さかい珈琲(下赤塚)

さかい珈琲

これまで取り上げたお店の中で、コーヒー好きの方々から
「あそこは美味しいですよねー」と賛同の声が多かったのが、
板橋の志村三丁目にあるカフェ・ベルニーニです。

もちろん僕が住んでいるのが練馬区の江古田ですから、
訪れるお店も城北地区が自然と多くなってしまうのですが、
その城北地区のコーヒー好きであれば、異論のない所だと思います。

そんな皆さんから
「だったらあそこもぜい行ってみてください」と多く推薦を頂いたのが
東武東上線の下赤塚にある「さかい珈琲」。
住所的には練馬区の北町になるのですが、ここは練馬と板橋の区界で、
最寄りの駅が東武東上線の下赤塚か、有楽町線の赤塚になります。

店内

こちらはスペシャルティコーヒー珈琲豆の販売が中心で、
喫茶は、その店内の片隅に2つ。
コーヒー通の間ではよく知られたお店で、
カフェというより、珈琲にスポットを当てた本や特集では、よく取り上げられています。

焙煎

焙煎機の前に陣取る、ご主人。
ピノキオのゼペットじいさんとか、古き良き職人の佇まいです。

観察していると、一挙手一投足が、プロの動きというか職人っぽいのです。
よく天ぷら職人は油の音の変化を感じてあげるといいますが、
焙煎機の音や香り、体内時計で、出来がわかるという感じなのです。
豆を取り出すたびに、焙煎機をハケで掃除する様も粋。

マンデリン

こちらは、どの種類を飲んでも、一杯280円。嬉しいですねえ。

まず頂いたのは、「マンデリン・リントン(深煎り)」
苦みが強い種類だけに、上手に焙煎して淹れないといけないので、
僕の中では、これを飲んでみると、お店の違いがわかりやすい気がします。

たしかに一口目は苦みが広がるけど、二口目から苦みが落ち着き、
その奥にある深みとか香ばしさが、楽しめます。
旨いぞこれは!

ケニア

こうなると、もう一杯飲み比べしたくなりますよね。
今度は、浅煎りの「ケニア キスングルル農協」をチョイス。

まずは爽やかな飲み口。
果実のような爽やかさがあるのだけど、後味に、口の中に甘みが広がります。
これが意外とマイルドで、覚えのある味だな…と、考えていたのですが、
なかなか思いつかず、メニューに目を落とすと「キャラメルのような甘み」の文字が。
そうだ!キャラメルだ!

こういうの、答えを見ないで言えたらカッコいいのだけど、
正直、まだそのレベルまでは行ってません。
修行が必要ですなあ。

このお店では、珈琲の美味しさを教える為に、
月に1回、珈琲教室も行っているそうです。
チャンスがあれば、伺って色々お話聞いてみたいなあ。

皆様、美味しいお店教えて頂いて、ありがとうございました。

■さかい珈琲
■東京都練馬区北町8-33-8
■営業:10:00〜19:30
■定休日:月曜・第2第4火曜日
場所はこのへん
お店のサイト

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ロケットカフェ(雑司ヶ谷)

ロケットカフェ

新宿方面から江古田の家に帰る場合、山手通りや中野通りに出てしまう事が多いのですが、
この日は、池袋のジュンク堂書店に寄るために、珍しく明治通りを使いました。

その明治通り沿い、雑司ヶ谷と池袋の中間ぐらいにあるのが「ロケットカフェ」です。

看板

看板も控えめな感じで、左手の階段をのぼった2階にあるので、
隠れ家的雰囲気のするお店です。

店内

店内は15席ぐらいの、割とこぢんまりした感じですが、
明治通りを見下ろす席なんかもあったりして、
行き交う車や人々を見ながら、逆にのんびりしたりするのにもってこい。

昼間、皆さんがあくせく働く時間に、お先に失礼して飲むビールが旨いように、
早足で仕事へ向かう人たちを眺めながら飲むコーヒーも、また旨いのです。

カプチーノ

カプチーノは600円。

お店の壁はギャラリーになっていて、アーティストのミニ作品展になっています。
この日、飾られていたのは町を写しだしたモノクロの写真たち。
ちょうど座っている席の背の部分になるのですが、時々振り返ってみていると、
ドラマSPECの時のワイルドな感じではなく、
ハチクロの時のような草食系の加瀬亮みたいなマスターが、歩み寄り、
作品の説明をしてくれました。

少しでも注目して欲しいというような感じですが、押しが強い訳じゃなく控えめに。
解説をするというよりは、添えるという感じ。
いいな、その雰囲気が。
お店と縁あって作品を展示する事になったアーティストへの愛を感じました。

■ROCKET CAFE (ロケットカフェ)
■東京都豊島区目白2-16-20 大黒ビル2A
■営業:
12:00~15:00 (ランチ) 
15:00~18:00(カフェ)
18:00~23:00
12:00~23:00(土日)
■定休日:月曜
場所はこのへん
お店のサイト

目白

そろそろ帰宅しようとしたら、夕暮れがきれいだったので、
ビックリガードを通らず、山手線をまたぐ「花のはし」を渡ってみました。
自転車と歩行者だけが渡れる歩道橋です。
ここなら一段高くなっていて、目白方向に、風景が開けているからです。

写真では伝えきれないのですが、
夕暮れと言っても夕焼けの赤ではなく、空が金色になる瞬間があるのですよ。
マジックアワーとかゴールデンアワーと言われる時間。

仕事が終わり、みんなの安堵のため息で、町が包まれているような、
そんな雰囲気のする空気感なのでした。

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