熊谷守一美術館&カフェ・カヤ

熊谷守一美術館

29周年の展覧会がはじまった要町の熊谷守一美術館へ。
日芸を除けば、うちから一番近い美術館です。

アリ

熊谷守一とえいば、家にこもって身近な物を観察して描いた人。
脳卒中で倒れた事もあり、写生旅行は断念し、
庭の草花や虫や猫などを描き続けました。

そして遅咲きの人。
作品が売れるようになったのは、60歳をすぎてから。
絵の評価が大きくなったのは、70歳すぎてからという超遅咲きの人です。

ネコ

熊谷守一は、線と平面の塗りで、抽象的な絵を描く人。
個人的に昔は抽象画は好きではなかったのですが、
こうして美術館めぐりをしてみると、見方が変わって来ます。

ピカソやモンドリアンなどを初期の作品から見ていって、
どの辺から抽象的表現になって行ったのか課程を見るのが楽しいです。

熊谷守一も、戦前と戦後で、タッチが違います。
戦前は、ゴッホみたいな荒々しいタッチで、百合の花を描いていたり、
点描画みたいに絵の具を置いていたりしたのですが、
戦後になると、塗り絵のような平面べた塗りの絵が増え、
絵も簡素化されてきます。
露天風呂を描いた絵なんか、人がキースへリングみたいでした。

簡素化されていく中で何が削られ、何が残ったんだろう?
つまり何を描きたかったんだろう?なんて考えながら見ると、
あっという間に時間がたっていきました。

ケーキセット

そして、1階にあるのが熊谷守一の娘さんの名前がついたカフェ・カヤ。
榧(かや)さんの作品も飾られています。

頂いたのはアイスショコラ・ケーキセット、750円。
美術館自体が住宅街の中にある隠れ家的存在なので、
こちらのカフェも穴場で、静かな時を過ごす事が出来ます。

■cafe kaya(熊谷守一美術館)
■東京都豊島区千早2-27-6
■営業:10:30~17:30
■休館日:月
■美術館入場料:大人500円
(cafeのみは入場無料)
場所はこのへん
熊谷守一美術館オフィシャルサイト

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デミアン(要町)

山手通り

ちょっと某自転車雑誌で気になる表現を見つけたので書いておきます。
それは、都内を自転車散歩という特集だったのですが、
その中に、

「山の手通りに自転車道が出来た」

というような表記がありました。

確かに自転車の絵が書かれ、歩行者のマークの場所と色分けされてます。
まるで自転車レーンのようです。

でも実際は違います。
これはあくまでも歩道なのです。

注意書き

正確には、自転車歩行車道、通称「自歩道」という物。
簡単に言うと、

歩道だけど、このグレーの所は、自転車で通っていいいよ。
でもあくまでも、歩行者優先だから。
グレーの所を歩行者が歩く事もあるけど、
その時は自転車の方が徐行するか、降りろよ!

あと言っとくけど、2011年から幅3メートル以下の歩道は、
原則自転車は禁止になってるからな。
だから、子供が飛び出そうが、ぶつかったら100%自転車の責任な。
だって歩道は原則自転車走行禁止って前に言ったろ。

という事です。

道交法の改定で、歩道での走行は原則禁止になりました。
だから歩道は走ってはいけない事になっています。
その中で幅3m以上の「歩行者に気をつけて走ってもいいよ」ゾーンを
色分けしているのですが、
これが自転車道と勘違いされるケースが増えているのです。
あきらかに東京都のミスリードですね。

このあたりの勘違いは、以前に詳しく書いてあるので
ぜひ、1度、読んでみてください。
歩道での自転車と歩行者の事故は、100%自転車が悪いとされる事を、
知らない人が多すぎます。

デミアン

さて、その山手通り沿いにあるのが、
とんねるずの番組に出てきそうな、古いジャズ喫茶デミアンです。

ちょっと入る勇気がいりそうな雰囲気ですが、
メールで、ここのホットケーキが美味しいと教えて頂いて、来てみたのです。

小さな喫茶店で、レコードでJAZZが流れているのですが、
ご近所喫茶という感じで、妙に落ち着きます。

ホットケーキ

さて、ホットケーキは500円。
アイスコーヒーも500円。

ふわふわのホットケーキの上には、
甘いリンゴのコンポート(シロップ煮)がドーーン!
今流行りのパンケーキというよりも、
ちょっぴり家庭の味を感じさせる温もりのある味。

こういう方が好きだな。
パンケーキより、ホットケーキの方がしっくり来る派です。

■デミアン
■東京都豊島区高松1-1-1
■営業:(調査中)
■定休日:日曜日
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