デコボコ・カフェ(保谷)

たぬの湯

なんか視線を感じる…という事があります。
この時もそうでした。

石神井公園から旧早稲田通りを保谷方面へ自転車を走らせていると、
住宅街の奥から力強いオーラのような物を感じました。
ふと目をやると、立派な銭湯の建物がドーンと、その存在感を示しています。

Uターンしてその前へ。
「たつの湯」という銭湯でした。
破風造りの銭湯は、神社でもお参りしているような、厳かな気分になってきます。
そして、眺めているうちに何だか顔のように見えて来ました。
スターウォーズの帝国軍、ダースベイダーとかストームトルーパーみたい。
顔のように見えたから「視線」と感じたのでしょうか?

 

看板

旧早稲田通りを道なりに行くと、保谷の駅前に到着。
その保谷駅南口の道路沿いに、お目当てのカフェの看板がありました。
お店の名は、Decoboco cafe(デコボコカフェ)。

デコボコカフェ

道路から車の駐車場3台分ぐらい奥まった所に、建物があります。

なぜ、このここに来てみたかったというと、
実は、自転車屋さんが経営するお店だったからです。

アサノサイクル

かつては、現在カフェになっている所で、自転車屋を営んでいたのですが、
三代目になってカフェに商売替えをしようとした所、
自転車の修理は続けて欲しいと、お客さんからの要望があったのだそうです。
お爺ちゃんの代から買ってくれた人達がいるので、自転車の面倒はみようという事で、
カフェの脇のスペースで、自転車のメンテナンスなどをする事に。
カフェ営業していると「自転車パンクしました」と持ってくる人もいるそうです。

現在は自転車を並べて売ったりはしてませんが、注文販売はしているとの事。
とは言っても、昔から保谷に住んでいる人でなければ、
ここが自転車屋さんだとは気づかないでしょうね。

でも、自転車乗りなら、ぜひ覚えておいて欲しいカフェです。

スパイシーキーマカレー

さて、頂いたのはスパイシーキーマカレー、880円。
ドリンク付きでこのお値段だったので、アイスティーにしました。
さらにプラス100円でデザートもつけられるのですが、
ダイエット中だったので、そっちは我慢。

にしても、これで880円は安い。
ライスは黒米入りだし、ワンプレートといえど、サラダもついています。
カレー自体も、こくがあって美味しいし、さらにドリンク付き。
最近、セットにすると1500円近くいくお店が多いだけに、これは嬉しい。
かなり得した気分。
地元の江古田もそうだけど、西武池袋沿線は物価が安いですね。

■decoboco cafe(デコボコカフェ)
■東京都西東京市東町3-11-22
■営業
11:30〜15:00(cafe)
18:00〜23:00(bar)
■定休日:日祝、第3土曜
場所はこのへん
お店のサイト

保谷駅

ところで、保谷といえば鉄ヲタの聖地でもあります。
かつてここには、保谷車両管理所がありました。
車両基地と、鉄道員の養成所などもあった為、敷地が広く見晴らしがいいので
絶好の撮影ポイントとなっています。
こんな風にメーテルが描かれたスリーナイン号が停まっていたり。

歩道橋

歩道橋の上には、ほら、やはり先客がいらっしゃいました。

SL

元車両基地のあった向こう側には、シートをかぶった変わった形の物体が!
西武鉄道5号機関車というSLと、E12という小さな電気機関車だそうです。

クロモリというクラシカルな自転車に乗っているせいか、
こういう古い乗り物には、なぜか親近感を覚えてしまうのでした。

地図

自転車で都内カフェ制覇の旅。
西東京市制覇!

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ラグラス(小平)

多摩湖サイクリングロード

変わりやすい事を「女心と秋の空」と言いますが、
江戸時代などは「男心と秋の空」の方が一般的で、
浮気性な男の事を表す言葉だったのだそうです。
「男心と…」の方が、先だったんですね。

まあ、どちらにしろ変わりやすい秋の天気。
そこで、天気予報をこまめにチェックしているのですが、
この日は、一日晴れのお出かけ日和との予報だったので、遠出する事にしました。

例のごとく、千川通りから五日市街道を経由して、
井の頭通りが交差する武蔵野市関前五丁目交差点から、
多摩湖自転車道に入ります。

サイクリングロード

もともと、この道は、村山貯水池(多摩湖)を経由して
東村山浄水場、境浄水場、和田堀給水所へと続く水の道。
そこを暗渠化して、自転車道にしたものです。

こうした所が、もっと増えてくれると嬉しいのですが…。

小平ふるさと村

自転車道の脇には、「小平ふるさと村」があります。
小平は、江戸時代初期の玉川上水の開通にともなって開発が行われた村で、
その当時の様子を再現し、保存する為に作られたもの。
入所は無料です。

写真は、この村では一番新しい明治41年に作られた、旧小平小川郵便局舎。

そして、入り口には、懐かしい丸いポストがありますが、
小平では、住みやすい街作りのシンボルマークとして使われていて、
ここだけでなく、今も市内の30カ所に、この丸形のポストが置かれているそうです。
ちなみに23区内にあるのは、4本だけで、
江戸東京博物館と柴又の帝釈天前が有名なんだとか。
前に、帝釈天まで自転車で行ったけど、気がつかなかったなあ。
しまった…。

