珈琲亭 蚤の市(池袋)

蚤の市

気になっていた映画を観るために池袋へ。
その前にちょっと時間があったので喫茶店めぐり。
個人店の少ない池袋で、古き良き喫茶店があるという情報をキャッチし、
東口の裏通りの方へ。
ビックカメラから豊島区役所方面に向かい、
山手線側に少し入った所に、そのお店はありました。
ビルの一階ですが、古民家的な佇まいを見せる、珈琲亭・蚤の市。

店内

池袋というとターミナル駅でビルのテナントに入る飲食は、
どこかの資本の入ったチェーン店とか系列店が多いのですが、
まるで私鉄沿線の駅前にポツンとある個人店に入ったかのような佇まい。

いいわ。こういうお店。
蚤の市という名前の通り、店内には骨董品らしき皿や壺が。
家具類もアンティークを揃えましたというより、
自然に年を経て、古びた感じになりましたというのが、いい。

珈琲

ストレート珈琲は500円だったので、キリマンジャロを。
注文してからミルで挽き、ネルドリップで淹れてくれます。
お湯の注ぎ方を覗いてみたら、点で置いていくタイプでしたね。
わかるかな?
ジャーっと線で流し込むのではなく、小まめに手を止め、
水滴というか、お湯の粒を珈琲の上にまんべんなく置いていく感じ。

すっきりとした味わいと、爽やかな酸味で、
キリマンジャロの良さが出ています。

うん、なかなかなんじゃないの?
ただ全面喫煙可なので、喫煙者がいないことを祈りましょう。
隠れ家的で混んでいるお店じゃないし、大丈夫だと思うけど。

■珈琲亭 蚤の市 (コーヒーテイノミノイチ)
■東京都豊島区東池袋1丁目47-3 小林ビル 1F
■営業:8:00~19:00
■定休日:日祝
場所はこのへん

映画館

さて、見たかった映画というのは、「THE NEXT GENERATION パトレイバー」
「機動警察パトレイバー」実写版です。

最近、吉祥寺や千葉のQVCマリンフィールドで、
巨大ロボットが立ち上がるデッキアップというイベントが話題になりました。

観客の多くも「え?ガンダム?」と言っていたそうですが、
僕も、正直、僕はパトレイバーというアニメを通って来てないのです。

ただ、これだけ話題になるとネタを取りあげる際に、
映画を観ていないとマズいな…と思い、アニメを飛ばしてまずは映画に。

この実写版のパトレイバーは、
7章まで公開した後、2015年に長編映画として時期上映予定。
エピソード0とエピソード1が一緒に公開されるのですが、
上映時間は55分と短く、料金は1200円。
本来ならテレビ版を何本かやった後に、映画化しますが、
そのテレビ版1話分を、映画で公開したというような感じ。

まず先に、僕がパトレイバーの知識0だというのを言っておきます。
だから、初見の人がみたのと同じような感想だと思ってください。

結論から言うと「何?この悪ふざけ?」「ちっとも笑えないんですけど」

しかし、映画館を埋めているアニヲタとおぼしき人達は、爆笑してる。
え?こんなつまらんギャグで、なんでこんなに笑うの?
しかも、ロボットというかパトレイバー全然活躍しないんですけど。

そして、釈然としない感じで映画館を後にしました。

で、その夜、飲み屋でアニヲタの有人達をつかまえて聞いてみました。
「実写のパトレイバー、全然、面白くなかったんだけど、
 アニメのパトレイバーは、面白いの?」

「あ、攻殻機動隊好きですよね。だったら面白いと思います」
「劇場版の1と2があるんですけど、2の方がマニアックで、
 押井守が勝手な事やってるな…という意味では面白いです」

という情報を元に、劇場版の1と2を借りて来ました。

アニメを観て理解しました。
ガンダムっていうより、攻殻機動隊に近いのね。

1の方は、コメディーというあギャグアニメに近い要素を入れてる。
それを実写化するときに、アニメのデフォルメ表現を
そのまま実写演技でやったから、ただの悪ふざけにしか見えなかったという訳か。

アニメ自体で観れば、なかなか面白い作品だ。
伏線と謎解きがメインで、レイバーが暴れ回るというシーンは、
最後にちょこっとあるぐらいだけど、
ドラマとしては見応えがあります。

2の方なんて、もうナレーションかというぐらい長い一人喋りで進行。
レイバーもほとんど動かない。
だけど、こっちの方が、割とシリアスな展開で、
このトーンで実写化作れば良かったのにと。

実写は1と2の後の世界。
二足歩行のロボットというか、モビルスーツは、
今や時代遅れで効率が悪く、金喰い虫になっているという設定。
つまりパトレイバーは無用の長物というのは面白い設定なのに、
もう、演技がもろギャグアニメを安直に持ち込んだ感じで、
悪ふざけにしか見えないのが残念。

逆に、シリアスな演技でやった方が、
パトレイバーの無用の長物感、出動に時間と手間がかかる
出動したらしたで、およびでない感が浮いて出て、
クスクス笑える映画になったんじゃないかと思いました。

まあ、あくまでも個人的な感想ですけど。
設定がいいだけに、ちょっと惜しい感じなんだよなあ。

Pocket
LINEで送る

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

*