飲食店の多い江古田ですが、15時から17時にかけては、グルメ空白時間帯となります。ランチが終わった後の、店員さんのお昼休憩タイムとなるからです。家で原稿を書いていて、うっかりランチタイムを過ぎていると、ママチャリという名のラクダに乗って、やるせない気持ちで、グルメ砂漠を放浪する事になります。
家で食べろよと思われるかもしれませんが、原稿を書いていない時は、一旦、資料や原稿から離れ気分転換をしに、外に出たいのです。ここまで書き終わったという、小さなご褒美のような感じで。なので、チェーン店はやってるんですけど、出来れば個人店の美味しいお店に入りたいのです。小さな発見やワクワクを感じに。
この日も「しまった!」と思いながら、江古田を徘徊していたのですが、ECODA HẺMが開いている事に気がつきました。柵が閉まっているで、閉店しているのかなと思っていたのですが、足元の看板には、「16:30LO〜17:00」の文字があります。3軒屋台ゾーンがあるのですが、手前の一軒だけ開いていたのです。まさに、グルメ砂漠の中でオアシスを見つけたような気分でした。
屋台は3軒あって、ヌードル、ライス、カフェに分かれているのですが、平日は、手前の一軒だけ営業なんですかね。他は、開いていませんでした。
豚肉がガッツリのったコムディアという料理と、ベトナム風サンドイッチの、バインミーがあったので、バインミーを選びました。具材は、豚肉の甘辛焼きか、しうまいのトマトソースの2つから選べます。豚肉の甘辛焼きをチョイス。マンゴージュースがセットになって、900円。
家で原稿を書けるのって、いいねと言われる事があるんのですが、やった人ならわかると思いますが、意外とキツいのですよ。オンとオフのスイッチが切り替わらないので、ずーっと仕事モードになりがちだったりもします。あと、番組によって文体を変えなければいけなかったりもしますので、頭の切りかえも大事です。
そういう時は、一度、仕事以外の事を考えるのが一番です。なので、こうして美味しいサンドイッチを食べながら、「おお、パクチーが効いてるな」とか
「唐辛子に気をつけて食べてくださいと言われたけど、ほどよい辛さで、ちょうどいいな」と、全然関係ない事を考えて、前の仕事の事を忘れる事も、ただご飯を食べているように見えて、必要な時間だったりします。
フランスパンだけどベトナムの味。うん、パクチーの香りがたまらない。こういうちょっとした刺激で、リフレッシュスイッチがオンになります。カーリングじゃないですが、こういう「もぐもぐタイム」必要なんです。
■ECODA HẺM(江古田ヘム)
■東京都練馬区旭丘1-74-9
■営業
2:00~17:00(16:30L.O.)
■定休日:毎週火・水曜日
■場所はこのへん
■お店のサイト