新城幸也 移籍

新城幸也

Japan Cupを前に、自転車ファンにとっては大きな発表がありました!
新城幸也選手が、長く所属したユーロップカーから移籍!
2016年からは、イタリア籍のチーム、ランプレ・メリダで活動する事に。

ユーロップカーも、トマ・ボクレールがいたり、ピエール・ロランがいたり、
そのアシストとして働き、時には逃げを許された新城選手なので、
ユーロップカーに愛着のあるファンも多いと思うのですが、
正直、僕はランプレと聞いた時に、喜びました。

今年のジロ・デ・イタリアでの活躍がカッコ良かったからです。

基本、僕はスプリンター系のチームの作るトレインが好きで、
2009年のHTCコロンビアが至高だと思っているのですが、
最近のチームだとグライペルを発射する、
ロット・ソウダル(ベリソル時代)のトレインが好きなのです。

ところが、最近は、ロットのトレインも早々に崩壊する事が多く、
ゴール前1㎞で、もう1枚しか残っていない事が多数。

そんなジレンマを抱えている中で観た、
ジロ・デ・イタリアのランプレ・メリダのトレインが美しかったのです。

ジロ・デ・イタリア、2015の第7ステージ。
残り2㎞で、各チーム4枚ずつぐらい残しているトレイン。
ところが、残り1.5㎞で、トップに立ちながら、
ハンセン&グライペルと、2枚しか残っていない、ロット。

1.0㎞で、グライペルが沈み、
オリカ・グリーンエッジが先頭に。
ここで満を持して、後方からランプレがが登場。

最終的にはランプレのトレインも崩壊するのだけど、
その後ろから伏兵のランプレのウリッシが飛び出して勝利!
第二波を用意していたランプレがステージを物にしました。

ジロ・デ・イタリア、2015の第13ステージ。
こちらも、残り2㎞でランプレが主導権を握ると、
そこから、ずーっと先頭を引き続けます。
どのチームもトレイン崩壊しているのに、ランプレのみ
残り400mまで3枚残してのスプリント勝負。

最近残り1㎞で、3枚〜4枚残している事ってマレなので、
トレイン観ていて、ちょっと羨ましかったです。

そして凄かったのが、ジロ・デ・イタリア、2015の第17ステージ。

基本、平坦コースなんだけど、ゴール前に短い登りがあり、
スプリンターチームは、そこで崩壊。
個々の選手がアタックをかけて逃げを狙い始めます。

残り1.2㎞、その逃げを吸収した集団。
パっと先頭が開けると、その中から現れるピンクの軍団。
各チームがバラバラで走っている中、
ランプレだけ4枚で走っているのです。

なんか「ビックリドッキリメカ発進」みたいな雰囲気。
実況のサッシャさんも「ランプレ、最後、いい仕事したね」と感心しています。

何がいいたいかというと、
来年、新城がこのトレインの中に入るんじゃないか?
そしたら平坦ステージは、残り3㎞ぐらいからの興奮が凄いんじゃないか?
ロットとランプレが並んでトレイン組んだら、どちらを応援しよう?

…と想像して、ワクワクが止まらない訳です。
なので僕は、ランプレ移籍大歓迎派です!

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ツール・ド・フランス2015

先日ゲストにお迎えした、SEKAI NO OWARIのDJ LOVEさんが
ツールドフランスについて、ツイートしていたので、
打ち合わせの時に、いろいろ聞いてみました。

まず、これが「最後はグライペル!」の、
ツールドフランス第21ステージ、ファイナルの「花のパリ、シャンゼリゼ」
ここではスプリンターの力比べ。

今年は、キッテルがいないのもあり、グライペルが断トツの強さ。
ステージ4勝!
ロット・ソウダルを応援している身としては、非常に面白かったです。

DJ LOVEさんが一番興奮したのは、第19ステージのキンタナだそうです。
好きなチームは、トレックで、カンチェラーラを応援していたのですが、
落車の影響で、リタイア。

その後は、いろんな選手を見ながら、キンタナに引き込まれたのだとか。
19ステージでは、フルームを置いて、グイグイ登っていく
クライマーとしての、実力を見せつけてくれました。

各チームとも、終盤戦に山岳が続くので、キンタナを恐れ、
平坦が続く前半戦で、タイム差をつける作戦に出たのですが、
やはり、平坦で遅れたのが、最後まで響きましたね。

でも、あの登りは、凄かった。

僕が個人的に、感動したのは、第16ステージのアダム・ハンセン。
ジロ・デ・イタリア、ツール・ド・フランス、ブエルタ・ア・エスパーニャという
グランツール完走記録を更新中のハンセン。

これだけでも凄いので鉄人ハンセンと呼ばれているのですが、
今年は、前半戦で落車に巻き込まれて、脱臼。
ついに、リタイアで記録が切れるかと思いきや、
痛みを押して、最終着でゴール。

そして、次のレースも、次のレースも、
心が折れそうになりながら、完走をします。

今年は、完走だけでも御の字だと思っていたら、
何と第16ステージで、アタック出たではありませんか。

ちゃんと勝負してる…。

脱臼しながら21ステージを走り抜いたハンセン。
お疲れ様でした。

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