グリーンブラウン(桜台)

スパイスカレーが食べたいなあと思ったのですが、土曜日だと要町の「かえる食堂」も、新井薬師の「マロロガバワン」も行列出来ているだろうなあ…と思い、桜台の「欅の音terrace」にある、グリーンブラウンにやって来ました。

室内4席、テラス2席という小さいお店なんですが、僕の前に2組待ち。後ろに1組という4組が待っている状態に。今年出来たばかりのお店なんですが、すでに人気店として定着して来ましたね。

この「欅の音terrace」、自転車を見て貰えばわかるのですが、とにかく小さいお子さんを連れた家族連れが多いです。1階の「はと工房」前にミニ遊具があるので、そこで遊ばせたり、公園的に使っている家族。

中央の共有スペースで、漫画喫茶や図書館的に、本を読ませている家族も。

大人向けの本が多いですが、何冊か「なぞなぞ」など子供向けの本もありました。

駅から遠い住宅街の中にあるのですが、子供を遊ばせつつ親も楽しめる空間として定着して来ているようです。

行列ではなく、こちらで待っていると、グリーンブラウンの方が呼びに来てくれました。

頂いたのは、「柿とポークのビンダルー」900円と、「タマリンドソーダ」。こちらは通常300円ですが、最後の1杯、残りの量が少なくなったので100円引きの200円でした。

カレーに柿って珍しいなあと思ったのですが、逆になじみすぎちゃって、油断して食べていると柿感を見逃してしまうぐらい。フルーツ感が主張してくるのかな?と思ったのですが、どこだ?どこだ?と、こちらが追いかけて行く感じ。エースが凄いというより全員野球のようなバランスの良さです。

そして、初めての味だったのが「タマリンドソーダ」。

見た目からスパイシーなジンジャエール系統の味を想像していたのですが、意外や意外、メロンソーダのような甘い後味。タマリンドは、さやインゲンみたいな形のトロピカルフルーツだそうで、杏みたいな味わいらしいです。

最初、意外すぎて「メロンソーダ」と感じてしまいましたが、帰りに9月に発売されたばかりの三ツ矢サイダーの新製品『三ツ矢 特製メロンソーダ』を買って飲んでみたら、もっとメロンは青くささがありました。アプリコットジュースのソーダ割りとかみたいな感じに近いのかなあ。

「柿とポークのビンダルー」も「タマリンドソーダ」も、もう一度、しっかりと味を確かめながら楽しみたいです。

■GREENBROWN(グリーンブラウン)
■東京都練馬区桜台5-11-18 欅の音terrace101
■営業:11:30〜15:00(不定期)
■定休日:ほぼ平日
■場所はこのへん
お店のTwitter
お店のInstagram
お店のnote

Pocket
LINEで送る

ぎょうざの満洲(東長崎)

ラジオのリスナーのタイプって、大きく分けて2つに別れて、1つは自分たちの知らない事、言葉だけは聞いて気になってる物を、先取りして解説してくれるのを聞きたいという人達。サブカル好きなどに多いタイプですね。

もう一つは自分達の知っている話に、「あった!」「自分もやった」と共感したいタイプ。こちらはどちらかというと、懐かしい話をしたいタイプに多いです。

ただ、懐かしい話というと「昭和」というキーワードが出て来ますが、一番新しい昭和が昭和64年で、今から32年前。それより前の昭和話だと40才〜50以上の人しか知らない話になってしまい、オジサン、オバサンしか楽しくない番組になりがちなので、注意が必要です。

そこで、皆が知ってるけど新しい物という事で、チェーン店を取り上げる事があります。先日、番組で取り上げたのがローカル発のチェーン店の特集。その中でも、埼玉発の「ぎょうざの満洲」が、コロナ禍で苦しむ飲食業界の中で、業績を伸ばしているというニュースがあり、飲食に詳しいライターの方と電話を繋いで、色々と教えて頂きました。

カフェじゃないんですが、話が面白かったので、こちらでも紹介する事に。

出店の条件が、家賃の上限が坪2万円という事で、元々、比較的家賃の安い私鉄沿線に進出しています。江古田の近辺でいうと、椎名町、東長崎、千川という感じ。また割と、近くに店を集める事で、セントラルキッチンからの配送の手間を減らし、材料や商品が足りない時には、近隣の店舗同士で融通し合い、食品ロスなども防ぎます。

それと当たっているのが健康志向です。この「チャーハンと餃子」にどんな秘密があるのかというと、チャーハンは玄米と白米が半々なのです。「金芽ロウカット玄米」というものを使い、表面の固い部分を取り除いているので、食感は言われなければ玄米が入っているとは気づきません。

見た目もこのような感じで、一見わからないのですが、よく観察すると白っぽい粒と、茶色っぽい粒が入り交じっています。

しかしメニューではしっかり玄米売入りをアピールしているのです。玄米は白米よりカロリーが30%抑えられているのですが、これが女性に人気というより、メタボ気味で罪悪感のある男性に人気があるのだとか。そういう僕も30円引きの小盛りにしてもらいました。このぐらいの料で十分。

玄米を入れる事でパラパラになりやすく、玄米特有の香ばしさも際立ちます。チェーン店のチャーハンにしては美味しいと思います。

定食につくライスも白米と玄米が選べ、約4割が玄米を選ぶそうです。といっても「玄米」を免罪符に大盛を頼む人が多いそうなんですが。普通盛りの玄米ライス単品が180円なのに対し、大盛は240円。大盛に誘導する事で、客単価も上がります。

そして、コロナ禍の前から、全売り上げの3割がレジ横の冷蔵庫で売られいている生餃子。ファミレスのロイヤルホストもレジ前の冷凍食品「ロイヤルデリ」をアピールしはじめましたが、ぎょうざの満洲は、コロナの前からその戦略。

コロナ禍になって急にテイクアウトを始めたお店も多いですが、元々テイクアウトの割合が多いのです。しかも、注文のタッチパネルでは、テイクアウト餃子の情報が度々流れ、料理を待っている間どに、すっかり洗脳されそうに。

さらに、元々飲み客を当てにしておらず、閉店は通常21時30分。緊急事態宣言の8時閉店でも、ダメージは最小限に抑えられました。

恐るべし先見性「ぎょうざの満洲」ですよ。

■ぎょうざの満洲 東長崎南口店
■東京都豊島区南長崎5-28-10 ロイビル 1F
■営業:
11:00~21:30(月〜土)
11:00~21:00(日)
■定休日:無休
場所はこのへん
お店のサイト

コロナ禍になって同様の戦略と取り始めているのが、大阪王将。こちらも最近、東長崎に出店しました。江古田を飛ばして桜台にもありますね。

コロナ禍になってから、新宿、渋谷、池袋などターミナル駅への出店をやめ、帰着駅戦略に変更しました。ターミナル駅の店舗は、ちょいおしゃれ中華的だったのですが、私鉄沿線の駅は黄色と赤の街中華カラーの店舗で、家賃を抑え、お安いイメージで、テイクアウト餃子を売り物に。夕方になると、東長崎も桜台も、お店の前に行列のようにテイクアウト待ちのお客さんが、たまっていますもんね。

こういう話をラジオで取り上げていたら、餃子やチャーハンが食べたくなったというリスナーがお店に飛び込み、番組のTwitterのタイムラインにチャーハンと餃子の写真を投稿。いい意味で飯テロが出来ました。

チャーハン&餃子、食べたくなりました?

Pocket
LINEで送る