古民家

園内には、このような古民家があり、
広場では竹馬など、昔の遊びが出来るようになっています。

小平糧うどん

その広場に面した大きな建物。

看板

こちらは、土日は、うどん屋さんなります。
「小平糧うどん」とは、冷たい盛りうどんを熱々のつゆで食べるもので、
「糧」とは、うどんに添える小松菜やホーレンソウなど季節の野菜の事。
一日、50食限定というので食べたかったのですが、
目的のカフェがすぐこのそばだったので、次回まで我慢する事にしました。

ラグラス

小平ふるさと村から、ちょっと先に行ったところにあるのが、今回のカフェ「ラグラス」。
緑の中にあるカフェです。

外観

庭にはオープンのテラス席があり、奥には室内の席も。
店内も、割と広めで、ウッディーな作り。

テラス

せっかくの天気なので、テラス席で食事する事に。
人気のあるお店だと聞いていたので、早めに行ったのですが、
ランチの時間になると、家族連れが多数訪れはじめました。
小さいお子さんを連れた、若い夫婦もいれば、
お爺ちゃん、お婆ちゃんを含めて、一家で訪れたお客さんも。

お庭が素敵なので、植木や花を見たり、皆、お店に入る前にプチ散策がはじまります。
さらにお店のとなりが緑地公園になっているので、店内からも緑が。

カレーセット

注文したのは、インドカレーと、なすと挽肉のカレーの2種類が楽しめる、
ナンセット、1100円。
ドリンク付きだと、1450円になります。
インド料理のお店に比べると、ナンは小ぶりで可愛い感じですが、
もっちりしていて、食べ応えはあります。

オープンテラスですが、自転車道の脇だけあって、とても静か。
たまに聞こえるのは、子供達の声。
自然の中でのランチは、栄養素だけでない何かを吸収しているような気がします。

■ラグラス
■東京都小平市美園町 1-24-14
■営業:
10:00〜18:00
11:30〜14:00(ランチ)
場所はこのへん
お店のサイト

巨大丸ポスト

小平は、丸ポストの街だと言いましたが、
駅前の市民文化会館「ルネ小平」の前には日本一巨大な丸ポストがありました。
高さは、2.8メートル。
街のシンボルで、1周年の時には赤ちゃんのよだれかけをかけたり、
消防の日には、消防隊の格好をしたりして、市民の人気を呼んでいるようです。

これを撮りに行ったときも、記念撮影をしている人が、いっぱいいました。

多摩湖

多摩湖自転車道は、比較的平坦な一本道ですが、
武蔵村山あたりから、ゆるい上り坂となり、それを登り切ると、
村山貯水池、通称・多摩湖に到着します。

レトロな給水塔が水面に映えて美しい!

自転車の奥、湖の対岸に白く見えるのは、西武ドームです。

下堰堤 

下堤の向こうに見えるのは、西武園遊園地。
なんともいえない空気と開放感。
そして、いい天気。
やはり、遠出して良かった〜!気持ちいい〜!

コンビニ

せっかくなので、多摩湖を一周してみる事にしました。
西武園遊園地を過ぎたあたりにコンビニがあるので、
水分やエネルギーなどが必要な人は、ここで補給。
自転車ツーリングの、休憩ポイントにもなっています。

西武ドーム

森の中を走っていくと、突然銀色にきらめく物体が現れますが、それが西武ドーム。

狭山スキー場

続いて現れたのは、狭山スキー場。
ザウス無き今、貴重な室内スキー場です。

サイクリングロード

多摩湖を一周するサイクリングロードですが、
湖はあまり見えず、ずーっと緑の中を走る感じです。
湖のというよりは、森の中のサイクリングロードと言った方がいいでしょう。

多摩湖橋

サイクリングロードは途中谷を渡る所もあり、
そこに架けられているのが、多摩湖橋。
ここからは、湖が見えるので、ここも休憩ポイントとなっています。

多摩湖橋から

多摩湖橋から見えるのが上堰堤。
湖の真ん中を道が走っていて、対岸に渡る事も出来ますが、このまま一周する事に。

上堰堤 

森の中には廃墟やラブホ街もあったりして、そんなこんなで対岸に。
堤の下に降りる歩道があるので、降りてみる事にしました。
ちなみに、階段で自転車道ではなかったので、
自転車は近くのフェンスにロックして、降りてお散歩。

村山下貯水池

この堤を境にに、村山上貯水池と下貯水池に分かれるのですが、こちらは下貯水池側。
対岸の遠くに、西武園遊園地が小さく見えます。

階段を下りないと行けないので、人も少なく、穴場スポットですね、ここは。

上貯水池

堤の反対側、上貯水池側。
ここは自動車道になっていて、歩道がないうえ、結構車が飛ばしているので、
写真は徒歩で途中まで行って撮りました。

晴れていると、あの山の向こうに富士山が見えるそうです。
紅葉の時とか綺麗でしょうね。
また、来ようっと。(特に、紅葉とかけている訳ではありません)

今回の走行距離、約58.3km

地図

自転車で都内カフェ制覇の旅。
小平市制覇!

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