注いでたら意味ないだろ。
だったらコーノ式とかで、一杯ずつ淹れてくれる個人店の方がいいわ。

ブルーボトルの創業者のジェームス・フリーマンは、日本の喫茶文化にも精通し、
渋谷の「茶亭 羽當」がお気に入りとか。
そういう喫茶文化を大切にする理念と、
サードウェーブという言葉がの使われ方の乖離が激しいような。

その根本にある珈琲と老舗喫茶文化の見直しをした方がいいと思うな。
自分的には、板橋の志村三丁目にあるカフェ・ベルニーニに行きたくなりました。
自分の中でのNo.1喫茶だな、あそこは。

そんな中、個人店の香りを生かしつつ、オシャレなカフェとして、
池袋で人気急上昇なのが、コーヒーヴァレー。
ここは好き。
そんな人が多いからか、週末に行くと満席な事があります。

カフェラテ

この日は、ドリップじゃなくラテだったけど。
1階のカウンターとテーブルが満席で、
2階に行ったら、壁に向かうカウンターが一席だけ空いてました。

ジュンク堂で買った本をペラペラめくり、付箋を貼る。
仕事の資料整理で、面倒くさい作業なんだけど、
美味しいコーヒーがあれば、ちょっとだけ楽しくなる。

セルフの水も何気に置いてあって、
コーヒー飲み終わった後も、ちょっとだけ長居させてくれる。
といっても2時間も3時間もいる訳じゃないですけど。

人気出てきているけど、まだ珈琲好きとかカフェ好きが多いから
阿吽の呼吸で、うまい事回っていて、そこが心地いいんだよな。
このお店も、ちゃんと喫茶文化をリスペクトしてるのがわかります。
この雰囲気が続くといいなあ。

■コーヒー ヴァレー (COFFEE VALLEY)
■東京都豊島区南池袋2-26-3
■営業:
8:00~22:00(平日)
9:00~22:00(土日祝)
■定休日:無休
場所はこのへん
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乙女の絵画案内

自分の担当番組に、ちょっとマニアックな話しなんだけど、
そのジャンルが好きな人が聞けば、テンションがアガるという
「マニアッパー」というコーナーがあります。

そして、毎回、そのピックアップする物に詳しい人と、
電話をつないで、その魅力についてお話を伺うのですが、
今回は、来週から「ルーブル美術館展」が開催という事で、
美術大好きアイドルのアンジュルム(スマイレージから改名)の
リーダー和田彩花さんと、お電話を繋がせて頂きました。

「乙女の絵画案内」という本も執筆。
現在、大学で美術史も勉強しています。

美術というのは、自転車と共通する部分があるのですが、
敷居が高く感じられるし、マニアにしかわからない話しが多いという事。
しかも、絵が見えないラジオです。

しかし、彼女のしゃべりは上手かった。
絵を知らないビギナー層にも、わかりやすく教えてくれました。

まずは、ビギナーにお勧めする美術館での楽しみ方。
絵をどう見ればいいのか聞いてみました。

最初は難しく考えずに、
絵を観て、素直に「綺麗」とか「可愛い」「不気味」とか感じて、
そんな中で自分が気になる物を見つけていく。
そうするうちに、好きな絵の傾向が見えてくるので、
そこから、好きな作家が見えたら、それを辿っていく。

なるほどと思いました。
音楽と一緒なのか。
好きなミュージシャンが出来たら、
その人が影響を受けたアーティストか知りたくなって
遡って行く、あの感じ。

好きな物をみつければ、自然と知識はついて来るから、
まずは、素直に心をひらいて、絵を感じる事からはじめるといい。
なるほど、一理ある。

そして、来週からスタートする「ルーブル美術館展」
ラジオで絵もないのに、見所を聞いてみました。
どう解説するのだろうと。

「フェルメール」の「天文学者」という作品は、
ルーブル美術館が、外になかなか貸し出さない作品で、
貴重なので、今回、見て欲しい。

そして、フェルメールは、光を上手に使う画家なので、
その作品の前に実際に立つと、
本当に自分に光が降り注いで来るように見えますよ。

きっとラジオを聞いていて、気になった人は、
フェルメールの天文学者を検索したでしょう。

すると、出て来た映像がこちら!
どん!

天文学者

まさに言うとおり。
そして、実際に絵の前に立ってみたくなるじゃないですか。

彼女の伝え方が上手なのは、
その絵の前に立つと、どんな楽しい事、ワクワクがおきるか、
端的に教えてくれている所。

これなんだな。
自転車とか、ゴルフなんかもそうなんだけど、
ベテランはビギナーにテクニックやスペックなどを教えたがる。
それをいうと、自分がベテランになった気分になれるからでしょう。

自転車も、楽しさを伝えないとね。
乗ったら、どんな楽しい事が待っているのかを。
今回は、そんな事をアイドルに教えられました。
目からうろこ。
ありがとうございました。

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