西洋釣具珈琲店リールズ(雑司ヶ谷)

のぞき坂

YouTubeで
「自転車芸人・安田団長がオススメする東京の激坂ベスト3」というのを見ていたら、
僕が登った事のある雑司ヶ谷の「のぞき坂」が第2位でした。
全長290m、高低差66m、傾斜角13度という都内でも有数の激坂。

僕が前に登った時は助走を長くとったのですが、
団長はほとんど助走をとらずに、いきなり登っていきました。

その登り方を見たら、試して見たくなったのです。
「この坂もまた実に登りたくなる坂である。」は全力坂のフレーズですが、
こちらは自転車で登りたくなる「全力ヒルクライム」の名所なのです。

そこで僕も、今回は助走をとらずに登ってみる事にしました。

僕の自転車は、前が2段、後ろが9段の18段なのですが、
最初からフロントをインナー(前のギアを、小さい方)に入れて、
後ろは、5速ぐらいからはじめました。

坂の3分の1ぐらいまでは、これで行ける。
そこから一段づつ軽くして、後ろは9段中8段まで使って登り切りました。
ただ、激坂の途中でギアを変えると、
ガコーンとチェーンが外れそうなぐらいのショックがあり、
次は、最初から後ろ8段で登ってみようかと思っています。

どうやったらスムーズに登れるのでしょう?
教えて!激坂ヒルクライマーな方!

リールス

坂を登った所は雑司ヶ谷。
そこでお茶をしていく事にしました。
都電「鬼子母神前」の前にある、と、ちょっとややこしいですが、
つまり駅前にあるって事です。

お店もちょっとややこしくて、店名は西洋釣具珈琲店リールズ。
釣りが趣味という店主が、釣り道具のリールも売っている喫茶店なので、
こういう名前に。

張り紙

入り口には、全席喫煙との張り紙があり、
非喫煙者である僕は、ちょいと心配だったのですが、
入り口近くに一つ離れた席が空いていたので、そこに陣取りました。
ここなら煙から逃れられる。

メニューにも「嫌煙権を主張する方のご利用はご遠慮ください」と書かれていて、
今や少なくなった愛煙家の為の、喫茶店のようです。

喫茶店と書きましたが、カフェと地元喫茶の中間ぐらいのお店かな?
カウンターには常連さんが陣取り、世間話に花を咲かせています。
マスターと常連さんとの会話も、ご近所さんという感じでした。

都電

駅前なので、窓からは都電が見えます。

表の風景を眺めていると、この付近は、巣鴨ほどではありませんが、
それでも比較的高齢者が多いようです。
そんな行き交う人々を観察していると、
高齢者の服は、独特の色が多いことにきづかされます。
焦げ茶とエンジとパープルの中間のような。
何色っていうのアレ?
なぜ、年を重ねるとあのような色が好きになるのでしょう?
見事に、その色を着ている年配の方が多かったです。

サイフォン

こちらは最近では少なくなったサイフォンでコーヒーを提供するお店。
注文したのは、ケニア550円と、
本日のデザート、マロン・バニーユ450円。

ケニアを注文したのは、比較的よく知っている味で
サイフォンのコーヒーの違いを比べてみたかったからです。

あくまでも個人的な感想なのですが、
ケニアは比較的酸味が強くフルーティーな感じなのですが、
サイフォンで淹れたこちらは、苦みもしっかりありました。
この方式だと、きっちり濃く抽出されるという事なんでしょうか?
最近、サイフォン方式を飲んでないので、一概に言えませんが、
なんだかそんな感じがしました。

何人かお客さんがやってきたのですが、
「すいません、ただ今、満席でして」と、あやまるマスター。

「今日は鬼子母神で、手創り市をやってるからじゃないですか?」
なんて会話が耳に入り、行ってみる為に、席を立つことにしたのでした。

■西洋釣具珈琲店 Reels (リールズ)
■東京都豊島区雑司が谷2-8-6
■営業:
10:00~19:00(火〜土)
10:00~18:00(日)
場所はこのへん
お店のサイト

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ロケットカフェ(雑司ヶ谷)

ロケットカフェ

新宿方面から江古田の家に帰る場合、山手通りや中野通りに出てしまう事が多いのですが、
この日は、池袋のジュンク堂書店に寄るために、珍しく明治通りを使いました。

その明治通り沿い、雑司ヶ谷と池袋の中間ぐらいにあるのが「ロケットカフェ」です。

看板

看板も控えめな感じで、左手の階段をのぼった2階にあるので、
隠れ家的雰囲気のするお店です。

店内

店内は15席ぐらいの、割とこぢんまりした感じですが、
明治通りを見下ろす席なんかもあったりして、
行き交う車や人々を見ながら、逆にのんびりしたりするのにもってこい。

昼間、皆さんがあくせく働く時間に、お先に失礼して飲むビールが旨いように、
早足で仕事へ向かう人たちを眺めながら飲むコーヒーも、また旨いのです。

カプチーノ

カプチーノは600円。

お店の壁はギャラリーになっていて、アーティストのミニ作品展になっています。
この日、飾られていたのは町を写しだしたモノクロの写真たち。
ちょうど座っている席の背の部分になるのですが、時々振り返ってみていると、
ドラマSPECの時のワイルドな感じではなく、
ハチクロの時のような草食系の加瀬亮みたいなマスターが、歩み寄り、
作品の説明をしてくれました。

少しでも注目して欲しいというような感じですが、押しが強い訳じゃなく控えめに。
解説をするというよりは、添えるという感じ。
いいな、その雰囲気が。
お店と縁あって作品を展示する事になったアーティストへの愛を感じました。

■ROCKET CAFE (ロケットカフェ)
■東京都豊島区目白2-16-20 大黒ビル2A
■営業:
12:00~15:00 (ランチ) 
15:00~18:00(カフェ)
18:00~23:00
12:00~23:00(土日)
■定休日:月曜
場所はこのへん
お店のサイト

目白

そろそろ帰宅しようとしたら、夕暮れがきれいだったので、
ビックリガードを通らず、山手線をまたぐ「花のはし」を渡ってみました。
自転車と歩行者だけが渡れる歩道橋です。
ここなら一段高くなっていて、目白方向に、風景が開けているからです。

写真では伝えきれないのですが、
夕暮れと言っても夕焼けの赤ではなく、空が金色になる瞬間があるのですよ。
マジックアワーとかゴールデンアワーと言われる時間。

仕事が終わり、みんなの安堵のため息で、町が包まれているような、
そんな雰囲気のする空気感なのでした。

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