ロイヤルホスト(新江古田)

最近ハマっているのがロイヤルホストです。パティスリー並のクオリティの高いパフェもきっかけの一つだったのですが、それを後押ししたのが、フードライター平野紗季子さんのポッドキャスト「味な副音声」。

Spotifyなどでも聞けるのですが「この世にロイヤルホストがある限り」という回では、ゲストに人気のインド料理店「エリックサウス」などを経営し、しかもフードライターでもある稲田俊輔さんをゲストにお迎えして、ロイヤルホスト愛をマニアックに語っているのです。

この記事の最後にポッドキャストのURLを貼るので、まずは写真と文章で全体像を。

平野さんも稲田さんも文章が面白いので、よく読んでいます。一般的に活字媒体出身の方って、回りくどい言い回しを使いがちで、文章は面白いのですが、喋るとだらだらしてしまいがち。なかなか結論にたどり着かず「アレ?」と思う事が多いのですが、このポッドキャスト、聞いてみるとこの2人は喋りも面白いしテンポもいいのです!

しかもポッドキャストなので、マニアック上等で、専門的知識がポンポン登場するのが、逆に聞き応えがあります。TVやラジオだと一般の人が置いていかれないようにという配慮もするので、どうしてもトーク内容が薄味になりがちなのです。そのマニアックさと一般受けのバランスを上手に取った成功例が、「マツコの知らない世界」でしょうね。

平野さんのポッドキャスト「味な副音声」は、マニアックだけど、食べ歩き好きの自分がからすると、本当にちょうどいいコンテンツ。そのメニューを知らなくても、喋りの熱量でおいしさが伝わります。自分もこの手の番組をやりたいのですが、マニアック過ぎるとお叱りを受けるので、真夜中の番組でこっそりやるようにしています。

お二人のプロフィールをおさらいしておくと…。

「生まれた時からアルデンテ」平野紗季子

平野紗季子さんは、平成3年生まれで物心ついた時には日本でもパスタはアルデンテが浸透している時代を生きている人。なので、パスタに関しては、腰のないナポリタンをありがたがる昭和バイアスが許せない的な、独自の視点で注目された方です。

「人気飲食チェーンの本当のスゴさがわかる本」稲田俊輔

一方、稲田俊輔さんは、人気のカレー店「エリックサウス」を経営しながらも、サイゼリヤの生ハムやワインなどを評価し、コスパ良く飲む方法を紹介して話題になった方です。

コスパというと安くて大盛な物派と、質のいい物をお安く派に分かれますが、稲田さんが提唱するのは「こんな質のいい生ハムがこのお値段で!?」という後者です。

ポッドキャスト「この世にロイヤルホストがある限り」という回では、お互いにお勧めのメニューを一品ずつ紹介し相手の方に実食してもらうのですが、平野さんがお勧めしたのが、「国産豚ときのこのポルチーニクリームソース」。

仕事で頭が沸騰している時とか、心が折れかかっている時に、つい頼んじゃうのがこのメニューだそうです。

彼女の中では「お洒落な油そば的存在」との事で、生パスタの中太麺に、こってりしたブラウンクリームソースが絡まって美味しい。しかもトッピングの舞茸が揚げてあり、水分を飛ばす事で茸の旨味が凝縮されていると絶賛。

というトークを聞いているうちに食べたくて仕方がなくなり、すぐに新江古田のロイヤルホストへ!近くにロイヤルホストのあるありがたさよ!敬意を表して、ロイホとは略しません。

食べたらマジ旨い。脳内にサンプリングしてあった平野さんの言葉が、一口食べるごとにポンポンと再生されていきます。「水分を飛ばす事で茸の旨味が凝縮」。確かに!なんか、「ウンウン」うなずきながら、あっという間に完食。

江古田には美味しいイタリアンが沢山ありますが、ロイヤルホストも侮れないです。これはまた食べたい!

「国産豚ときのこのポルチーニクリームソース」から話を聞きたいというせっかちな方は、右のカウントを-18:15 に持って来てください。そこからパスタの話がスタートします!

■ロイヤルホスト 江古田店
■東京都中野区江原町3-33-10
■営業:9:00-24:00(緊急事態宣言下で、8:00〜20:00)
■定休日:無休
場所はこのへん
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「note」にチャリパフェを作ってみた

日経トレンディが発表した「2020年ヒット商品ベスト30」の18位に、「note」がありました。コロナ禍で急成長し、利用者数は6300万を突破したとのニュース。

日本経済新聞社が業務資本提携を結んだというニュースを見たりして、気にはなっていたのですが、手を出していませんでした。

ただ、ヒット商品なのに仕組みがわからないというのはマズいので、パフェの抽出記事だけで、「note」を作ってみる事にしました。

「チャリパフェ」

どういう仕組みで、記事を書くことで、何が起きて、どういう点が優れているのか?

まだ1ヶ月しか使っていませんが…。正直、魅力を見いだせていません。

●自分の作ったコンテンツを有料で売る仕組みがある。
●オンラインサロンが簡単に作れる

あたりが売りだと思うのですが、お金を払いたくなるコンテンツが見つからないのです。これはcakesも同じ。

自分のネットの使い方が情報収集なので、エッセイや自己啓発、精神論など、物の考え方を必要としていないからだと思います。

例えば「チョコレート」で検索してみても、「チョコレートを食べたくなる訳」的な、自分が精神的に参っている時に一粒のチョコレートに救われた的な話ばっかり。

cakesで、チョコレートで検索して『「私と仕事、どっちが大事なの!?」に対する本当の答えと』という記事が出て来たので、チェックしてみると「ソムリエがワインをチョコレートの香りで例える」的な記述がひっかかったらしい。

1ヶ月使ってみて思った感想は、、「note」は自分の思いを吐き出す場所で、情報を収集する場所ではないようです。

これ、何か同じ感じの体験あったなあと思って、振り返ってみたら「はてなブログ」でした。ブログブームの時、芸能人はアメブロはじめて、ブロガーは「はてな」って感じの時があり、仕組みを知る為に、「はてなブログ」でアイドル記事を書いていた事がありました。今は全削除してありますが。

「はてな」を忘れていたのは、自分が情報検索をしていて、「はてな」に行き着く事が無かったからで、「note」も情報収集の検索で引っかかった事が無かったからです。

ただ、芸能人がテレビからYouTubeに流れているように、出版社を経由せず、まず「note」で売る時代が本格的に来るのかも。実際に「note」や「cakes」で書籍化されている「自己啓発」と「エッセイ」が多いですし。

「情報物」が無いというのは「チャンス」なのか「需要が無い」のか。

飲食メーカーの「note」をめぐっても、レシピや商品に対するエッセイ風の物が多く、実際の情報は企業のオフィシャルサイトの方にあって、「note」からリンクされていて、逆にオフィシャルから「note」へのリンクは見当たらないケースが多いです。

「note」で有料になっている物も「オジサンなのにフォロワー1万人を突破出来た訳」的な、一昔前に流行った「商材紹介」の釣りキャッチコピーにような物が多いですね。ブログで公開されているnoteのノウハウ記事を見ても、「どうやって儲けたか」的なテクニックものが売れやすいという分析多し。

「マツコの知らない世界」に出てくるような人達がどんな方法で専門知識を公開しているのかチェックしてみると、自分のドメインを取ってののブログとか、Instagramとかが多いですかね。noteは少ない。

「利用者数は6300万を突破」との事ですが、Twitterより長い文章をこまめに書ける人は少なく、すでにもう死んでいるアカウントも多いです。

1ヶ月使ってみての感想は、こんな所。もう少し使ってみますけど。

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