Aライセンス(中野)

Aライセンス

いつの間にかヲタクの聖地となった中野ブロードウェイ。
マニア心をくすぐる雰囲気は、ともすれば一般の感覚からは外れていきます。
ちょっと怪しさが漂うディープな世界。
でも、それが許される雰囲気が、ヲタクの心の安らぎとなっています。

その聖地で、あえて一般寄りに改装したのが、
2階にあるF1モチーフの喫茶店、Aライセンス。

以前は店頭にレースのタイヤとかが積まれていたり、
車系のステッカーがドアにベタベタ張られていたり、
いかにもレース好きという雰囲気だったのですが、
改装し、中野ブロードウェイ感覚でいうと、オシャレな喫茶店に。

でも、見た目は普通なんですが、
天井にはF1サーキットのコースを模したオブジェがあったり、
見る人がみれば、小技が効いています。
羊の皮を被ったレースヲタクという雰囲気。

ナポリタン

そんな喫茶店で頂くのは、ナポリタン。
セットで950円。

ナポリタンって、喫茶メニューの中では
割と期待出来ない率の高い、メニューです。
麺がゆで置きだったり、アルデンテって何ですか?みたいな
「この程度で許されるだろ」という甘えで作られているお店が多いです。

ところが、きちんと作ると、結構旨い。
同じ中野の「アザミ」まで行くと、
オシャレすぎてナポリタンって雰囲気がしないのだけど、
こちらは、普通の喫茶店の普通のナポリタンという範疇で、
美味しく作ってあります。
この普通なんだけど旨いっていう、絶妙なさじ加減がいいのです。

これは他のメニューも期待出来そうだなあ。
また来ます!

■Aライセンス(エイライセンス)
■東京都中野区中野5-52-15 中野ブロードウェイ 2F
■営業:10:30~20:00
■定休日:水曜
場所はこのへん

Pocket
LINEで送る

伽羅(三軒茶屋)

伽羅

泉麻人さんが書かれた「東京ふつうの喫茶店」という本があります。
普通の喫茶店なんだけど、なぜか愛されるお店。
そこで見聞きした小さなお話が綴られている本です。

三軒茶屋で入ったのは、そんな「ふつうの喫茶店」伽羅。

「ふつう」というのは悪い意味じゃありません。
ギャラリーカフェだとか、何か肩書きをつけたがるお店とは違い、
普通に喫茶店をやっています…という意味です。

世田谷線の駅の真ん前、キャロットタワーの向かいという一等地なのに、普通。
この一等地だから、家賃もそれなりでしょう。
そんな場所で、シングルオリジンだとかサードウェーブだとか
そんな肩書きのない普通のコーヒーで、利益を出してる。
これって逆に凄い事だと思います。

キリマンジャロ

店内カウンター奥にはズラリとカップの並ぶ棚が。
インテリアもアンティークという程、堅苦しくない。
そんな中に年配の方が、静かに珈琲を飲んでいます。
若者もいるけど騒がしくありません。

頂いたのはキリマンジャロ。

肩のこらないこの雰囲気、ありそうでなかなかありません。
自分の住んでいる街、江古田も、かつては喫茶店がいっぱいあったけど
こんな雰囲気を保っているのは、「ぶな」かな?

普通の喫茶文化も、どこかで見直した感じですね。

■伽羅(キャラ)
■東京都世田谷区太子堂4-22-6
■営業:10:00〜20:00
■定休日:木曜
場所はこのへん

Pocket
LINEで送る