ヨドバシカメラ関連のファンドに買収された事で、テナントの入れ替えや改修が始まっている池袋西武。「美食ファッションを中心とした全く新しい店として全館を改装します」との張り紙があり、すでにテナントが撤退し、パテーションで目張りされている箇所が目立ちます。
スポーツ用品売り場もこの通り。元々西武のスポーツ用品売り場は、レアな新製品がある訳でもなく、ABCマートのように安くもなく、存在感が薄かったのは確か。
東京オリンピックの時に「が~まるちょば」のピクトグラムのパフォーマンスが世界の笑いを誘い話題になったのですが、その時に急に人気になったピクトグラムTシャツが、オリンピックのオフィシャルストアで飛ぶように売れたのですが、「西武にもオリンピックコーナーあったな。ここならあるかも」と訪れたら、本当にあったという穴場スポットでした。
割と品揃えが良かったアウトドア系のノースフェイスやコロンビア、オッシュマンズなども取扱終了。
なにせ西武の半分ぐらいがヨドバシカメラになる予定なので、スポーツなど、ヨドバシとかぶる系は終了になるのでしょうね。
そんな中で、屋上庭園の讃岐うどんの「かるかや」が閉店するのはショックだったのですが、あの千疋屋も6月一杯で閉店だそうです。こちら側のフロア一帯がヨドバシカメラになる影響でしょうか?
記念に池袋西武本店限定のメニューを頂いておく事に。正真正銘のここでしか食べられないメニューです。
頂いたのはパルペソレイユ。マンゴーをメインとしたパフェです。
ソレイユは太陽という事で、オレンジの砂糖漬けで昇って行く太陽をイメージ。ん?千疋屋終了という事で日没的な暗示ではないでしょうね。
トップには完熟マンゴーとパッションフルーツのシャーベット。マンゴーの濃厚な甘味をパッションフルーツの酸味で中和して、交互に食べるのが吉と言った感じ。
その下にはカスタードクリームに生クリームを合わせたディプロマットクリーム。パッションフルーツのシャーベとの温度変化ですね。さらにクリームを彫ると、マンゴー、オレンジ、パッションフルーツの果肉が埋まっていて、食感を変えるようにクランブルクッキーが仕込まれています。
後半はマンゴーのシャーベットと、パッションフルーツとレモンのジュレ。
最近、パフェ界では、どういう順番で食べるさせるか、重ねる順番を「構成」と呼ぶ様になったのですが、番組の構成作家である自分からすると、よく考えられた構成に共感を抱きます。こういう素晴らしいお店が、池袋から撤退してしまうのですね。残念。
■千疋屋総本店 フルーツパーラー 西武池袋店
■東京都豊島区南池袋1-28-1 西武池袋本店 4F
■営業:
10:00〜21:00(月〜土)
10:00〜20:00(日祝)
■定休日:不定休
■場所はこのへん
■オフィシャルサイト