ベイス(護国寺)

ベイス

天気予報は、週末は雨だと告げていました。
台風も来ているし、雨雲レーダーを見ても、土日は完全に雨の確率が高い。
漁師の方やサーファーなんかもそうだと言いますが、
自転車乗りも、天気で予定が決まるので、
こうして、自分なりに天気の予想をするようになるのです。

週末は雨続きで自転車で出られない模様。
ただ自分の場合は、金曜日が朝の番組担当で前日から泊まり込みなので、
昼過ぎには解放されます。
反省会とか会議が長引かないかぎり、早めに帰って来る事も可能。
そこで、この日はダッシュで帰宅。
でも雲行きが怪しかったので、近場でママチャリカフェする事にしました。
おなじみの、雑司ヶ谷近辺。

護国寺と雑司ヶ谷の中間ぐらいにあるハンバーガーショップの「ベイス」。

目白通りから不忍通りに分岐する二叉があるのですが、その交差点の近くです。
ゆるかやかな坂を下れば護国寺。目白方面に向かうと副都心線の雑司ヶ谷。
この辺も区の境界線があるので、住所的には文京区なのですが、
雑司ヶ谷エリアと言ってもいいと思います。

店内

ここは日本女子大のすぐ近くなのだけど、
お客さんは、女子大生というより、附属小学校のPTAと思われる方々が多かったです。

日本女子大って、お嬢様系のイメージがあったのですが、
この通りを何度も通っていて、下校する姿などを見ていると、意外と地味。
地味というと失礼ですね。
学生の本分をわきまえて、勉学にいそしんでいる方が多いように思えます。
まあ、この付近では立教の派手さが突出しているからなあ。

イメージでいうと、日本女子大のある目白通りは、
黒がベースで小っちゃい花柄が一面に描かれた、
スカートに見えてスカートじゃないヒラヒラのヤツ。
それに黒タイツかレギンスかトレンカみたいな人が多い感じ。
あれって今もキュロットでいいの?
それともスパッツがレギンスみたいになったように、違う呼び名が?

それに対して、立教通りは、白!もしくは薄いピンクのフレアで、
CanCamの読モみたいなイメージ。

自転車で大学の前を通りかかって、学生の集団に出くわすと、
瞬間的にその大学の色みたいなのが、見える気がします。

(注)あくまでも個人的なイメージです。当社比みたいな…。

女子大生が、わりと控えめなのに対し、
附属小学校の送り迎えをしているPTAの方々は派手。
この日も「音楽発表会の後のパーティーのケータリングはどうしようかしら」
という話で盛り上がっていました。

何度も言いますが、こういう会話を書く時って、盗み聞きをしている訳ではなく、
聞き耳を立てなくても聞こえてくるぐらいなのボリュームで話されているので、
まる聞こえなのです。

ハンバーガー

こちらのお店は、五反田にあるハンバーガーの老舗
「フランクリンアベニュー」で店長を経験した方が独立して作ったお店だそうです。
店内にハンバーガーの特集された本があり、
付箋があったのでめくったら、そう書かれていました。

パテとバンズの味をシンプルに味わいたかったので、
ハンバーガーを注文しました。880円。
そして、ハンバーガーといえばコーラ、350円。

ハンバーガー

別盛り風になっている野菜を、バンズに挟んでハンバーガーが完成。

店内に食べ方が貼ってあったのですが、
①ナイフとフォークで気って食べる
②手でつかんでかぶりつく
③こぼれ落ちるのが気になる人には袋を提供します
と、自由に食べていいらしいので、かぶりつく事にしました。

まずは、ケチャップ&マスタードをつけずに食べてみる。
肉の味と、胡椒の味が際立つ。
お値段の違いはあるけれど、これはファストフードでは味わえない味だ。
割とパテが薄めで肉汁が少なめなので、ケチャップ&マスタードを足して調節。
口に入れたときのなめらかさが補充された。

こういうお店のハンバーガーの良い所は、こうして好みの味に、調節出来る所です。
シンプルな所から、好み方向に、ちょっとずつ足していく。
最初に味が濃いと、引くことって出来ないですからね。

■base(ベイス)
■東京都文京区目白台2-9-5
■営業
11:00~21:30(火〜日)
11:00〜16:00(月)
■定休日:無休
場所はこのへん
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ブックカフェ・エホンハウス(雑司ヶ谷)

エホンハウス

雑司ヶ谷から目白通りを少し目白方面に戻った所に沢山の絵本が並んでいました。
看板を観ると
「Book&Cafe Ehon House Mejiro(ブック・アンド・カフェ・エホンハウス・メジロ)
と書かれていて、絵本屋さんの他にカフェもやっているみたいです。
…という訳で、すぐに自転車を止めて入ってみる事にしました。
こういう思いつきで行動出来るのが、自転車散歩のいいところです。

店内

ほぼ本屋さんという感じで、その中に丸いテーブルが2つ。
本のレジと同じカウンターで飲み物を注文すると、席まで持ってきてくれるシステム。

絵本は9割がた洋書ですが、
英語だけではなく、ヨーロッパの言語、韓国語や中国語など、
いろいろな国の言葉で書かれた本がずらりと並んでいます。

翻訳版

日本語版は、やはり「大きな木」の村上春樹の新訳バージョンがありました。
昨年2010年の9月に発売されて、人気を呼んでいる絵本です。

この本、池袋のタイドプールコーヒーに行った時もみつけたけど、
カフェのオーナーって本には敏感な方が多いので、
たぶん本棚にこれが置かれているお店って、他にも沢山あるんじゃないかな…と想像。

そういえば、以前
『カフェには何故か「風の谷のナウシカ」の本が置いてある事が多い』
という説を唱えたところ、
「あそこにもありました」という報告を頂くようになりました。
で、そう聞くと行きたくなっちゃうんですね。これが。
たぶん、それぞれのお店にどこか共通したセンスがあって、
それが自分の好みのツボをついていたりするんでしょうね。きっと。

コーヒー

コーヒーは350円。
コーヒーを頂きながら本棚を見回し、気になったタイトルや注釈があると、手に取ってみる。
目的がなくて、本屋さんでボーっとしてる。
好きだなあ、こういう時間。

…といいつつ、職業病なのか、店員さんに
「今、売れている本とか話題になっている本ってありますか?」
とリサーチしてみました。

「子どもにはさほどでもないんですが、大人が『うぁ~』と歓声をあげるのはコレですね」
と、紹介してくれたのがこの本です。

飛び出す絵本や、パラパラマンガの本は良くありますが、
これはページをめくると、アニメのように動く本。

「Can you ride a bicycle?」という文の見開きで、自転車が走るアニメが。
おおチャリカフェっぽいじゃないですか。

定価は1600円らしいのですが、本の角が運搬の際などにつぶれてしまった本が、
店頭のワゴンでアウトレット価格の半額で売られていたので、それを購入。

これのスターウォーズバージョンもありました。
ジェダイが戦ったり、R2D2とかが走っちゃうやつ。
それも欲しいなあ。

■Book&Cafe Ehon House Mejiro (ブックカフェ エホンハウス)
■東京都豊島区目白1-7-14 みさとビル1F
■営業
12:00~19:00
12:00~18:00(土日祝)
■定休日:無休
場所はこのへん
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